2018年8月26日(日)午後7時17分 広島市南区・広島駅
のぞみ60号が入ってきたものの、こちらは福山を通過する。海外からの旅行組は『ジャパンレールパス』を使用するため、基本的に利用できない。発車メロディに用いられる『銀河鉄道999』は往路と同様、メロディーの美しさが出発の高揚感を高めてくれる。
56.広島19:22発→福山19:46着 新幹線さくら566号/新大阪行き 785-7017
西日本の車両が来た。指定席は満席であり、自由席もほぼ埋まった。自由席は座席数重視の2列3列で、日本らしい朱色と藍色の座席。壁面は明るい木目となっている。
駅を出てすぐ、野球と新幹線の組合わせが右手に実現する。往年のナゴヤ球場で有名なものであり、時代を経て広島で"復活"した。途中経過も見られるようで、現状は"赤装束の人々"にとって苦しい流れ。
あとは外も暗いので24分何もなく、そのまま福山に到着した。在来線への乗り換えは8分しかないものの、過去に一度こなしているパターンなのが救いか。
3階の新幹線ホームから1階に降り、乗り換え改札を経て2階の在来線ホームへ。上下移動は多くも、スムーズにこなすことができた。
さく「いるね?」
もも「いるわよ、時間決まってんだし。」
なぎ「じゃあ…。」
57.福山19:54発→岡山20:43着 快速サンライナー3734M/岡山行き モハ117-38
都市型ワンマン運転を行う117系の快速は、まとまった空席がみられる。座ったらもう、ほぼ寝るだけだ。
めぐ「この大きい音で飛ばして…。」
乗車時間は49分。国鉄型らしい大きなモーター音が眠気を誘い、かなり寝た感覚で岡山に到着。今回の西日本旅行もここで一区切りとなる。
もも「終わっちゃダメじゃないのよ。せっかく…」
さく「区切っただけで、終わるなんて言ってないけど?」
そう、今回の企画における"必須要素"を待たせているのだ。
なな「あれ、そうじゃない?」
ユン「先輩、ここですよ!」
ここからは後輩のユンちゃんと、なな先生が合流。その理由については後程として、2日目の宿は高松に決まっている。
めぐ「悪いけど…、金欠なっちゃった。」
もも「本当、この人最近こうなのよ。金の使い方とかもだし、肝心なときにないって…。」
(現)ATM手数料(セブン銀行) 216円
幸いにもキャッシュカードを持参しており、コンビニにはATMもある。若干の手数料はかかるものの、ここで四国分の旅費を追加しようか。
もも「ブレまくってんの。」
なぎ「ってか、最初から思ってたろ。」
さあ、早く並んで座ろう。
さく「…お席を。」
なな「いや、あなたたちこそ。ここまで乗ってきて疲れてるんでしょ?」
(つづく)
「ということで、ここで区切っておきましょうかね。言い回し的に広島から名古屋市内へ、そのままのぞみ60号で帰ることは可能だったと思います。もちろんこれで終わることはなく、3日目へとつなげてまして…。ひとまずここまで完成しましたということでした。では今回はこのあたりで失礼します。」