2013年1月4日(金)午後1時33分 名鉄犬山線快速特急
9.豊橋12:32発→犬山13:48着 快速特急133/新鵜沼行き 1131
西春から岩倉にかけ、田んぼと住宅地の景色が広がる。
なぎさ「ここ落ち着いていいと思うけどな…。」
さくら「そういえばあま市もこんな感じじゃない?」
めぐみ「ちょっと違うけど…。」
ももか「こういういいとこ飽きてるとか言わないよね?」
めぐみ「…飽きても私のとこだから嫌いにはならないよ。」
ところで、単純"後ろ向き展望席"だけなら岐阜でもいいところ。今回はある目的もあって犬山へ向かっている。
ももか「これもどうせ昔乗ったとかでしょ?」
めぐみ「それもだけど違うの。もうすぐだから…。」
ももか「…寝ないでよ?」
布袋で高架化工事があり、仮設線路に移されている。2013年1月時点で犬山行きホームは移されている。名古屋行きはまだ移されておらず、布袋を出た後に右にずれることとなる。完成している仮設ホームもカーブしている。
ももか「…これだけ?」
めぐみ「…そうだけど。」
工事区間が終わり、元の線路に戻る。
さくら「暑くない?」
なぎさ「…暑いって。さっき言ったろ。」
柏森でも工事がある様子。日差しが降り注ぎ眠気が襲うが、あと少しなので寝てはいけない…。
豊橋から乗ること76分で犬山に到着。小牧線を見ると、地下鉄の車両が停まっていた。
さくら「はいお疲れ…。」
ももか「お疲れね…。」
久々の、外の冷たい空気。乗り換えに余裕はないので急ごう。
10.犬山13:51発→新可児14:10着 普通/新可児行き 6907
結果的に予定より90分早まったことになる。2両しかないこの普通、実は空港線からの直通らしい。これは一体どういうことだろう?
さくら「寝とく?」
ももか「…寝る時間ないでしょ?」
今後の予定と関係なさそうなので、編成の短さについてはスルーしよう。新可児まで19分乗るだけ。
新可児からはICが使えないので、吉良吉田と同じく乗り換え改札を介して乗り換える。
11.新可児14:14発→御嵩14:25着 普通/御嵩行き 6213
蒲郡線と同じワンマンの2両。やはり家の数が少なくなり、乗客も少なくなる。当然ここに海はなく、山ばかりの景色。
なぎさ「私はこういうの好きだけどな。」
めぐみ「私もどっちかというとね…」
ももか「アンタ山削るんじゃ…?」
さくら「起伏ありゃどこでもいいんじゃない?」
めぐみ「…私どこでもいいかも。」
過去、2004年と2006年の2度乗っている。後者は大学の"空き時間"とあって記録にも残していない。当時はまだワンマン化される前であった。
ももか「今さらだけど何勝手に乗ってんのよ…?」
2004年当時存在していた『学校前駅』を通過する。
ももか「…学校って?」
さくら「ああ、学校もうないよ。」
めぐみ「30年ぐらい前かな…?」
あとで調べたところ移転したのは1973年で、それから廃止まで32年名乗り続けていたとのこと。明智を過ぎ、顔戸と御嵩口は『学校前駅』と同じくホームが2両分しかない。
11分で到着。御嵩はホームが4両分ある。
ここでも券売機で乗車駅証明書が発行できるようなのでもらっておこう。
めぐみ「そういえば蒲郡も新しいのになったよね…?」
さくら「そう?」
めぐみ「前乗った時は古い…。」
ももか「2004年だっけ?」
なぎさ「それなら変わってておかしくないな。」
ワンマン化と同時に無人駅となり、窓口部分は観光案内所となっていた。パンフレット類を少しもらっておこう。
田舎の雰囲気に合う、三角屋根の駅舎。ここまで名鉄の駅にはあった"電車マーク"が駅名票にない。
さくら「…ここは別に替えなくたって」
なぎさ「…あっても合わないよな。」
中山道の宿場町、御嶽宿を歩こう。調べたところ、1月4日に『中山道みたけ館』は開いていないとのこと。
めぐみ「…まあ見るだけでもね。」
ももか「見るだけで何かわかるのかな?30分しかないのに…。」
『御嶽宿わいわい館』も開いていない。
ももか「…アンタ本当に調べたの?」
めぐみ「ここは調べてない…。」
なぎさ「いいだろうよ、勝手気ままな感じでさ。」
ももか「勝手ったって…。」
さくら「アレならそれこそ勝手に来ればいいんだし。」
歩道がなくなり、旧街道らしくなる。
さくら「やっぱ4日じゃ早かったんだよ。」
めぐみ「でも4日しか空いてなかったし…。」
なぎさ「いいだろ、今日は豊川と乗るやつなんだし。」
やはり『中山道みたけ館』は開いておらず。
めぐみ「ほらこういうの…、いい感じじゃない?」
結局4日に何もと言っていいほど開いておらず、見るだけで終わってしまう。
さくら「…郵便局でも入っとく?」
茶を濁すのかとりあえず郵便局でもと入ると、ささやかながら展示物があったので見ておこう。御嵩の風景の絵だ。
めぐみ「…いいかも。」
ももか「…いいかもじゃなくって、好きなんでしょこういうの。」
今日はそれほど時間があるわけでもない。それでも、もう御嵩を少し見てみたいと思ってしまう。
なぎさ「…ちょっと回ってみるか。」
帰り道として旧街道を少し離れると、田舎の風景が広がっていた。
めぐみ「…山って落ち着かない?」
ももか「えっと…、何?私に田舎好きかって言いたいの?」
なぎさ「別に好きでいいだろ。」
川沿いを歩こうか。
さくら「…この橋がどうかした?」
めぐみ「いや…、川に架かる橋っていいよねって…。」
なぎさ「そうだよな…。」
ももか「…別に私も嫌いじゃないけど、アンタらがわざわざ言うこともないでしょうに。」
(つづく)