2022年3月18日(金)午後4時29分 愛知県春日井市・高蔵寺駅

 315系電車へ乗車したついでに、高蔵寺の駅を見ていくこととしよう。


 高蔵寺駅は一部の普通が折り返すため、3面5線式のホームを持つ。中央部分に階段とエレベーター、エスカレーターがある高架構造の駅だ。


 階段を下りて、トイレは改札内部の奥詰まったところに配置。5・6番線は多治見方向、2番線と3番線が名古屋行き。名古屋行きの待避線は3番線となる。1番線は愛知環状鉄道が折り返して使用するため、実質は2面4線式と同等。


 改札が線路下にある高架駅。高蔵寺も他例にもれず発車案内が液晶画面になり、名古屋駅のようなカラー化がいつになるだろうかと考えたくなる。


 南口に向かっては、自由通路が商業施設『アスティ高蔵寺』となった。券売機の向かいにもドラッグストアやコンビニ売店があり、スーパーや惣菜店もあって飲食には困らないだろう。


 一方で北口に向かっては殺風景な通路が続く。地上へ出る階段が多くあるあたりは、地下駅らしい佇まいでもある。


 南口へ出た。主だったものは駅前広場周囲でほとんど完結しており、少し離れると住宅ばかりになりそうだ。こちらからもバスが発着し、名古屋市バスカラーの一般路線車両が入ってきている。


 3番線がこの駅で最大の謎らしい。島式になるよう1線分のスペースが確保されているほか、名古屋方向が切り欠かれた形状となっている。最大で3面7線となるような構造は、やはり国鉄瀬戸線の計画があった名残だろうか?


 北口はややこしそうなので、ホームから眺めるように収めて終わろう。丘陵地に大きく戸建てや集合住宅が開発され、ニュータウンとなった。バスはこちらから多く発着するため、駅前広場がバスターミナルとして形成され大規模なものとなった。

(おわり)