
台風で停電になり、日没を迎えても明かりが灯らない。こんな風景は見られないもの…。不便さと引き換えに、不思議な感覚を得られたのでした。復旧したのは午後7時半頃になり…。ということで8月、晴天で暑くなった日。野球話の第2夜は続けて東京ドームです。
2018年8月22日(水) 東京都文京区・東京ドーム

北海道日本ハムの先発は、昨年の大阪『鷹の祭典』で立ちはだかった村田。そのときは1失点ながら故障で途中降板しており、今度こそはと…。
福岡ソフトバンクの先発は3年前に入団し、日本シリーズ連覇に大きく貢献したバンデンハーク。当初は2軍で"幽閉"されており、4月下旬のナゴヤ球場では現状来日唯一となる完投勝利を挙げている。捕手もこのときと同じ甲斐(拓也)。
1回表、牧原はショートのエラーにより出塁。今宮はヒットと表記され、走塁妨害で1,2塁。牧原が盗塁に成功して1,3塁となり、グラシアルが左中間への3ランホームラン!
柳田はショートライナー。松田宣浩ショートゴロ、中村晃もショートゴロ。
対する1回裏は淺間が左中間へのツーベース、西川はフォアボールを選んで1,2塁、近藤も四球を選んで満塁。中田はダブルプレーも、3塁ランナーがホームイン。レアードもフォアボールを選ぶ。清宮は空振り三振。
2回表は3人で終了。2回裏は1アウトから渡邉がライト前ヒット、中島卓也はセカンドの頭を越えるヒットで1,2塁。しかし淺間がダブルプレーで終了。
3回表、牧原は絶妙なバントヒットを決める。今宮が見事送りバントを成功させるも、グラシアルは空振り三振で2アウト。柳田が四球を選んで1,2塁も、松田宣浩はサードゴロ。

3回裏、西川がライトフェンス直撃の三塁打を放つ。近藤は空振り三振。中田はファーストゴロも、3塁ランナー西川がホームイン。レアードは空振り三振。
4回表は1アウトから長谷川勇也のレフトへヒット、甲斐がピッチャー強襲の内野安打で1,2塁も上林は空振り三振。牧原がセンター前へタイムリーヒットで追加点。今宮はライトフライ。
4回裏、清宮がセンターへのヒットを放つ。しかし鶴岡はセンターフライ、渡邉のダブルプレーで終了。
5回表の1アウト後、投手が村田から加藤へ交代。柳田がフォアボールを選ぶも、松田宣浩のダブルプレーで台無し。
5回裏、中島卓也がストレートのフォアボールを選ぶも、盗塁失敗。そのまま3人で終了。
日本ハムの東京ドーム開催では、5回終了後のグラウンド整備時に『YMCA』が流れる。グラウンドキーパーは黙々とトンボ掛けをするが、サビになった瞬間にトンボを振って踊り出すのが定番だという。ところが1塁の1人だけ、動きが明らかに『U.S.A.』だったり…。
6回表。中村晃は三遊間を破るヒットで出塁も、長谷川勇也はピッチャーへのゴロでダブルプレー。甲斐はゴロで終了。
6回裏は近藤のショート内野安打から始まった。中田はセンターフライも、レアードがフォアボールを選んで1,2塁。そして清宮…。

逆転3ランホームラン!
鶴岡はライトフライも、渡邉がレフトスタンドへ1発放ってもう1点!6失点撃沈のバンデンハークに代わって、嘉弥真がマウンドへ。中島卓也は空振りの三振を喫し、ようやく終了。
7回表からは勝ちパターンらしく、加藤に代わって宮西がマウンドに上がる。上林がレフト前へ落としまず1塁、牧原はセンター前へ運んで1,2塁。今宮の送りバントがうまい。しかしグラシアルは見逃し三振、柳田が空振り三振で3アウト。

カラフルな応援タオルで彩られるも、7回裏は3人で終了。
8回表、4人目はトンキン。松田宣浩の打球をショートがつかめず内野安打。中村晃はライトへ抜けるヒットを放って1,3塁、1塁は代走に福田が入る。長谷川勇也がレフトへの犠牲フライを放って1点差。甲斐の代打、明石はセンターフライ。福田が盗塁成功も、上林はショートゴロ。
8回裏のマウンドは嘉弥真に代わってスアレス。高谷がキャッチャーの守備につき、代走の福田はファーストへ。イニングとしては3者凡退。
観客数は41067人と発表。ただ下層部は埋まっていたようなのでともかくとして、そもそも座席数の多い2階自由席は空席もそれなり。当日に差額を追加すれば(残席数次第で)指定席へ移動できるので、2重カウントも疑ってしまう。
9回表だが、クローザーにとって受難の多い2018年。昨日の内は抑えたものの、浦野はどうなるか…?
牧原のセカンドゴロは内野安打となり、リプレイを要求。

判定はそのままセーフ。今宮は本日3度目の送りバントを成功させ、1アウト2塁。

グラシアルがレフトスタンドへ逆転2ランホームラン!旅行モノとしては10年前の今江(当時:千葉ロッテ)、1ヶ月前の福田(中日)に次ぐ3人目となる1試合2本塁打だ。柳田もレフト線へのツーベースで続く。
松田宣浩も左中間へ2ランホームラン!

やはり受難だった、2018年の抑え投手事情。浦野に代わってマウンドは公文。福田はレフトフライ、長谷川勇也がショートゴロで3アウト。

立場が変わった9回裏。こちらはそもそも、守護神の代役となる森。守備も変わるなど、3点差で余裕を持って逃げ切り体制へ。2アウトから代打に田中賢介も、見逃し三振に倒れゲームセット。

ビジターなのでお立ち"台"はないのだが、初回先制3ランと9回逆転2ランのグラシアル。それにしても、今日はホームランが両チームで5本。外野に膨らみがないこと、乾燥した空気で膨らませている構造からだろう…。
(つづく)

2夜目の東京ドームから出て目に入ったのは、漫画の殿堂『芳文社』の看板。某"漫画家を目指すアニメ"でも、ほぼ同様の形で登場しています。

※北海道地震の報に接し、心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い再建をお祈り致します。