めぐ「今回からは先日の北海道旅行、2日目をベーシック仕様で見ていきましょうかね。初日は仙台まで新幹線を乗り継いで終わりました。2日目はいよいよ新幹線で上陸を果たします。あの無謀な計画から2年、ようやく実を結びました。」
2022年5月19日(木)午前6時 仙台市青葉区・仙台一番町
(A)ブース席深夜8時間パック+延長料金(快活CULB仙台一番町店) 合計2200円
2日目は仙台からスタートする。晴れた朝は心地よく、早い時間ともなれば人も少なく静かでなお心地よい。
これも3年弱ぶりとなる、早朝に入る地下鉄の駅。車通りもあまり多くない。
4.勾当台公園6:12発→仙台6:15着 富沢行き 1202
まずは地下鉄で2駅、3分ほどの乗車を経て仙台駅へ向かおう。この時間はまだ乗客もあまり多くなく、座席が空いている。
(M)仙台市地下鉄運賃:勾当台公園→仙台 210円
杜の都にして東北地方最大の都市、仙台市。昨夜と同じアングルから、まだ眠気から覚めていない都会の景色を…。
(現)新幹線はやぶさ指定席特急券:仙台→新青森 5040円
今回スタートを早めた理由。仙台始発のはやぶさ95号は新青森まで各駅に停車するため、これまで停車した経験のない駅を眺めようという魂胆である。その一方で新青森からはノンストップ運行となっており、北海道新幹線内で同じことをするには向いていない。
この時間にもかかわらず2号車が満席なようで、見れば修学旅行と思しき団体がいたり。さて朝食がまだなので、駅のコンビニ売店で仕入れておこう。
5.仙台6:40発→新青森9:04着 新幹線はやぶさ95号/新函館北斗行き H526-204
そしてこの便はJR北海道所属の編成が用いられる。帯色に富良野のラベンダーが入っているほか、ロゴも北海道が模られたものとなっている。指定された4号車は空席が最も多いと出ていたのだが、乗ったところでは割と埋まっているようだ。
仙台を発車し、まずは新青森までの道のりが始まる。3月に震度6強の地震が発生し、運行再開後となる大型連休も臨時ダイヤとなっていたところ。5月13日に通常ダイヤへと戻っていた。ここから6年半弱前と異なる、右側の景色を見ていこう。
(A)爽健美茶600ml(コカ・コーラ) 129円※軽減適用
とりあえず朝食として買ったモノを並べ、収めていくこととしよう。もちろん水分補給も欠かさない。加えて前日に購入していたカレーパンが、未消化のまま残っている。
程なくして現れる新幹線総合車両センターはタイミングが合わず、付近を通っている仙台北部道路と合わさった。
あっという間に山間へと分け入っており、田畑の多い景色となってくる。今回乗車しているのは仙台から各駅に停車していく『はやぶさ』であり、こまめに停車していく間にも320km/hを出すのだろうかと。
最初に停車した古川は2面2線式ホームと通過線を持ち、東京方向のホームにはもう1線設けられそうなスペースを有している。東北本線と離れた駅前は郊外らしい雰囲気で、住宅も多く見られる。
くりこま高原は単純な相対式ホームでまとまっている。ホームドアは後年に設置されたもののようで、それまでは最悪無防備だったのかもしれない。周辺は水田ばかりが広がっており、標高も"高原"とは名ばかりに低い。
そのまま水田地帯を突き抜ける東北新幹線。抜けるとそのまま山々を貫いていくような流れとなろう。
岩手県に入り、一ノ関からは寒冷地らしく駅全体が大屋根で覆われる。ここは新幹線の駅で一般的な、2面2線式ホームと通過線の組み合わせだ。逆方向でここから停車した実績は、早10年前のこと。
一ノ関から乗る客は結構多い。やはりこのあたり沿線の建物が多くみられるのは、新幹線の駅前ぐらいらしい。この写真は失敗した。
(A)みのりんご監修チーズキーマカレーパン(ニューデイズ) 150円※軽減適用
いいところで、前日に買ったカレーパンを食べねば。このカレーパンはとりあえず、フルーティーで甘口なタイプでよかっただろうか?
水沢江刺も新幹線単独の駅であり、単純な相対式ホームでまとまっている。こちらもやはり、駅の周囲に建物は多くなかった。
北上は通過線に2面3線式ホームを有する。1997年の秋田新幹線開業に向けた工事期は1年ほどあり、その間はここから秋田に向けて北上線経由の特急が発着していた。2022年5月、ここでも多くの客が乗車していく。
新花巻にかけて、棚田らしい緑の多く。何とも言えない風景が見られる。
新花巻は単純な相対式ホームでまとまっている。接続する在来線は釜石線であり、非電化の単線に単式ホームしかないようだ。反対側に入ってきたやまびこ52号は3月改正以降、盛岡から東京まで各駅に停車するツワモノらしい。
次は岩手県の県庁所在地にして、全便が停車する盛岡。沿線の家々も着実に多くなってきた。
H5の普通車はE5と同様、淡い木目模様をメインとした車内。座席もモノトーン調で、暖色系のLED照明もあって柔らかな雰囲気だ。床面やロールカーテンの模様に変化をつけることで、違いを主張している。車内に『道南スギ』を使うよう持ち掛けられたらしいが、諸都合あっていつしか立ち消えに…。
さあ、もうすぐ盛岡。在来線の線路が並行してきており、降りる客も多いようだ。
(つづく)