あい「今日見るのって、2018年7月のバスなんだよね?名古屋から東京行ったバスの話って、まだあったの…。じゃあ、始めるよ。」
2018年7月21日(土)午前8時36分 名古屋市中村区・名古屋駅太閤通口
今回は新幹線口、銀時計からスタートする。何かのオールスターみたく、団体客等が多い様子…。
めぐ「最初、18きっぷ使うつもりだったんだけどね。」
もも「そりゃあね…、使ってたらもっと早く出ようとかだろうし。」
さく「これからバスで東京だけど…。」
(前)新東名スーパーライナー8号(JRバス関東) 5250円
先に軽く食事類を調達しておこう。さて旅行日時点では高山本線が寸断(飛騨金山~下呂)されているため、高山へ向かう客は基本的にバスを利用することとなる。JR東海バスが混雑を見せているため、2号車として貸切車両も登場。
さく「…高山もちょっと考えてるんだけど。」
なぎ「あんまり押し込むなよ。」
さく「別に今すぐじゃないけど。」
1.名古屋駅新幹線口(9:00)発→東京駅日本橋口(14:01)着 直行新東名スーパーライナー8号/東京駅行き H654-10405
旅行班が乗り込むのは、JRバス関東のエアロエース。側面は『御殿場プレミアム・アウトレット』のラッピングが施されている。乗車券はQRコードを読み取ってから、回収された。
めぐ「これもまた違うパターンだよね。」
もも「いいけど、前ってどうだったのよ?」
座席は4列ながら、ヘッドレストと共に大きい"ワイドシート"。1席ずつUSB端子差込口が設けられ、端末の充電に利用できる。しかし背面テープルはなく、不便なもの。
なぎ「買ったもの…、か?」
さく「そりゃそうでしょ。インサートとか、インサートって何だっけ?」
市バス乗り場も設けられている、名古屋駅新幹線口の2番乗り場。JRバス関東はといえば、ほぼ座席が埋まった模様。しかし発券待ちの方がいるようで、時刻を過ぎても発車しない様子…。
もも「まあ、エアコン効いてりゃいいんじゃない?」
めぐ「…これあまりツマミとか、よくわかんないかも。」
予定時刻から10分、ようやく発車した新東名スーパーライナー8号。太閤1丁目を経て高架線路を潜り、笹島まではこれまでと同じ。
そのまま柳橋まで直進し、高速道路の高架橋下を右折するエアロエース。基本は名駅入口から都心環状線を経て、名古屋高速3号大高線へ進むルート。今回は既に外れたので、おそらく3年弱前の"4号東海線ルート"だろう。
もも「そんな細かいこと…。」
めぐ「でも、このルート写真ないからね。」
山王まで1km。
めぐ「…あ、こっち違った。」
もも「また…、何が違うってのよ?」
めぐ「4月、原付で通ったとこ。」
発車から14分、山王から高速走行がスタート。4号東海線は、名古屋高速全線のうち最後に開通した路線である。
さく「なんか…、4って。」
なぎ「どうかしたか?」
さく「…後回しにされてない?」
なぎ「気のせいだろ。」
やがて、港の近くを通っていく。周囲を眺めると、工場や集合住宅が多く見られる。
めぐ「…それで?」
もも「いや…、こっちが聞きたいことよ。」
高架構造の国道23号を、さらに上から跨いでいく。側道を含めても、原付だけで走破することは不可能だろう。
もも「…別に?」
めぐ「まあ…、今は遠くもアレだし。」
1-1.名古屋駅(9:00)9:10発→遠州森町PA休憩 直行新東名スーパーライナー8号/東京駅行き H654-10405
東海市に入り、そのまま伊勢湾岸自動車道へ進んでいく。道路情報の案内は、座席位置によって見られない。
もも「…あきらめ?」
めぐ「…いや?できるなら。」
刈谷ハイウェイオアシスはまだ、それほどの混雑を見せていない。ただ今日は夏休み初日、これから混雑していくのだろう。新東名ルートは御殿場まで150分とあり、旧来の東名高速ルートより10分短くなっている。
めぐ「まだあるんだけど…。」
もも「行くときに付いてけって?」
めぐ「いや、別にいいよ?1人でも誰でも。」
豊田ジャンクションを通過する新東名スーパーライナー。ランプウェイは連絡路の役割を担っており、同一方向であれば最高速度が80km/hと表記されている。
もも「今、油断してたでしょ。」
めぐ「そこなんとかなればいいけど…。」
伊勢湾岸自動車道は豊田東ジャンクションから、そのまま新東名高速へ進む構造。以前は東海環状自動車道へそのまま進んでおり、現在はランプウェイとして最高速度が80km/hと表記されている。
めぐ「…ごめん、ムリ。トイレ。」
もも「ああ、じゃあいってらっしゃい。」
最後部にあるトイレは、鉄道車両のそれより小さく狭苦しい。気づけばネオパーサ岡崎どころか岡崎東まで進んでおり、そこから静岡まで80分と出ている。
もも「おかえり。」
さく「…次、行く?」
なぎ「…今のところパス。」
途中左手に、表地の削られた箇所が見られる。やはり何かの採掘場だろう。
もも「いいけど…、寝たら?」
めぐ「じゃあ、この辺は見てるし。」
最近は諸事情もあって、睡眠時間が短くなっていたもの。とりあえず目元だけも隠した状態で、休めよう…。
気づいたらそのまま、引佐トンネルまで達していた。開通の早かった静岡県内は、内部も片側3車線幅が確保されている。もし126cc以上の二輪免許など取って用いて走れば、広々として快適に違いないだろう。この辺りは何度か通っているので、パスしようか。
(つづく)