2015年7月9日(木)午後4時30分 大阪市西区・ドーム前駅
ということで富吉からここまでmanacaで改札を出ることなく乗り続け、改札で一気に2450円引き落とされた。
もも「…ってか、アンタらが一番アウェー感じちゃってるんじゃないの?」
なぎ「いや、そんなこと…!」
旅行班としては久々の京セラドーム大阪。パ・リーグの公式戦は(交流戦を0.5と数えて)8試合目。南海時代に本拠地を構えていた大阪で、昨年からホークスの公式戦が1試合ながら実現したのだ。その試合、ホークスは勝利している。
めぐ「…ごめん、よくわかんない。」
もも「いや、アンタでしょ考えたの。」
このイベントの主となるのがユニフォームの配布。前年までは入場時に配布だったらしいのか、ビジター席も配布対象として含まれていた。そのためにビジター席の存廃問題にまで発展。この1件のためだろうか、今年からビジター席は配布対象外となった。指定された個所でチケットを見せ、ユニフォームをもらう方式なので場所を覚えておこう。
ユニフォームを受け取るため、列に並ばなくてはならない。時間に余裕を持たしてルートを組んだのはこのためであった。
めぐ「…一応、JRで組んだのもあるにはあったんだけど。」
もも「ここまで来て何をいまさら。」
めぐ「JRだと…、ああいうとこ通るじゃん。」
JR関西本線は単線が多く、列車本数の少ない非電化区間を挟むため時間がかかりやすい。
もも「この前も通ったわね。アンタらが入念に見れるとか見れないとか探して。」
めぐ「そういうのだから早くついても50分よりちょっと前ぐらいになっちゃうからダメかなって…。」
さく「あと、全部JRより近鉄のほうが安いんだよね。」
2006年からは専用のユニフォームが用意され、2009年からは毎年多彩な色合いで楽しませてくれるイベント。2010年からは勝率もよく、配布されたユニフォームは縁起物になっているとかいないとか…。そして、2015年の色は『熱男(アツオ)レボリューションイエロー』。言うなれば現在のチームカラーで、この色合いだけで見るならば2008年以来。前面と背面に白い縦縞めいた模様が入っており、文字の縁取りや右腕部分に入るロゴには昨年の『カチドキレッド』が入るなど特徴がある。
めぐ「…いいけど、なんとなくかきにくいのかなって。」
さく「かくって…、絵とか?」
めぐ「……。」
なぎ「…私か?」
もう少し時間があるので、2階にあるグッズショップを見てみようか。いつもはバファローズ色の強い店内も、今日はホークス色が前面に押し出されている。
(前)鷹の祭典・1塁側上段内野指定(京セラドーム大阪/福岡ソフトバンクホークス) 2500円
ではいよいよ場内へ。ペットボトルの持ち込みはできないので、持参した麦茶の中身を"大きな紙コップ"に移し替えてもらう。荷物チェックを済ませたのち、『ビクトリーフラッグ』と『ルミカライト』を受け取る。『ルミカライト』は試合終了後、合図があるまで開けないようにとの表記がある。
めぐ「これ結構今回ポール近くになっちゃって。」
もも「そういういらんとこケチるからさ…。」
めぐ「なんとなくだけど、今まで足りてなかったのがわかったのかなって。」
かつて水色だったフェンスは2012年に濃青色となり、材質もやわらかいものとなったという。ライトポール付近が死角となるものの、アッパーデッキからの眺めはさすがといったところか。
さく「思ったより悪くないよ。」
もも「何目当てだか知らないけどさ…。」
めぐ「一応、応援団が見えそうなとこかな?」
なぎ「ふふふ…。」
もも「…何よ?」
さく「こんなとこまで飛ばすなんて…。」
なぎ「いるんだな、それが。」
そのまま何もなしでも面白くないので、せっかくだからと名物でも見ておく。座席出入口やコンコースにおける内外野の境目などでチェックもあるため、チケットは忘れず持っておこう。
(現)いてまえドッグ(京セラドーム大阪/まるぜん) 700円
名物となっている横に長いホットドッグ。ソーセージは長いものが2本も入っている。ソース類は好きなものを好きなように、自由にかける方式。今回はデミグラスソースと、てりやきソース+マヨネーズ。ソーセージだけでなくハンバーグや串カツといったものあるので、おそらくそのために用意されているのだろう。それだけで十分だ。なお2017年以降は店名も『いてまえドッグ』となっているという。
買う間にスタメン発表が始まってしまった。ゴールデンイーグルスのスタメンも画面いっぱいに使う。
めぐ「いや…、こういうのってだいたい30分前ぐらいだったし。」
なんだかんだで最も楽しいとされる、ホークスのスタメン発表。見る限りどうも福岡と同じスタイルをとっているようだ。
めぐ「…手洗っていい?」
もも「絶対それ選んだの失敗でしょう?」
さく「何でもよかったんだっけ?」
めぐ「自分で好きなのかけるの。」
もも「いいからさっさと手洗ってきなさいっての。」
吉本新喜劇からすち子さんと吉田裕氏が登場。『セレモニアルピッチ』でどちらが投げるかでもめる両者。譲らない吉田氏に対し、痛い目にあってもらうとすち子さん。
乳首ドリルすな。"毛細血管がいっぱい詰まってるとこ脇"という部分は省略。
ラテンの血を騒がせた未知やすえさん登場。怒らせると怖いので、マウンドを譲るお二方。念のため言うと、『セレモニアルピッチ』は始球式とは別物。
(つづく)