(8)東海道本線向けに315系を導入しつつ、313系の編成を組み替えてみる

 315系は電動車が1M方式(1両単位で独立して配置する方式)ながら、2両連なっている。片方が500番台となっているのは2022年以降、非常走行用の蓄電池を搭載するためだろうと…。あれ、違った?4号車と8号車は電動車じゃない。

 8両完全固定編成で見た機器配置構成はともかく、中央西線ならばオールロングシートでもさほど問題はないだろう。

 問題は東海道線。個人的には北陸新幹線敦賀開業へも関連させたい。特急から新快速への"格下げ"と同時に、指定席も"継承"させたい。自由席車両の確保と座席数を両立させるならば、JR東日本のような2階建て車両となる。そのままでは車椅子利用にも支障が出るため、隣接する車両も一部使用する。

 …と、ここまでは以前にも記述した。どうもホームドアを絡めるならば、先頭車両を指定席という考えが浮上。まさしく瀬戸大橋の『マリンライナー』や、それこそ名鉄特急になってしまう。一応展望可能な4席だけグリーン車とするのもアリ?


 自由席は快速用となる以上、やはり長距離乗車ともなってくる。オールロングシート推進派の意図は分かりかねるが、必ずしも長距離乗車が全てとも限らない。そうなればやはり双方を連結させた、近鉄名古屋線の急行が正解なのかも。全車両クロスシートの場合でも、車端部はロングシートとしたい。

(なお近鉄名古屋線の急行であっても、オールロングシート車両のみ連結した編成が一部使用される。この場合もトイレが設置されているため、一応は長距離運用に備えているといえよう。ついでに当該3本中、2本は異なる形式を同一編成内に連結…。)

 そこで指定席用先頭車両を含めた4両編成で製造し、既存の313系5000番台から2~4両ほど転用し組成。指定席付き6両編成と、自由席のみの4両編成。もしくは指定席付き8両固定編成と、ワンマン対応も見越した2両編成へ。


 考えたら…、思った。そんな面倒ごとせずとも一部でクロスシート採用を決めて、8両固定編成で完全新造したほうが早くね?ってかメインって、東海道快速へ着席サービス提供だったっけ?

(つづく)


(9)でもやっぱり北陸系統は、特急らしく分離させたほうがよかった?

 もう1つ…、思った。結局『しらさぎ』と新快速の統合は無謀だったのか…?

 すると新快速の場合は車両を何にするか。思ったのが指定席用の4両編成を新造し、自由席は既存の313系4両編成を活用するというもの。しかしそもそも中央西線用で新型特急車両の計画は発表されていないし、制御付き振り子式を継続するならば混用できない。

 一応新造するならば、ベースはHC85系で間違いなさそう。空気ばね式車体傾斜装置を採用となれば、使用停止措置などしてある程度共通化はできそうだし。やはり参考例を名鉄(2000系+9500系)でやってくれたのは大きかった。

 JR東海なら南海『サザン』みたく、編成ホロをつなげる手もあるだろう。何はともあれ、まずは方針を。想像できるのも、それはそれで楽しみなんだ。この手の話は、しばらくして幾度と穿り返すかも。

(おわり)


(10)名古屋地区の鉄道車両で動画広告を展開させたい件

 

 

 名古屋地区でも車内案内に液晶画面を用いた車両は増加傾向にあり、JR東海も315系で新造時から採用する。ところが2面分のスペースを有しながら、いずれも1面しか設置されず…。


 東京地区やJR西日本では、すでに2面用いた片方で動画広告などを流している。この度名古屋市営地下鉄で採用することとなり、ひとまずは東山線のN1000系が対象らしい。いずれの採用例も動画に音声は入っておらず、。

 そうなれば広告主からしても、名古屋地区の他路線等へ展開することを期待してしまう。何なら…、名鉄やJR東海とも共通で使うとどうなるか。それこそ名鉄でJR東海の動画広告、JR東海で名鉄の動画広告とかも。競合するエリアもあるが、重複しないエリアの宣伝広告なんかはいいかも。

 …まあ、要するに見たいだけの話。

(おわり)