リタ「今日は遊べるけど、どこまで進むかわかんないよ?」

2019年7月21日(日)午後2時34分 仙台市宮城野区・楽天生命パーク宮城

(B)観覧車(楽天生命パーク宮城/スマイルグリコパーク) プレイチケット4枚
 今回は観覧車だけが目的であったため、購入した4枚のプレイチケットがまとめられて渡されている。乗る際はそのまま渡せばいいという、配慮というもの。観覧車そのものは閉園した『仙台ハイランド』から移設したものらしい。


 ゴンドラが上がっていくにつれて、中からグラウンドの全景がよく見えるようになる。手前のメリーゴーランドもまた、野球場を遊園地にした1つである。それでも照明鉄塔が古来のままなので、独特のアンバランスさは否めない。


 反対をむけば、手前は"遊園地"の売店となるコンテナハウス。敷地外、道路を挟んだ奥はコンテナ貨物基地となる。内部では東北楽天ゴールデンイーグルスにまつわるクイズが、音声として流れていた。


 高い位置からであれば、レフト~3塁側の観客席を一望できるもの。座席こそチームカラーの赤系で統一させているものの、設置時期によって色合いが見事なほど一致していない。特に2014年の増設区画は、スタンドの構造からして大違いだ。


 ちょうど上がり切った頃、ゴンドラと共にコンテナ貨物基地を見下ろす格好となった。実際には東北本線から支線として分かれており、仙台駅を経由することなく長町から東仙台まで結んでいる。

 あとは流れのまま下っていき、地上へと降り立つ際はそれなりに違和感。


 さてそろそろ開場時間となる。入場列はすでに長い列をなしており、特に今回は自由席。いい座席を狙いたいならば並ぶしかない。


(A)外野芝生自由エリア(楽天生命パーク宮城) 1500円
 午後3時、派手目な案内放送と共に開場となった。入場する12ゲートはバックスクリーン裏にあり、同じように荷物検査を経て中へ進む。


 途中の"踊り場"は三角コーン類によって仕切られ、直進できないようにしている。


 階段を上がれば"芝生広場"だ。チェーンロープで"遊園地"と"芝生席"は仕切られており、行き来する際はチケットの確認を受けることとなる。


 芝生席は1人ごとに区切られており、指定席運用を考慮しているのか座席番号も割り当てられている。前方にあるテーブル席は、最大6人で利用できる『外野レフトホームランボックス』だ。


 このエリアは前方へ進むにつれてフェンスの"フチ"が視界を遮っており、着席位置を狙いにくい。もともと格安な芝生席ではあったものの、罠にはまったようなもの。


 さらに左側はスコアボードが真横へ迫り、スコアボードやビジョンが見えないばかりかライト方向も見渡せない。芝生面は人工芝ながら、先ほどまでの雨で座りにくい。持参していたのは、新しいリュックに入っていた緩衝材用ビニール。


 ある程度落ち着いたところで、時刻は午後4時30分。昨日と同様に福岡からハリーホークが来場しているほか、GT500の平手晃平選手(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)らも登場。


 ビジターのスタメン発表だがここからビジター席をよく見られず、スコアボードは全く見られない。幸いにも3塁側増設スタンド上には"表示箇所"があり、そこからスタメンに限って確認できる。予告先発のミランダは昨年、8回までノーヒットピッチングを披露した。


 ホームも同様に、3塁側増設スタンド上の"表示箇所"から確認する。スタメン発表時の演出は通常ユニフォームだった昨日と、配色が異なるもの。


 ビジターと同じくスタメン選手が顔写真で並べられ、やはり配色を異なるものとしている。ベンチ入りメンバーはこの芝生席から全く確認できないため、なかなか苦しかったり…。予告先発の石橋は先月、8回途中まで100球以内にまとめ勝利している。


 芝生席は旧来のスタンドから掘り下げられているため、段差が死角となってしまうのだ。外野フェンスも連動するように1段低く、1.65m程度とされている。


 守備につく東北楽天ナイン。この日は『FANS’ユニフォーム』を着用しており、クリムゾンレッド基調だった昨年までと異なるグレー基調。


 紺色キャップで背番号フチも紺色、アンダーシャツと背番号は濃赤色系となる。ストッキングは赤系に白などのラインが入っている。


 外野バックスクリーンレフト寄りらしく、カメラをズームアップすればテレビ中継らしいアングルになるもの。実際にはセンターへ寄ったほうが"らしくなる"だろう。

 2回表2アウトから内川聖一が左中間、この外野芝生自由エリアへの先制ホームラン!2回裏、1アウトから銀次がセンター前ヒット。和田が空振り三振の後、ミランダの暴投か何かで2アウト2塁。ウィーラーが左中間へ同点のタイムリーツーベース!下水流はショートゴロ。


 席を外して"遊園地"で何か買おうか。こちらは人工芝が段差なく敷かれており、通路部分と着席部分は白線で区切られる形。グラウンドを眺められないかわり、移動式のビジョンを配置して中継映像を流している。実況音声はラジオからのものだろう。


(R)揚げもち(楽天生命パーク宮城/甘味処ミヤギノチャヤ) 250円
 どこにでもありそうで、意外なほど手を出していなかったりする串モノ。醤油味に海苔がよく似合う。それは開通して早々の、長篠設楽原だったか…?

(R)竜田揚げ(楽天生命パーク宮城/甘味処ミヤギノチャヤ) 450円
 鶏肉に生姜醤油の味がしっかりしている。唐揚げとの違いは、衣に小麦粉(唐揚げ)か片栗粉(竜田揚げ)かといったもの。適正価格かどうかは別として、この安定感は貴重だ。

(R)メロンソーダ(楽天生命パーク宮城) 300円
 ドリンクも足りないので、ここで補給しておきたい。
(つづく)