2022年6月11日(土)午後4時20分 名古屋市西区・栄生駅

 今回は名鉄名古屋本線、栄生の名鉄病院口を見ていこうと思う。1面2線式のホームは当初6両対応で、8両に対応するようになったのはエレベーターが設置されてからのことだ。機種そのものは"正面口"と名鉄病院口で変わりない。


 階段を下り、線路の下に通路が設けられている。以前からあったもので、天井が低く狭苦しい。


 通路を抜けたところで、階段を再度上がることとなる。こちらにもエレベーターが設けられていた。こちらは名鉄病院のリニューアルと合わせて整備され、構造が新しい。


 名鉄病院の2階に直結する形で、階段を上がれば栄生の名鉄病院口となる。病院の1階には売店と一体化するようにコンビニがあり、入院に備えた品も取り揃っているほか雰囲気も異なっている。なお2022年6月現在、病院へ直結する扉は一般客が通れないようだ。


 駅への通路には調剤薬局と、コーヒー店が入居。調剤薬局はシャッターが下りているようで、土曜日のこの時間なのか開いていない。改札は全て広いタイプとなっていた。


 今日は続いて神宮前へも出向いてみよう。こちらは2階に改札を有する橋上駅となる。通路にあるコンビニは、隣接する書店と一体化してリニューアルされていた。


 東口と西口を結び、かつて名鉄のみならずJRの線路も踏切で越えていた。現在は踏切が閉鎖されており、自転車も利用可能であろうエレベーターと歩道橋が役割を担う。


 東口はこれまであまり見なかったほうと言えようか。2021年にミュープラット神宮前が隣接地に開業し、1階が『パレマルシェ』となる。なおパレマルシェはかつて『名鉄パレ』となっていたように、名鉄グループに属していた。

 2~3階は飲食や物販などの店々が入居し、駅へつながる通路は2階。4階はクリニックが主体となっていたが、2022年6月時点で2区画ほど空きが見られる。


 西口はかつて駅ビルがあり、メインのほうと言えようか。2022年現在は通路や階段としてのみ扱われており、天井や壁面も仮設構造となっていた。


 駅ビルの解体工事が進んでおり、動線はすっかり変わってしまっている。そんな駅ビルに入っていたのが『パレマルシェ』で、百貨店形態の大型店舗であった。パレマルシェが東口のミュープラットにオープンしたことからも、実質的にはそちらへ引き継がれている。


 メインのほうと言えた所以こそ熱田神宮である。駅前にはバスやタクシーの乗り場があったところ、解体工事の進捗により制約が生じている。


 一方で古くからの商店街は姿を残していた。狭苦しい路地に飲み屋街などが並ぶ『神宮小路』も、どこか時代の変化を受け付けず"色濃い"ままだ。


 さて6月15日時点で…。名鉄6028F、まだ生きとったんかワレ!


 最後にリトルワールドのイベントの…、お前は誰なんだ。

(おわり)