この度、名古屋駅前に新たなランドマークが生まれました。これまで工事が進められていた名古屋駅周辺、その実態はどうなっているのでしょう?
名古屋駅の地下街を歩くうち、新たな開口部と空間が現れる…。
地上に出ると、並んでいたバス停の設備がなくなっていた…。
ということで、今回は開業したての新施設。JRゲートタワーを見ていこう。両隣の超高層ビルと並び、低層部は実質4棟分が1つにつながった。
元々名古屋駅周辺は地下街が発達しており、今回のゲートタワー部分が"開通"したことで一層発展。場所ごとに雰囲気が異なるのも、個性になっていい。
途中にあるエスカレーターを上がってみよう。真新しい建物に似合う、真新しいエスカレーター。地上に上がり、1階から2階へも上がる。
出てきたのは高島屋ゲートモールのうち、先に通路として完成していた2階部分であった。こちらに並ぶ店々は少し遅れて、17日に開業を迎える。
1階からはバスターミナルへと出られる。これまで路上に並んでいたバス乗り場は、ここに集約されることとなった。
かつての名古屋ターミナルビルにあったそれが2階建て構造だったのに対し、新しいバスターミナルは1階建て構造。全体としてL字の形状をなしており、入口に近いところは降車場。
JR系統のバスには2階建て車両『エアロキング』が、系統によって用いられている。このためターミナル内部の高さを考慮しなければならず、名鉄バスセンターは設計が古いこともあって乗り入れられない。この新ターミナルも少々厳しいか?
地下に戻ろう。今回のゲートタワー部分が"開通"したことにより、JPタワー名古屋までが地下空間で結ばれた。地下を含む低層部は商業施設『KITTE名古屋』となっており、"本体"共々日本郵便が運営している。
JPタワー名古屋は内部の撮影が禁止とあったので、通り抜けて1階のバスターミナルへ向かう。やはり入口には"市バス"とあり、現段階でJR系統のバスは新幹線口から移転していない。
発車案内は液晶画面に表示され、路線系統ごとに色分けがなされている。現状では市バスしか乗り入れないためにこのような形式を用いており、仮にJR系統のバスが乗り入れた場合はどうなるか…。
バスの通り道があるため、JPタワー名古屋とJRゲートタワーは1階部分がつながっていない。エスカレーターがあるので、上がってみよう。
先に"連絡通路"として完成していた部分に接する、ゲートタワーの2階に出てきた。店として今回開業したのは9~13階であり、エレベーターで結んでいる。
高島屋ゲートモールはまだ店のシャッターが下りた状態となっており、通路として機能している状態。1階に降りるエスカレーターがあるので、降りてみると…?
元々あったJRセントラルタワーズにつながっている。完成時期も違えば、運営主体もやや異なるビル集合体(JRセントラルタワーズとJRゲートタワーは同じJR東海が運営)。雰囲気はそれぞれで異なっている。
ここからもバスターミナルにつながっていた。内部はというと、トイレはあって当然。コインロッカーが(キーレス式含めて)多く設けられ、クリーニングなど2店舗が入っている。
もっと見よう。バスの通る部分とはガラスで仕切られており、バスに乗る際は自動ドアの前で待つこととなる。これは名鉄バスセンターや、栄のオアシス21バス乗り場と同じ方式。
乗り場は12箇所設けられているが、市バスが現在使うのは11箇所。12番は表記類がないので、現状使われていない。ウェスティンナゴヤキャッスルへの無料往復バスは一応JR東海バスが運行しており、ここから発着することになるらしい。そして停車しているのは、まさしくJR東海バスの車両。しかし高速路線の発着に必要とされる発券施設等はなく、設置可能なスペースも見当たらない。移転しないなら移転しないと、理由含めて公式発表すべきだ(最重要)。
足元にも系統別に路線案内が表記され、バスの乗車位置となる。これなら複数の系統が同じ乗り場から発車しようとも、並ぶ位置を間違うことはない。
路上ではまず不可能だった、バス駐留スペースも設けられた。
バスターミナルは回りこむような形状をなしており、内部でも場所によって雰囲気が異なっている。実のところ、建物としてJRゲートタワーでもJPタワー名古屋でもないような構造をもなしていたり。
観光周遊バス『メーグル』の塗装でいて、設備等そのものは通常タイプという車両がいた。系統は『名駅11』と表記されており、前面にも『メーグルではありません』と表記。なんとなく、予備車両のような気がしないでもない。
バスターミナルの開業に合わせて、『KITTE名古屋』にも新しい店がオープン。これをもってJPタワー名古屋は全面開業となっている。
乗り場案内と共に路線図があり、路線ごとの色分けもなされている。これは乗車位置上の液晶画面に表示される発車案内と、同じ色となる。正直、路線図単体で欲しいもの。
また、ミッドランドスクエアや名鉄百貨店にある路上停留所は部分的に残された。系統によっては開業したバスターミナルを出てから、最初の停留所として扱われる。
(つづく)
ということで次回、中層部に続きます。
2017年4月11日(火)午後3時55分 名古屋市中村区・地下街ゲートウォーク

