2014年8月31日(日)午前1時前後 山梨県富士吉田市・魚民富士山駅前店(標高809m)
(現)黒烏龍茶(魚民) 322円※2杯目
値段も同じであれば、2杯目も健康にいいほうを選びたい。そしてここから河口湖まで歩くことになった以上、アルコールは避けるべきだろう。
もも「…飲めないからって偉そうに。」
めぐ「…別に弱いだけで、押し付けられるわけじゃないし。」
(現)ふわとろかに玉石焼飯(魚民) 538円
見た目は石焼き鍋で底の見えない、塩ダレの天津飯。熱すぎてすぐには食べられない。結局ふわとろ感を味わいつつも、家と同じように混ぜこんでしまった。
さく「いつも混ぜちゃうんだ?」
めぐ「まあ作ってもらうかに玉って、いつもぐちゃぐちゃって言ったら変かな?」
さく「スクランブルエッグみたいに?」
めぐ「そうそう、そんな感じ。」
(現)魚民名物とりテキ(魚民) 430円
とりあえず肉が硬い。ガーリックのスライスが乗っかり、見た目と量以上に攻撃力が高い。
さく「肉質なのかな?」
めぐ「部分とか?昨日のだって脂っぽくない肉だったし。」
もも「…ってか、これで口ニンニク臭くなってフェス行けなくなっちゃったわね。」
めぐ「…フェスは行かないよ。」
もも「わかってる。」
ところで河口湖駅の1番列車は5:20発、大月行き。その折り返しが、大月発の河口湖行き1番列車となっているようだ。富士山駅に7:06着とあり、7:15発の山中湖循環バス『ふじっ湖号』に乗ることができるはず。
もも「…それで?」
めぐ「バスで1回りして戻る。」
もも「…味わうんじゃなくって?」
めぐ「あくまでバス乗ること目的だもん。」
時間こそまだ余裕があるものの、待っている客のことと支払金額のことを考えて夜食テロは切り上げておこう。
なぎ「…やっぱり食べ放題って強いんだな。」
めぐ「時間はあるけど値段気にしなくていいし。」
もも「それ以上に食べ過ぎて動けないなんてことないようにね。いつもそうなっちゃうじゃない。」
さく「…デザートいく?」
もも「デザートぐらい食べたっていいわよね?」
めぐ「…なんか、頭の中であの1人て食べるドラマ?」
さく「夜食テロとか言い出した?」
めぐ「その、終盤戦のBGM。」
(現)ベリーベリーパンケーキ(魚民) 538円
今更ながらブームに乗ってみる。全体として、とにかく値段の割に小さい。凍らせたベリー類にホイップクリーム、メイプルシロップがかかっている。温かいパンケーキは厚みが小さく、ボリューム感が足りない。
もも「アンタらにパンケーキは無理ね。」
さく「ああいうとこなんか行けないよ。並ぶの嫌だし、パンケーキで1200円も出したくない。」
めぐ「それだけあったらもっといいの食べれるよね?」
もも「いいけど、メインでいけるヤツだって…」
さく「なくはないけど。」
御馳走様でした。とりあえずはここから、河口湖駅まで歩くとしよう。
もも「…道大丈夫?」
めぐ「一応、線路沿いの道かなって。迷っても、今日は時間たっぷりあるし。」
そう。旅行班にとっての長い夜はようやく始まるのだから…。
国道137号を河口湖駅に向かって歩く。
もも「いくら歩こうったってこんな夜中に…。」
めぐ「意外とこういうの…、ないことはないのよ。」
もも「…今までやってこなかったじゃない。」
今日は最終的な歩行距離や時間が不明なまま。あまり長いこと歩くわけにもいかないのだが、それ以上に早く着き過ぎてもすることがなく困るだけ。ついでに暗いとカメラ写りもよろしくない。
もも「ま、ゆっくり行けばいいでしょ。慌てなさんな。」
さすがに標高が高い以上、坂が少なからずある。幸い雨は降っていないものの、降ってきそうな雰囲気。辺りはすっかり寝静まり、目ぼしい明かりは車のライトぐらい。
めぐ「…自転車とかだとどうなんだろうね?」
もも「…自転車ってアンタの専売特許じゃないの?」
めぐ「わかんないから、自転車で走れたらどうなんだってことだろ。」
暑くない中でも湿度が高く、体を動かしてしまえば暑くなってしまう。"夜食テロコース"にも使えるであろう、ファミレスも2時で終わってしまった。幸い、24時間営業を続けるコンビニはそこそこ見られる。
なぎ「…どうした?」
めぐ「炭酸抜けたら美味しくない。」
30分ほど歩いて富士急ハイランドに着く。踏切近くにバスの待合所があり、屋根と椅子もあるので少し休もう。最寄駅の名が『富士急ハイランド』とあるように、駅と遊園地は隣接している。
もも「…こんな時間に誰もいるはずもない富士急ハイランド。」
めぐ「…絶叫とかあんまりかな?」
もも「あんまりどころじゃなくって、遊園地自体行くわけじゃないくせに。」
めぐ「まあこのいつものじゃ遊園地とかないけど。」
なぎ「…言ったな?」
めぐ「とにかく、…絶叫系は乗らないよ。」
もも「そう…。それで人生の楽しみ半分ぐらい損してたりしてね。」
なぎ「お前だって…。
もも「アンタこそどうなの?」
バカ話もそこそこに、もう1駅分歩を進めよう。まだまだ河口湖駅までは距離もあるはずだ。
もも「こんな日じゃなかったらね…?」
めぐ「せっかく高いとこなのに、夜だし晴れてないし。」
(つづく)