2014年8月8日(金)午前0時39分 千葉県我孫子市・我孫子駅
20.我孫子12:45発→北千住13:19着 普通(綾瀬から多摩急行)1286S/唐木田行き 16706
そしてご期待通りに新型車両は現れてくれた。側面のLED表示は多摩急行だったところ、発車時点で各駅停車になっている。
雰囲気といい造りといい副都心線の10000系から続くそれだが、座面は10000系と比べて随分と改良されている。そしてひじ掛けを兼ねる袖仕切りもよくできた強化ガラス製で、使い勝手と引き換えに"近未来の電車"というイメージを引き立たせている。
ももか「いつまでそう言うのよ?」
北柏の次は、快速から乗り換えられる柏。接続する東武野田線は『アーバンパークライン』という名前が付けられ、イメージが変わってしまった。ここから結構乗る。
めぐみ「そういえばだけど…」
ももか「何よ…?」
めぐみ「行き特急乗ったじゃん。」
ももか「乗ったけど…、アンタやらかして。」
南柏、北小金と停車。武蔵野線との乗換駅である新松戸で乗客がそこそこ入れ替わる。旅行班が緩行線で最初に手をつけたのもここ。
めぐみ「…フレッシュひたちもあるじゃん?」
ももか「乗った次のもそうだったじゃない。」
めぐみ「…E657なの。」
ももか「それで?」
めぐみ「フレッシュって、E653のカラフルだから合ってたんだと思うの。」
馬橋、北松戸と停車。結構混雑している。
ももか「まあアレは見た目カラフルでよかったわよ。」
めぐみ「…それでE657はワンパターンじゃない?」
ももか「あ…、そういえばね…。」
めぐみ「だからもう"フレッシュ"はいらないんじゃないかなって…。」
ももか「…これでまた余分な話数増やすわけね?」
松戸では快速からの乗り換えや、その逆もあってまた…。
めぐみ「…あれ?」
ここから都内に入るのだが、実はまだ緩行線に乗っていなかったりする。今回の往路まで横を通過するだけだった金町、亀有と停車。
ももか「そこを随分あっさり終わっちゃって…。」
綾瀬から地下鉄の線路となる。ここまで自動放送がなかったのだがどうなのだろう?
なぎさ「…着いた?」
ももか「…もうちょっと。」
地下鉄の車両としては長い34分で北千住に着き、地下鉄のホームに入る。18きっぷではあるが、改札をすんなり出られた。さあ次はつくばエクスプレス、手持ちのICを使おう。
21.北千住13:30発→浅草13:35着 快速3018/秋葉原行き TX-2456
もちろんボックスを狙う。JRの車両とは形から全く違うもの。
ももか「それでアンタ1人座ってさ…。」
高架からまた地下に入り、5分乗っただけ。運賃は206円になった。
さくら「ICって1円単位じゃなかったっけ。」
めぐみ「それはわかるけど、割高か割安かわかんなくって。」
地上に出ると雨がぱらついてきた。QVCマリンフィールドは人工芝であるため多少の雨なら問題ないとはいえ、やはり気になるところ…。
めぐみ「…アレいい?」
ももか「アレって…?」
めぐみ「買ったら不思議と雨降らないアレ。」
(現)ビニール傘(セブン-イレブン) 540円
ナゴヤドームの前に、雨模様だろうと傘を買えば雨は降らず。瑞穂陸上競技場の前に、傘を買わなければ雨に降られる。相生で傘を買って竹原で雨を回避して以降となるジンクスを、今回も信じよう。
ももか「本当…、こんなん信じちゃっていいのかね?」
この近くの"銭湯"を目指し、情緒ある下町を歩く…。
めぐみ「あれ…?」
なぎさ「どうした?」
さくら「迷った?」
ここで"旧ガラケー"なら『EZナビウォーク』を必殺技の如く使ったのだが、"スマートなブツ"にはグーグルマップがそのまま入っているのでこれを使う。
ももか「…どうなの?」
めぐみ「…通り過ぎちゃった?」
調べた結果、どうも知らぬ間に通り過ぎたようだ。引き返すと小さく案内があり、従うと路地のような細道…。
さくら「こんなの絶対わからないよ。」
時間こそ少しロスしたものの、無事に『蛇骨湯』に到着。ここまでにかいた汗を洗い流し、身を清めよう。
(※蛇骨湯は2019年5月末をもって閉店しました。)
(現)台東区・蛇骨湯 入浴大人460円+手ぶらセット140円
消費税分の値上げを加味しても良心的な価格である。タオル,カミソリ,ハブラシ,手提げ袋をつけてもらおう。リンスインシャンプーは中にも備えられている。成分なのかお湯は茶色い。…まあこれが日本の銭湯というものか。そして外国人客もいる様子。
なぎさ「これたぶんさ…、東京ほど余所者受け入れてくれるとこないんじゃないか?」
めぐみ「私同じこと考えた。」
ももか「…こんなとこで京都の悪口言わないでよ?」
(現)ジョージアアイスカフェオレ(コカ・コーラ) 130円
そして"出てからの一杯"を忘れてはいけない。
さくら「でもここでそれ選ぶ?」
めぐみ「まあ…、ここじゃイレギュラーかもね…。」
まだ体が完全に冷めていないながらも、これから5時ごろまでに幕張本郷へ行かなくてはならない。このあたりでおいとまさせていただこう。
めぐみ「まだもうちょっと歩いて…。」
ももか「わかってるから、時間ないんでしょ?」
浅草駅に向かって、下町を歩く旅行班。正面にはスカイツリーがそびえたつ。
めぐみ「まだ東京タワーも見てないのに、いきなりはダメだよ。」
ももか「そりゃ夜のライトアップ外からじゃ…、ね?」
さくら「…まあ次こそは行こうかっていうのあるんだけど。」
なぎさ「…言ったな今。」
"つくばエクスプレスの浅草"と"地下鉄の浅草"は結構離れており、『蛇骨湯』に立ち寄ったことである意味1クッション置いたようなものとなる。
さくら「あのバス変わってる…。」
めぐみ「あら…、中どうなってんのかな?」
ももか「そんなのより駅行くんでしょ?」
お盆前の金曜、雷門はさすがの混みよう。
ももか「あんな朝6時に来るほうがおかしいってのに、この人たちったらさ…。」
なぎさ「いい加減忘れろよ。」
結果、ちょうどいい時間に都営浅草線を使うことができるようだ。乗り込む快速特急は"エアポート"を冠さないので、浅草線内の各駅に停車する。
(つづく)