2023年1月9日(月)午後3時33分 長野県木曽郡木曽町・木曽福島駅

(現)JR自由席特急券:木曽福島→名古屋 1860円
 当初計画では名古屋を出る段階から1時間遅く、午後3時台の便でそのまま帰ることは可能なものの無意義だっただろう。ということで復路もまた、1時間早い便に乗ることとなる。8両であり、付属編成の2両分が自由席だ。

6.木曽福島(15:31)15:33発→名古屋17:07着 特急しなの16号/名古屋行き クモハ383-13
 乗ってみれば自由席が空いていなかった。しかしながら指定席はまだ空席があるようなので、そうなれば答えが決まっている。

(現)JR特急指定席変更・繁忙期:木曽福島→名古屋 730円
 車内で指定席への変更が可能なので、長距離乗車ならば座るべく。差額を支払って車掌から指定席変更券を受け取り、指定された席へ。これで自動改札は通れなくなった。なお繁忙期なので、追加する料金が200円増しになっている。


6.木曽福島(15:31)15:33発→名古屋17:07着 特急しなの16号/名古屋行き クモハ383-5
 空席もまた通路側しかなく、車窓の景色は写真にできないだろう。ということで、ここからは軽く流す程度にまとめようか。

 南木曽は選択停車(聖高原,明科,上松,南木曽,恵那)に含まれ、この便は(恵那を通過することもあり)停車する。7年前はセントラルライナー廃止後の快速(313系8000番台)が目的であり、南木曽始発の中津川行きにも乗車した。

 ということで中津川に停車した後、右に見えるリニア新幹線とおぼしき工事現場は写真なし。何ならひと眠りしてもいいだろう。

 多治見ではそこそこ降りただろう。塩尻から多治見のうち、50km以内の利用であれば自由席特急料金がやや安価に設定されている。多治見からは千種まで停車がなく、自由席料金は通常価格だ。

 高蔵寺を通過してからは標高の低い平野部を突き進む。盆地こそ挟めど日本海側の上越妙高か、関東平野は高尾以来だ。普通や快速の本数が多いところ、外は着実に日が暮れていく。


 千種で降りる客は結構多い。さすがにここから料金を支払って、特急へわざわざ乗る客はいないだろう。これが実のところ、今回の裏テーマであった。

 千種から名古屋は名古屋市内の短距離移動であり、最後の"ワイドビューチャイム"が実質全てだろう。乗り換え路線は多く、余韻と共に放送も必然と長くなる。ある意味、それがいい。


 木曽福島での遅延を回復し、94分で名古屋に到着。折り返しはそのまま回送となる。

 車内で指定席へ変更したため、2枚になった特急券は自動改札で回収できなくなっていた。そのため有人通路で回収した後、青空フリーパスは自動改札へ。しかしどうも処理異常の後、やり直せば二重処理扱いに。そもそも木曽福島に自動改札はなかったり…。


 ということで、計画にあるのはここまでとなる。今回の行程を見れば名古屋~下呂~名古屋~木曽福島~名古屋となり、特急を少ししか利用していない2015年11月の回に似通っていた。

 もう少しだけ乗るとしようか。自動改札はそのまま反応し、通過することができている。



7.名古屋17:26発→金山17:30着 快速5741M/中津川行き モハ315-513
 最初に新型特急車両たるHC85へ乗車しており、新型一般車両たる315系へも乗ってみたかったということ。意外にもこの日、JRで乗る最初にして唯一の一般車両となった。


 金山で終わろう。

8.金山17:38発→須ヶ口17:51着 急行/名鉄一宮行き 3584
 結局はいつものごとく、金山から座ろうという考えでまとまった。もっとも津島線へは直通しないため、須ヶ口で再度繰り返すこととなる。

9.須ヶ口17:54発→木田18:01着 普通/佐屋行き 3574
 なお乗り継いだ2本とも、3500系の未更新車両であった。気付けば前期型は更新内容の差こそあれど、2022年末現在最低でも機器更新は完了している。全34本中、残すは20本目以降だ。


 さて今回乗車した『しなの』は往路の13号、復路の16号とも"いわく付き"だったりする。現在は全便とも千種,多治見に停車するが、2009年3月改正まで13号は両駅を通過する唯一の便であった。名古屋から中津川まで無停車となり、なかなか恐れ入る。

 また16号は2016年3月改正まで、大阪発着の1往復に該当。運行距離は441.2kmになり、在来線定期昼行旅客列車では当時の最長距離を誇っている。ついでに名古屋から先、この1往復が大垣を通過する唯一の在来線定期昼行旅客列車となっていた。

(令和に復活!青空フリーパスで周遊記 おわり)