前置きが面倒になったので、今回は直接いつもの与太話へ進もう。

(1)もし初代『みえ』用の改造種車がキハ48だったら?

 まず史実として1992年、武豊線向けキハ48の500番台(トイレ付)へワンマン・駆動系等の改造をなした車両が+3000番台となる。対になる1500番台(トイレなし)は当該分にワンマン改造が施されたのみで、駆動装置に変化はなく番号もそのままであった。

 続いて1997年からJR東海全てのキハ(40・47・)48へ、駆動装置等への改造を行った。その際に車両番号の下2桁を原番号順に01から整理しており、すでに3500番台となっていた車両は3800番台となる。

 500番台(トイレ付)と1500番台(トイレなし)へ、新しく改造を施した車両は5500番台(トイレ付)と6500番台(トイレなし)。ワンマン改造がなされた車両はいずれも+300番台となった。車両番号の下2桁を原番号順に01から整理しており、3800番台とも共通となっている。

 さてもう1つ史実として1989年、急行『かすが』等に使うキハ58とキハ65へ1両ずつ車内を更新。新幹線0系由来のリクライニングシートが搭載された。この時点では+5000番台となるのみであった。

 そこへキハ58とキハ65を追加で改造。当該改造車両は車内設備のほか駆動系も改造され、初代快速『みえ』で110km/h走行に対応する車両は5001から新しく付番された。先に改造された分は駆動系がそのままとあって区別され、それぞれ3001へ改番されている。

 ということで本題。もし初代『みえ』用の最高110km/h改造種車が、キハ58とキハ65でなくキハ48だったら?車内設備については史実のキハ65と同じく、新幹線0系由来のリクライニングシートが搭載される。

 駆動系については台車枠から交換するなど、まさしく"魔改造"。こうして改造された車両は従来の低性能から脱却すべく、まずは+5000番台でいいだろう。その後史実同様に全車両へ駆動系改造がなされると、7000番台(トイレ付)と8000番台(トイレなし)。それぞれ下1桁は01から再付番か。

 まあ、改番号やら気になっただけの話。なおそれら国鉄気動車は、2016年3月までに全てJR東海から撤退した。

(おわり)

(2)JR東海C233系

 どうも東海道本線は、静岡である程度系統を分離させたほうがいいような気がしてきた。現状でも日中の多くは浜松~興津と、島田~三島・熱海に分かれており。需要の多い島田~興津は、双方が互いに補完して本数を増やしている。

 さらに文化的にも、静岡から東は東京よりとされる。なんなら車両もかつての113系よろしく、E231系やE233系に準拠した5両編成を用いても面白そう。加えて有人駅が多数を占めることから、乗り入れる際に中編成ワンマンにも対応させてよさそう。

 そうなればJR東海も4ドア5両編成を導入し、当初から中編成ワンマンに対応させるかと。問題は5両で足りず、313系の2両ないし3両を連結させたほうがいい場合か。なお315系は現時点で4両編成のみのため、当該4ドア5両編成とは併結を行わない。

 そうすると313系もJR東日本の4ドア5両編成との併結対応を施す必要があるし、JR東日本の4ドア5両編成も313系との併結対応を施す必要がある。JR東日本のE231系は機器更新が施されただけに、再度各種工事というのも煩わしいか。

 JR東日本のE231系とE233系は5両編成を当該併結に対応させるとして、10両編成もある程度反映させる必要がある。例えば行先表示はこれまで種別と行先等を一体化させていたところ、両者を分けて設定させるようにしたい。JR東海の313系は種別と行先を分けて設定している。

 E231系の車内案内装置はLED式で存置するが、2段式に統一させようか。5両編成の号車表示はE531系に準じて、車内案内装置に内蔵させるのがいいと思う。E233系の車内案内装置は液晶画面式がいいだろうが、広告用までは不要かと。

 JR東海が新規で製造する場合、本来ならば日本車両製造で製造するところ例外が生じる。総合車両製作所にて製造ならばE235系の設計を流用してもよさそうで、ただし1000番台後期型のコストカット箇所も反映されるかもしれない。INTEROSも搭載せず、従来のTIMSを搭載。

 それら4ドア車体のみを総合車両製作所にてOEM製造し、日本車両製造が仕上げるのもどうか。さすがにそんな面倒はしないだろうが。

 なお該当する5両編成は島田~宇都宮・前橋が範囲となるが、熱海を境に直通運用は一切ない。実質は安易な短編成運用に反対する声明であり、それを踏まえて考えただけの話。


 E231系は番台区分や振れ幅が大きいので、4000~5500番台へ改番させよう。実は元から振れ幅が大きくとも、法則は単純に決まっていた。

(おわり)

(3)令和のパノラマメイツ

 名鉄では原則として全駅に自動改札が設置され、ワンマン方式は蒲郡地区と御嵩地区を除いて編成量数の問われないタイプとされる。現に三河線,豊川線,尾西線ではこの方式のワンマン運転を実施。加えて各務原線へのワンマン対応が噂され、中編成ワンマン対応済みの車両も登場している。

 そんな名鉄で、特急のワンマン扱いにまで手を付けたならば?さすがに特別車と一般車は管理上分けられるべきものであり、客室乗務員は必要とされるだろう。そういえば、平成初期は『パノラマメイツ』なる乗務員が…。

 ということで"令和のパノラマメイツ"。運転業務とドア開閉業務は運転士が行い、車内改札などの業務に専念するのだ。平成初期の『パノラマメイツ』は女性が担っていたものだが、ここで述べる"令和のパノラマメイツ"は男女関係なく乗務するものとしたい。

 なお全車特別車のミュースカイは4両編成のみ、当該で記述した方式によるワンマン扱いが可能とみた。…1000系は構造上無理だったか。

(おわり)