2017年8月14日(月)午後1時14分 京都市下京区・京都駅
実質的には関西空港線として扱われる30番ホーム。路線色は同じ青色なので違和感がないものの、駅名標を見ると隣の駅は新大阪と表記されている。新しくなった駅名標は多言語対応となり、英字フォントも変わっている。
さく「…でもこれじゃ高槻どうするのさ?」
もも「…アウェーのこと私に聞かないでよ。」
反対側は名実共に山陰本線ホームであり、駅名標の下部分は路線色となる薄紫色。新しくなった駅名標は内照式LEDが採用され、従来の蛍光灯式より薄型となっている。当時隣の駅となっていた丹波口までの間に2019年、新しく『梅小路京都西』駅が設けられた。
なぎ「…梅小路はないのか?」
めぐ「…なくはないけど、いつになるかはわかんない。」
はるか31号は6両で運転される。これから乗る自由席は前3両、4~6号車となる。
さく「海外組に先越されないようにね…。」
なぎ「さすがに大丈夫だろ、空港しか行かないんだしさ。」
281系の車内は電球色照明に、ベージュ系の座席色。ヘッドカバーは黄色となっている。全体的に暖色系で落ち着きを感じさせるも、同時期に登場した681系と異なりあくまで短距離向け。そのためか、座席背面にテーブルはない。
もも「…空きまくりだったんなら、それ食べたり?」
めぐ「じゃあ、軽めのランチ。」
(A)ジャンバラヤおむすび(セブン-イレブン) 140円
先程『セブン-イレブン』となった売店で購入。外装に"スパイスが決め手!"とあるように、ケチャップライスの中に辛みが利いている。この価格では厳しいだろうけど、玉子焼きが加わると更に美味しいかも。…って、そうするとオムライス風だ。
(A)お好み焼き屋さんのソース焼き飯(セブン-イレブン) 140円
一方でこちらには玉子焼きが入っている。モノ自体も単なるソースご飯でなく、焼きそばが入っているという特徴を持つ。この2商品は名古屋地区で見なかったような…?
さく「…狙った?」
めぐ「…珍しさ。」
2.京都13:30発→天王寺14:15着 特急はるか31号/関西空港行き モハ281-17
30分間隔で運転されるためか、自由席にほぼ空席しかないまま発車。近年のアジア旅行者需要なのか、LEDの案内に韓国語や中国語も表示される。やはり"日本人"は既に海外へ出た後だったのだろうか?
なぎ「とりあえず、誤解を招く表現するな。」
現役で蒸気機関車を配置しながら、博物館としても機能していた梅小路機関区。大阪弁天町の交通科学博物館が2014年に閉館し、その機能を集約する形で拡張。京都鉄道博物館となった。
めぐ「…行くのっていつなるんだろうね?」
もも「いや、アンタそれ決めるんじゃなくって?」
しばらくは複々線のもう1つ外側、京都から見て右に1本ある単線らしい線路を通っていく。京都を始発とする『はるか』は、30番線から発車した時点で専用ルートを走行しているのだ。
なぎ「これさ…、くろしおは違うんだろ?」
さく「くろしおは多分違うと思うけど…。」
西大路を過ぎても"隠しルート"を走行。そのまま桂川付近まで進み、本線を跨いで複々線の外側線に合流する。これで通常の特急(サンダーバードなど)と同じになった。
めぐ「とりあえず最初はここまでかなって。」
さく「これ、前っていつだっけ?」
なぎ「どうだろう…、10年?」
もも「…いいけど、キャラ設定とか合わなくなるわよ。」
京都府から大阪府にかけて、山を回り込むような線形を成している。トンネルで貫かないのはJRぐらいだとか。遠くを見ると、山の斜面にまで住宅が建ち並んでいるのがわかる。
もも「外れたらそういうのさ…?」
めぐ「だって…、気にならない?」
高槻は通過線にホームを設けた形。その後は茨木から千里丘にかけ、再び本線と離れていく『はるか』。複々線の本線を跨ぎ、右に見えるのは吹田貨物ターミナル。JR西日本の吹田総合車両所もこの付近にある。
さく「はい、また本番。」
なぎ「忙しいよな…。」
複々線のもう1つ外側、京都から見て右の線路を通っていく。東淀川の手前で、新しい高架線路と合流する形になった"隠しルート"。この高架線路こそ、久宝寺から続くおおさか東線である。
めぐ「…なんかまた焼き直しになりそう。」
もも「焼き直しはいいけど…、大宮も?」
さく「そういや行ってないね、あれから全然。」
そのまま、新大阪の11番ホーム(当時)へ。進行方向から見て左にホームが増設され、工事完成後に順次移動する形。最終的には合計で5面10線となった。2019年開業後のおおさか東線は、梅田貨物線を経由する列車が用いていた2022年現在の2番ホームを発着する。
もも「今、しれっと貨物線って出たわね…。」
海外からの需要が大きいJR特急、やはり新大阪からは結構な乗車があった。駅名標を見ると、隣の駅は西九条と表記。
さく「ある意味作戦成功ってことで…。」
なぎ「成功も何もないだろ。」
やはり複々線のもう1つ外側、右寄りに今度は複線で通っていく梅田貨物線。淀川を渡る鉄橋は、線路が6本分あるということになる。
めぐ「本番はここからだからね…。」
もも「アンタらの最重要ポイントはそこなのよ?」
淀川を渡った先。気付けば本線から離れており、西日本JRバスの車庫を横目に地平へと降りていく。速度も低く、比較的ゆっくりと進んでいく281系。
なぎ「…逃したってわけじゃないよな?」
さく「いいでしょ。そういうのとか、後で調べたって書きゃいいんだし。」
(つづく)