めぐ「とりあえず5月の北海道旅行をベーシック仕様で進めてまして、今回は関連する考え話を。またいい加減ですけど、よろしければ是非。」
(3)青函トンネルカートレイン構想について、料金区分を考えてみる
この度の札幌遠征では北海道新幹線を利用したのだが、本数そのものは決して多くない。昨今色々あって東北新幹線で減便ダイヤが組まれた際も、北海道新幹線では減便もなくほぼそのままのダイヤであった。
さて開業後から2016年までは在来線であり、特に全列車が特急となった2002年からは蟹田~木古内で自由席特急料金が不要となっていた。新幹線となってからはそのまま運賃のみで利用できなくなり、青春18きっぷで往来する際は専用のオプション券を必要とする。
(なお『北海道&東日本パス』では、特急時代から青森~函館で自由席特急券との全面併用が可能。新幹線開業後も特定特急券との全面併用が可能であり、北海道新幹線普通車指定席の空席を利用できる。)
問題は該当部である奥津軽いまべつ~木古内の利用可能な本数が少ないうえ、接続する津軽線のダイヤとあまりかみ合っていないこと。これにより青春18きっぷで往来する際は行程に大きな制約が生まれてしまい、シーズン中には(津軽線の)混雑も予想できてしまうのだ。
一方で青函トンネルにおいては、カートレイン構想もある。前置きが長くなったが、今回は現行の青函トンネルをベースに述べていきたい。料金区分を考えてみるのであって、車の料金そのものについてはひとまず先送りとしておく。
まずは"大人が単独利用する場合"の参考価格として、現行の奥津軽いまべつ~木古内における料金を見ておこう。普通運賃1680円、新幹線特定特急券は1520円となる。利用だけならばともかく、新幹線との差別化は図ってもよさそうだ。
続いてとあるフェリーにおける区分を一例に、自動車の区分を見ていこうか。乗用車は3m以下,3~4m,4~5m,5~6mに分けられ、6m以上は1mごとに追加料金となる。
トラック・バスも3m以下,3~4m,4~5m,5~6mに分けられ、6m以上は要問い合わせらしいが実際どうなのか。二輪車は自転車と、125cc以下,750cc以下,750cc以上。サイドカーは750ccを境に分けられる。他は手荷物、小荷物などに料金が課されることだろう。
…まあ今回は実現可能性を一旦無視して、貨物電車みたく想像してみただけだ。
(つづく、…かもしれないがおわり)
(4)なんだかんだ言って青春18きっぷと追加料金で新幹線が利用可能ならば、新幹線を挟んで乗り込む説
先に触れていた、北海道新幹線と青春18きっぷを合わせるオプション券について。現状は北海道新幹線の奥津軽いまべつ~木古内に限られており、接続する津軽線のダイヤとあまりかみ合っていない(と思われる)。木古内~函館は第3セクターとなった『道南いさりび鉄道』を利用する。
追加の負担が増えても利便性という意見が出るのは当然だ。現に『北海道&東日本パス』では、特定特急券との全面併用が可能であるのだし。なお北海道新幹線全区間を通し利用する場合、特定特急券は4000円となる。
これは新幹線開業の際に第3セクター化され、並行在来線で青春18きっぷが利用できなくなった事例にも共通する。条件付きで青春18きっぷがそのまま利用可能な例はあるが、多くは全てが無効化される。どちらへ進む料金も必要ならば、ややもするとその地域に足が向かなくなってしまう。
(開業迫った西九州新幹線は例外的に、並行在来線も当面JRが運行することとなっている。本数はともかく、おそらく青春18きっぷはそのまま利用可能であろう。)
そこで並行在来線が第3セクターとなった区間においても、青春18きっぷと追加料金で新幹線が利用可能になるオプション券を希望する。料金は自由席特急券(および特定特急券)と同額がいいだろう。あくまで"オプション券"として購入し、青春18きっぷ旅行者による地域振興が目的だ。
なんなら東海道新幹線でも考えてみる。こちらは"オールロングシート回避"だけが実質の目的で、熱海~豊橋。それこそJR東海による在来線区間の全てを対象に、熱海~米原とするか。もちろん『ひかり』および『こだま』の利用が条件だ。これによって新富士や岐阜羽島へも到達可能に…。
…多分ないだろうな、面白いけど。
(おわり)
(5)快速列車における指定席料金を、別の観点で考えてみよう
この3月改正で快速エアポートの指定席『uシート』が、均一料金制そのままに840円となった。当ブログで苦言を呈していたものの、この度の札幌遠征でなんだかんだ利用してしまっている。同じJR北海道では観光用列車も対象だ。
さて実は同じ3月改正で、JR西日本で新快速の『Aシート』が全席指定に。チケットレスサービスへの全面移行を危惧、要するにGoogleアカウントとクレジットカードの保有義務が生じるのを危惧していた。しかし実態はJR北海道と同じく指定席券売機で購入可能らしく、料金も同じく均一で840円となる。
何ならまたよからぬことを…。JR東海の快速『みえ』の指定席を、特急型リクライニングシートへグレードアップさせてみる際に。さらには『南紀』が(最短2両編成という現状から)特急である必要性も揺らいでいることから、車両共通化と快速格下げもにらんで考えた。
ただし原則として50km以下は330円にし、51km以上を840円とする。伊勢鉄道(河原田~津)を挟む場合は四日市~河原田を0円として扱い、当該部を挟んで距離を通算し100円程度加算。伊勢鉄道のみ利用の料金は320円としよう。
まあ、新車への期待。そして余剰となったキハ85を波動用に向けるのが先。
(おわり)