2017年11月26日(日)午前10時28分 愛知県豊田市
原付は小回り右折できないので、少々回り込む。設楽町の国道420号、豊邦大橋のところから38.1km…。
めぐ「こんなとこにあったんだ…。」
ひろ「あ、何か見たかったのか?」
めぐ「ちょっと…、それとそろそろ一息入れたかったし。」
気になっていた『とよたエコフルタウン』があったので、休憩がてら立ち寄ってみた。未来の低炭素社会など…。
めぐ「…あのねぇ?」
ひろ「わからんのに気にしてたのか…。」
めぐ「考えたら負けかなって。」
ひろ「ディレクション気にしてるんなら、負けで。」
スマートハウス『クルマとつながる家』。家庭で用いる電源をシステムで管理し、エネルギー使用の最適化を図るという。車も家庭用電源を利用するプラグインハイブリッドと、電気自動車だろう。
めぐ「まあ…、単に新しい家を見るのが好きってことにして。」
ひろ「そういうのやめろ。」
燃料電池車が用いる水素ステーション。そのとおりに水素を燃料として補給し、空気中の酸素と化学反応させ発電。モーターを回して走らせる方式であるため、仕組みとしては電気自動車にも通じている。
めぐ「今年になって、割と近くのスタンドで水素始めてるんだけど…。」
ひろ「ああ、そうかい?」
めぐ「使ってるの見たことないのよ。」
ひろ「そりゃ…、モノがないなら使われんだろ。」
パビリオンにて、とりあえずトイレに入っておこう。ここでは各種技術が映像などで紹介される。
めぐ「あんまり考えると生活できなくなっちゃいそうで。」
ひろ「で…、感じた?」
めぐ「…こう言われるとなんかヤラしい。」
ひろ「お前が言ったんだろ、考えるな感じろって。」
エコフルタウンの敷地内にもバスが乗り入れており、利用するにはパビリオン内部の端末で呼び出す必要がある。バス停はパビリオンの玄関前に設けられており、敷地の車止めがバスに反応して通過可能となる仕組み。
めぐ「…1回見たいんだけどね。」
ひろ「まあ…、次あるかわかんないけどな。」
水素ステーションに燃料電池車『ミライ』が1台入ってきた。現状では安全上の観点からか、作業は全て資格を有する保安係員が行っている。
ひろ「…あれ、写真とかいいのか?」
めぐ「あんまり勝手に他人の車で、色々あったら困るし。」
1人用の超小型電動自動車は、ここを拠点として貸し出されている。法律では『ミニカー』として扱われ、普通自動車免許で乗車可能。自動車専用道路は走行できない。豊田市内(市街地から遠く離れない範囲)には、充電可能な箇所がいくつか設けられている。
めぐ「まあ…、四輪はいいよ。」
ひろ「そこは欲持てよ…。」
下調べもなく、あまり深いところまでは踏み込まず失礼しよう。今日は名古屋へ向かう途中のスーパー銭湯で、冷えた体を温める予定である。
エコフルタウンを出て2.3km、目に入った『とんから亭』はすかいらーく系列らしい。入浴後に空腹で落ち着かなかった昨日の反省もあるため、先に腹を満たす作戦に出よう。
ひろ「寝るったって、昼と夜は変わらんだろ。」
めぐ「結果、そうかもしれないけどね…。」
あくまで低予算を謳うブログ旅行記。昼食に選んだのは…?
(現)千切りキャベツ(とんから亭) 96円
まずは野菜を頂きたい。しかしながら、ソース類が特製ソースと柚子ドレッシングしかない。
ひろ「…ダメなのか?」
めぐ「いや、いつもゴマ選んでるし。それが合うってことで…。」
(現)単品から揚げ(とんから亭) 1個139円
おまけみたいなつもりで入れたはずながら、モモ肉の唐揚げ1個は結構大きい。店内用は味付けを選択できないようだが、間違いなく醤油味。単純計算で4個556円になるため、値段だけならば"球場めし"とトントンかと…。
(現)カツ丼・梅(とんから亭) 539円
初めてなので、今日はロース80gで様子を見る。これ以上ない安定感の卵とじに、三つ葉がのっていてよかったと思う。
めぐ「…普通に好きです。」
ひろ「…他ないんだな?」
…ごちそうさま。なお豊田市のこの店は早々と、同じすかいらーく系列の『から好し』へ転換された。
ひろ「美味しゅうございました。」
国道153号 豊田市役所(豊田市)→浅田町平子(日進市)
食後もまだまだ国道を走り続ける。中央分離帯のない片側2車線から、豊田西バイパスへ。交通量はこれまでの山間路線と比べ物にならないほど、多くなってくる。
ひろ「ここは何度か通ってんだろ?」
めぐ「結構、気になっちゃうのよ。」
中央分離帯のある高架道路へと進み、東名高速をくぐった先でみよし市へ。長かった豊田市からようやく抜ける。
めぐ「ありがとう、豊田市。」
ひろ「これは正しい。」
この豊田西バイパス。高架道路を全区間で設けられるよう、中央分離帯が大きく取られている。現状は片側2車線で間に合っているようだが、片側3車線とする計画はあるらしい。土が盛られたところへ、木々が生えてきている。
周辺は住宅地であり、アップダウンや立体交差も見られる。同じ国道153号でも、稲武や足助の山間部とは大違いである。
めぐ「153の何が好きかってね…、こういう変化なの。」
ひろ「あ…、まあそうだよな。あの山からこういうとこまで、一気っちゃ一気で。」
めぐ「それもだし…、飯田は盆地みたいな町っぽさとかも。」
ひろ「もう飯田はいいだろ。」
(つづく)