2022年5月12日(木)午後3時18分 愛知県愛西市・勝幡駅
今回は名鉄津島線、勝幡駅を見ていくこととしよう。途中駅にしてシンプルな相対式ホームを持ち、両方向のホームを行き来するため跨線橋。改札も方向別に設けられている。
枕木は2022年5月現在、須ヶ口から青塚の手前までコンクリート製に交換済み。青塚を挟んで、その先のカーブまで木製。カーブ箇所がコンクリート製の後、その先勝幡の手前まで木製。以後は高架化の関連でコンクリート製となった。
2014年になって南口が設けられ、窓口のない無人駅システムを採用。各種設備がコンパクトな空間にまとめられている。車椅子が通行可能なスロープは14m回り込む形。
勝幡の無人駅舎は茶色がベースとなり、名鉄にありがちなデザインから一線を画したもの。南口が設けられると同時に、ロータリーを持つ広場も完成している。バスは発着しないことから、大きくなくとも問題はない。
駅前には『MEGAドン・キホーテUNY』勝幡店が構えている。旧ユーストア→ピアゴとしてこの地に開いていた店で、南口の開設によって利便性が高まっている。他はあまりしっくりくる店が見られない。
以前からあったほうも北口として整備された。旧駅舎のあったところにトイレが設けられ、趣ある外観を持つ。おそらくは愛西市によるモノだろう。勝幡城の推定復元模型が展示されているほか、織田信長の生誕地とされていることから幼少期の像もある。
北口の無人駅舎もガラス面が大きく、名鉄にありがちなデザインから一線を画している。旧駅舎が現役だった2005年から無人化されており、こちらも新駅舎では窓口を設けていない。南北で共通するのは多機能券売機1つ,自動改札2通路,自動精算機とIC入金機。
方向別にホーム長さが異なっており、須ヶ口方向は8両。津島方向が6両しかないのは、名古屋方向における8両運転の際に尾西線(森上,一宮)との併結運用を基本としているため。例外が1本あり、平日朝に佐屋へ唯一8両で向かう急行とその折り返しである。
駅前には南北とも、自転車置き場がまとまって確保されている。他、南北の行き来は地下通路を介しても可能だ。
(おわり)