2019年11月10日(日)午後1時3分 石川県金沢市・金沢駅
駅名標のフォーマットは在来線と同等にして、フォント等はこの北陸新幹線から一新。ラインカラーを用いないため、JR西日本の青色でまとめられている。
大屋根のかかるホームは2面4線式。開業当初からホームドアを設け、ホームの利用客と車両を隔てている。富山までの短区間往復便『つるぎ』を見送る。これはまた時間を余らせる、恒例のパターンになってしまったか…?
しかしそうでもないらしい。何せ指定は満席となっており、選択肢は4両分の自由席しかないのだ。発車が近くなった頃。乗り込む『はくたか』594号は折り返しでなく、車両基地から入ってきた。暫定ダイヤにおける臨時便であり、飯山しか通過しない"ひねくれ者"。
2.金沢13:56発→上野(17:06)17:13着 新幹線はくたか594号/東京行き E725-9
共通設計で違いはないが、今回はJR東日本の車両。釧路と同じパターンで座席を確保し、いきなりトイレへ入っておく。秋田のE6と同じく、デッキの雰囲気がいい。
金沢ではある程度の空席を残して発車。車内放送は上越新幹線と共通化されており、E7を増備するにあたっても新潟への乗り入れが予定されていた。
さて、富山県に入った頃合いか。手持ちのカメラは昨年購入したものだが、高速走行もあってどうもピントが合ってくれない。
新高岡は2面2線の相対式ホームを有する。車内はもう少し埋まってくるが、まだ自由席に空きも見られる。
新幹線の駅前に構えるイオンモール。最早カメラが自ら合わせないようにしているようにも…。
結局のところ、設定でおかしくなることを避けたい。そのために購入当初からオートのまま、カメラを動かしていたのである。ほら、うまくいった。
さて、もうすぐ富山。そびえる山々には雲がかかっており、美しい風景とまではならなかったか。
乗り入れる新幹線の全列車が停車し、金沢からの区間便も設定される富山は2面4線式。最終の長野行きで上越妙高へ向かったのは、早4年前のこと。自由席はほぼ埋まったようだ。
山々のみならず、沿線も雲が多くなってきた。4年前は夜間で当然景色は見られず、昼間となる今回は景色を見たいもの。
黒部宇奈月温泉は新高岡と同じく相対式ホームを持ち、同じく発車案内表示に3色LEDを使用。周辺は山々の多い景色になった。新潟県にかけてはトンネルが連続するため、景色はあまり見られない。ならば、…寝ようか?
糸魚川の手前で川を渡る。海は左側だが、座っているのは右側。
北陸新幹線における、西日本最東端の駅。ここで自由席は完全に埋まったとみていいだろう。
長いトンネルを抜け、2面4線式の上越妙高からはJR東日本となる。富山からの最終便で降り立ち、第3セクターで春日山のネットカフェへ向かった開業初年。4年後は一転して、とうとう立ち客も出てきたか。
雲の間から太陽光が差し込み、どことなく魅力的に感じてしまう景色。今日は日中に乗っているため、できるだけ景色を見つつ収めたい。乗務は長野までJR西日本が担当する。
はくたか594号が唯一通過した飯山も相対式ホーム。雲が山々の下にかかって幻想的な景色になるも、やはりどうも…。
長野まであと少し。デジタルカメラをプログラムAEに設定し、撮影すれば特にピントが外れないらしい。
かつての終着駅にして全列車が停車する長野は、2面4線式でホームドアが設けられていない。ここからはJR東日本の乗務員が担当となる。
一気に乗車し、自由席は通路部分まで埋まった。長野から各駅に停車するのは本来、区間運転便たる『あさま』が担うもの。
上田は相対式ホームでホームドアあり。まだ多く乗ってくる自由席。
佐久平の手前。開通している中部横断自動車道は、新幹線を潜るために高さ制限が生じている。
佐久平も同じくホームドアあり、相対式ホーム。とうとう指定席のデッキも、立ちスペースとして開放される。
軽井沢の別荘地に差し掛かる新幹線。実のところ、イメージに対してそれなりに不便らしい。
そんな軽井沢。新幹線駅は2面4線式のホームを有して、ホームドアは通過のある内側線にだけ設置。11月中旬になり、スキー場も開いているようだ。
入ったトンネルは急勾配で、速度抑え目に下っていく。珍しく停車した安中榛名も、やはり相対式ホームにホームドア。群馬県に入って、線路上には屋根がかからなくなった。
JR東日本によって宅地開発が進められた安中榛名。発車するとそのまま山へと入っていき、更に下っていく。
夕暮れ時になり、いよいよ山間から下ってきた新幹線。長野は右側が在来線の線路と駅であり、久々に建物の多い風景が見られる…。
上越新幹線が合流し、高崎は2面4線に加えて通過線を有する主要駅。4年前は越後湯沢から乗車し、ここで降りている。今回は"乗り鉄"として乗り続けよう。隣からMaxたにがわ412号に乗り換えられ、8両ながら2階建て故に立ちスペースも多いという。それでもあまりシフトしないようで、まだこちらへ乗ってくる。
(つづく)