もも「で…、今日は急遽のスタジオトークってわけね?」
さく「スタジオってか、出かける準備してきちゃってるし。日帰りで軽いけど。」
もも「まあ、…ね?あっちがあっちでああなったんだし、こっちはこっちで。」


なぎ「何なら、3人でこの辺だけ軽く回ったって。」
もも「そうだった、アンタもいるんだった。」
さく「でもどうするよ?この辺ったって、基本プランニングありきだったし。」
もも「そういやそうよね。ノープランだか何だかで、グダグダで終わるってパターン。」


さく「本当、この辺だと…。だいたい行きつくしちゃってるもん。どこかいいとこない?」
もも「いいとこね…、もう1回行きたいような…。この辺で。」
なぎ「大須なら結構あるだろ、食べる系も遊びも。」
さく「そういえばだけど、なぎ姉って食いしん坊キャラだったんだっけ?」


なぎ「ってか、食べ歩くんなら単独行動でもよくないか?」
もも「まあ、あんまり大人数ってのもアレでしょ。今いない人なんか抜け駆けしまくって。」
さく「抜け駆けって…、じゃあ大須は単独行動で。」


もも「…いや、まあ大須はいいの。本来どこ行こうって話は?」
さく「ああ…、そっち。まだ岐阜に長良川鉄道も残ってるっていうし。」
もも「あ、アレまだだったの?」
さく「長良川って結構長いじゃん。」


もも「そうしたらさ、名鉄とかJRのフリー。」
さく「それがあった、青空フリーの。最近やってなかった。」
なぎ「やるのか?青空。」
もも「いや、別に今からじゃなくたって。フルメンバー揃ってからでも。」


さく「ってか、前やったのっていつだっけ?」
もも「さあね…、名松線がどうとか以来?」
なぎ「6年ぐらい前に。」
さく「あれ、もうそんなに?」


もも「…そうすると、抜け駆けで3周目やんの?」
さく「いや、3周目やっちゃうと抜け出せないよ。」
もも「そりゃ、アンタらの匙加減よ。」


なぎ「名鉄はどうなんだ?」
もも「名鉄なんか抜け駆けでたくさんやられてんの。ホームっていう。」
さく「いいけど、本当に行くだけで終わっちゃうかもよ。」


もも「あの、まる乗りってのまだあんの?」
さく「普通に券売機で買えるよ?2DAYも。」
もも「ああ、だったらね…。」
さく「特急、特別車。乗るならそれこそ、朝からだしもうこの時間だと。」


なぎ「じゃあ単純に、内海往復で。」
もも「いいじゃないの。一昨年から去年で2回も抜け駆けされて。」
さく「原付入れちゃだダメだよ。とりあえず、内海ならいいでしょ。」


 こうして内海へ出向いた"3人"。知多新線は名鉄による沿線開発の方向性が定まらず、リゾートも宅地も中途半端に終わってしまった感が否めない。終着駅たる内海も無人化され、シーズンオフとあってすっかり寂れてしまっていた。
(おわり)