2013年1月4日(金)午後0時42分 名鉄名古屋本線快速特急

9.豊橋12:32発→犬山13:48着 快速特急133/新鵜沼行き 1131
 快速特急なので国府も通過。さらに御油、名電赤坂と通過していく。


 このあたりは東海道に由来する、国道1号と並走している。この付近は片側2車線となっており、流れがいい。
なぎさ「本当、速いよな。」
さくら「何を今さら…。」


 名電長沢からは東名高速とも並走し、音羽蒲郡インターの近くも通る。
ももか「大丈夫?寝てない?」
めぐみ「まだこれからなのに?」


 本宿では完全に並走状態になり、互いの姿を見た後は分かれる。この付近から豊田ジャンクションまでは車線幅が狭められ、片側3車線となっている。(※当時)
なぎさ「高速は混んでるよな…。」
さくら「そういえばUターンだったね。」
めぐみ「なんか事故らしいよ。」


 舞木検査場が見えてくる。ここでは毎年イベントが行われ、抽選に応募して当たると見学できるとか。この日は2200系が1本ある。
ももか「…今、逃したとかって思ったでしょ?」
めぐみ「逃さなかったよ。」


 準急が停車するようになった藤川を通過。東岡崎をまたぐ準急は基本的になく、急行への種別変更が行われる。
なぎさ「隣に道の駅もできたとかって…。」
めぐみ「1回見たいかも…。」


 ここまでかなりの速度を出してきている。
ももか「でも120までよね?」
なぎさ「言うなって、わかってることなんだし。」


 もうすぐ東岡崎、20分近くノンストップなのが快速特急たる所以。


 東岡崎駅を出発すると、次は知立に停車する。見た感じで結構な都会ぶりを見せてくれる。


 矢作川を渡る。
ももか「昔もここ通ったのよね?」
なぎさ「名鉄なら通るだろ。」
めぐみ「通ったけど、前思ってたことあって…。」

 思えば昔、この川を渡れば遠くに来た感があった…。
ももか「…物思いの途中で悪いけどそろそろいいよね?」
なぎさ「あんまきか?」



(現)大あんまき・黒 160円
 ごく普通のもの。程よい甘さ。
なぎさ「…だろうな。」


 あんまき終わり。三河線をまたいでもうすぐ知立。
めぐみ「これ快速特急だけど…、ちょっといい?」
ももか「何、またなんかまずいことでも?」
めぐみ「いや?昔の話だけど知立を通過する特急もあって…。」
さくら「あったけど知立は通過しちゃダメだよ。」
めぐみ「でも乗ったことあるの。」

 おそらくそれが1997年ぐらい。この列車がどうかはわからないが、他に国府宮を通過する特急もあった。それも乗ったことがある。
なぎさ「国府宮もまずいだろ…。」
ももか「それで…、その知立通過したのってどこ行ったときってのは…?」
めぐみ「豊橋…。」


 それらすべてが現在の『岐阜発豊橋行き快速特急』であり、2008年改正で岐阜行きは新鵜沼行きになり現在に至るわけ。こちらは散々気になりつつ昔から通過の有松。


 昨年に全線開通した名古屋環状2号線。名二環と共に国道302号が、名実共に環状道路となった。
めぐみ「もう1回有松見たいよ…。」
ももか「勝手に見れば?」
なぎさ「今日だなんて言ってないだろ。」
ももか「アレなら名二環1周してもね…。」
めぐみ「…いいかも。」
さくら「いいのかい。」


 大高緑地の最寄である左京山から高架を上がり、丘陵地に立つ住宅を見つつマンションの並ぶ鳴海へ。目の前を2両の普通が通る。
めぐみ「でも最近家の明かりが何でか知らないけど気になっちゃって。」
なぎさ「またか…。」
ももか「…坂じゃないの?」
めぐみ「…坂もだけど。」


 "名古屋市内"に入り、両端に家々も迫り狭苦しく見える。ビル系の建物も目立ってきた。展望席は前方の窓にカーテンがないため、直射日光を遮ることができない。
めぐみ「入ったらなんか雰囲気変わったよね…?」
ももか「そう?思い込みじゃない?」
さくら「でもここ昔からこんな感じだったし、…どうなんだろうね?」
ももか「それもいいけど、暑くない?」
さくら「暑いよ…。」
めぐみ「…ごめん、ちょっと眠い。」
ももか「アンタが寝てどうするのよ?」


 神宮前に到着。車内は結構乗ってきており、一般車も混んでいるようだ。
さくら「熱田さんじゃない?」


 熱田にいる117系も、3月改正で引退する。
なぎさ「もう乗ることないかもな…。」
めぐみ「本当…、2段窓だけでなんで私嫌ってたんだろ…。」
さくら「え、2段窓嫌?」
めぐみ「今は嫌じゃないよ。」


 金山に到着。今日は青空がきれいだ。
めぐみ「なんだろう…、なんでか5500系が昔好きになれなかったのよ。」
さくら「5500系って昔あったけど…、2段窓?」
なぎさ「2段窓のどこが悪いんだよ?」
めぐみ「だから、今は全然嫌いじゃないって…。」
なぎさ「…よかった。」
さくら「でも下止めてあるのはダメだよ。」


 JRと並走し、もうすぐ名古屋。
さくら「なんか逆に落ち着かない?」
なぎさ「戻ってきたってか?」
さくら「スタートだもんいつも。」


 そしてすべての始まりである、名鉄名古屋の地下駅に到着。


 枇杷島のカーブから都心のビル群を望む。庄内川を越えるともう"名古屋"も終わり…。
めぐみ「私も都会へのあこがれっていうか…。」
ももか「アンタが?」
めぐみ「これでも昔は名古屋行くってだけで、気合入っちゃってたの。」
なぎさ「そうか…。」


 庄内川を渡ってから犬山線に進む。一度名古屋市に戻り、上小田井。隣はステンレスのN3000。
ももか「…アレ乗ったんだって?」
めぐみ「乗ったけど。」

 名古屋市はこれにてひとまず終わり。

(つづく)