2019年4月27日(土)午前5時51分 愛知県あま市・木田駅北口
2019年の"ジャパニーズバカンス期"は、5月1日に『即位』で祝日となる。このため前後3日間も『国民の休日』になり、結果として"10連休"が実現したのだ。空港へ向かう特別車も、早い時間から埋まっている。
近日公開予定の本編企画に先立つ"机上旅行企画"。あの人はどうやって、北海道へ飛び立つのか?
A1.木田6:02発→栄生6:21着 普通/東岡崎行き
名鉄津島線の朝2本目で出発しよう。この普通、津島線においては6000系列の2両。須ヶ口からは前方2両を連結して運転し、この間に名古屋本線の急行が先の発車。以下、遅延等については考慮せず記載する。
目的地が中部国際空港の場合、この急行に乗っても先に着くことができない。空港へ向かうには、犬山線と合流する栄生で急行へ乗り換えたほうがいいのだ。ついでに乗り続ければ金山に6:29着。すると6:34発のミュースカイがあり、指定があれば中部国際空港は7:03着となる。
A2.栄生6:28発→中部国際空港7:17着 急行/中部国際空港行き
何より栄生から乗車する場合、名鉄名古屋までの1駅間だけ立ったままでよさそう。座れれば最後、中部国際空港までしばしの休息時間…。
空港へは搭乗する便の1時間前には着いておきたいとあり、繁忙期ならばさらに余裕を持ちたい(詳細内容は割愛)。もちろん早く着く分には何ら問題ないはずだ。時期故に事前予約は必須だが、そこは"机上旅行企画"。この時間で新千歳空港へ向かうちょうどよさそうな便は…?
8:20発のANA1便、8:35発JAL3103便。その次が臨時便となる8:55発のANA1107便となる。いずれも経験等を理由に、フルサービスキャリアを選択している。
A3.中部国際空港8:55発→新千歳空港10:35着 ANA1107便/新千歳空港行き
旅行班は鉄路で向かうことを原則とし、バスを併用するというところ。やはりそこは"机上旅行企画"で、今回は空路を用いることとした。
あっという間に北海道。到着後は荷物にもよるが、持ち込まずに預け入れたならばそれを受け取らなければならない。やはり空路移動も、個別で経験しなければならないのか。
A4.新千歳空港12:00発→札幌12:37着 快速エアポート121号/小樽行き
ということで札幌への移動手段にJRを選択し、今回の"机上旅行企画"は締めくくることとする。誰が誰とどのように北海道を回ったのかは…、また別の話。実際には飛び立っていないのであしからず。
(2019年版~Road to HOKKAIDO~ おわり)
それから2年後、北海道は遠くなってしまった。情勢からして首都圏を経由せず鉄路で向かいたいので、なかなか厄介な経路をたどる。
1.名古屋8:00発→長野10:59着 特急しなの3号/長野行き
名古屋市内から首都圏を経ずして北上するならば、必然的に日本海沿い。距離を考えれば長野を回ることとなる。後の行程から逆算して組んだところ、7:00発の便と比べてこちらがちょうど時間的に良くなった。
長野では観光せずとも1時間以上あるので、少し早めに昼食をいただきたい。飲食は十分あったはずなので大丈夫。
2.長野12:08発→上越妙高12:30着 新幹線はくたか559号/金沢行き
新幹線といえど、そこは東海道と勝手が違うもの。本数そのものが絶対的に多くないのだ。
さて乗車する便は飯山に停車しており、北陸新幹線で唯一"停車した経験のない駅"となる。これは2019年に逆方向ながら乗車した際、イレギュラーな便だったために飯山のみ通過。通常全て通過する安中榛名,本庄早稲田,熊谷に追加停車しているため。
上越妙高にはあまりしっくりくるものがなかったと思う。それはそうと、ここから直江津まではJRでない路線。JR部分の運賃は通算したうえで、えちごトキめき鉄道の運賃340円(11~15km)を加算する形になりそうか。
3.上越妙高13:07発→長岡14:14着 特急しらゆき5号/新潟行き
ここから特急に乗り、新潟へと向かうとしたい。ただ乗り続けると新潟15:06着となり、更なる北上を望むには接続が合わなくなる。
思いつくのが長岡で上越新幹線へ乗り継ぐというもの。長岡から新潟は新幹線と在来線が並行しており、乗り継ぎがうまくいけば新潟へ早く着くことができる。ただ長岡で12分しかなく、なかなかきつい。乗車券類の事前購入は必須事項だ。
4.長岡14:26発→新潟14:48着 新幹線Maxとき321号/新潟行き
乗り継ぎうまくいけばすべてよし。新潟着を18分早めることができた。しかし一難去ってまた一難、この次は新潟で9分しかない。ところで到着する11番線はホームが両面にあり、5番線から発車する在来線と平面で乗り換えられる。
5.新潟14:57発→秋田18:41着 特急いなほ7号/秋田行き
ありがたいことに5番線から発車するため、平面で乗り換えられる。これで乗り継ぎの面では心配なくなった。後は3時間44分もどう過ごすかと、そのために必要な物資を上越妙高までに仕入れなければならなくなること。
…途中の間だけグリーン車って駄目かい?何せ最初から最後までグリーン車で指定してしまうと、実際する場合に予算が足らないもので。
秋田ではようやく29分の待ち時間を確保できた。あまり車中での食事が許されざる状況下ながら、逃すとかなりきつい。青森へ向かうならば特急はすでに終了。19:25発の快速となり、701系オールロングシートでの長距離移動となる。
6.秋田19:10発→盛岡20:49着 新幹線こまち48号/東京行き
ということで盛岡へ。厄介なことに、東京への最終便となってしまった。事前に指定をとってしまえばそれまでだろうが、やはり…。乗車時間99分、景色も見られないならば寝るしかないか。
7.盛岡21:13発→青山21:17着 普通3731M/いわて沼宮内行き
盛岡からは昨年の旅行計画と同様、IGRいわて銀河鉄道で1駅。同じ盛岡市内にあるネットカフェはここが最寄となっており、同じく"キャンプ地"としてから早9年。思えば『快活CLUB』の会員になったのはこのためだったのだ。翌朝は盛岡から新幹線で青函トンネルを通過するのみ。
以上が名古屋市内から首都圏を経ずして、鉄路のみで北海道上陸を図る行程となる。何はともあれ昨年同様、机上のまま実行に移さなくてよかったと思う。プランニングの段階でかなり無理も生じており、体力面共々不安ばかり。予約を面倒がるまま、いい余興で白紙化して終われたのだ。
(2021年版~北海道への道~ おわり)