名古屋駅の地下街を歩くうち、新たな開口部と空間が現れる…。

地上に出ると、並んでいたバス停の設備がなくなっていた…。

ということで、今回は開業したての新施設。JRゲートタワーを見ていこう。両隣の超高層ビルと並び、低層部は実質4棟分が1つにつながった。

元々名古屋駅周辺は地下街が発達しており、今回のゲートタワー部分が"開通"したことで一層発展。場所ごとに雰囲気が異なるのも、個性になっていい。

途中にあるエスカレーターを上がってみよう。真新しい建物に似合う、真新しいエスカレーター。地上に上がり、1階から2階へも上がる。

出てきたのは高島屋ゲートモールのうち、先に通路として完成していた2階部分であった。こちらに並ぶ店々は少し遅れて、17日に開業を迎える。

1階からはバスターミナルへと出られる。これまで路上に並んでいたバス乗り場は、ここに集約されることとなった。

かつての名古屋ターミナルビルにあったそれが2階建て構造だったのに対し、新しいバスターミナルは1階建て構造。全体としてL字の形状をなしており、入口に近いところは降車場。

JR系統のバスには2階建て車両『エアロキング』が、系統によって用いられている。このためターミナル内部の高さを考慮しなければならず、名鉄バスセンターは設計が古いこともあって乗り入れられない。この新ターミナルも少々厳しいか?

地下に戻ろう。今回のゲートタワー部分が"開通"したことにより、JPタワー名古屋までが地下空間で結ばれた。地下を含む低層部は商業施設『KITTE名古屋』となっており、"本体"共々日本郵便が運営している。

JPタワー名古屋は内部の撮影が禁止とあったので、通り抜けて1階のバスターミナルへ向かう。やはり入口には"市バス"とあり、現段階でJR系統のバスは新幹線口から移転していない。

発車案内は液晶画面に表示され、路線系統ごとに色分けがなされている。現状では市バスしか乗り入れないためにこのような形式を用いており、仮にJR系統のバスが乗り入れた場合はどうなるか…。

バスの通り道があるため、JPタワー名古屋とJRゲートタワーは1階部分がつながっていない。エスカレーターがあるので、上がってみよう。

先に"連絡通路"として完成していた部分に接する、ゲートタワーの2階に出てきた。店として今回開業したのは9~13階であり、エレベーターで結んでいる。

高島屋ゲートモールはまだ店のシャッターが下りた状態となっており、通路として機能している状態。1階に降りるエスカレーターがあるので、降りてみると…?

元々あったJRセントラルタワーズにつながっている。完成時期も違えば、運営主体もやや異なるビル集合体(JRセントラルタワーズとJRゲートタワーは同じJR東海が運営)。雰囲気はそれぞれで異なっている。

ここからもバスターミナルにつながっていた。内部はというと、トイレはあって当然。コインロッカーが(キーレス式含めて)多く設けられ、クリーニングなど2店舗が入っている。

もっと見よう。バスの通る部分とはガラスで仕切られており、バスに乗る際は自動ドアの前で待つこととなる。これは名鉄バスセンターや、栄のオアシス21バス乗り場と同じ方式。

乗り場は12箇所設けられているが、市バスが現在使うのは11箇所。12番は表記類がないので、現状使われていない。ウェスティンナゴヤキャッスルへの無料往復バスは一応JR東海バスが運行しており、ここから発着することになるらしい。そして停車しているのは、まさしくJR東海バスの車両。しかし高速路線の発着に必要とされる発券施設等はなく、設置可能なスペースも見当たらない。移転しないなら移転しないと、理由含めて公式発表すべきだ(最重要)。

足元にも系統別に路線案内が表記され、バスの乗車位置となる。これなら複数の系統が同じ乗り場から発車しようとも、並ぶ位置を間違うことはない。

路上ではまず不可能だった、バス駐留スペースも設けられた。

バスターミナルは回りこむような形状をなしており、内部でも場所によって雰囲気が異なっている。実のところ、建物としてJRゲートタワーでもJPタワー名古屋でもないような構造をもなしていたり。

観光周遊バス『メーグル』の塗装でいて、設備等そのものは通常タイプという車両がいた。系統は『名駅11』と表記されており、前面にも『メーグルではありません』と表記。なんとなく、予備車両のような気がしないでもない。

バスターミナルの開業に合わせて、『KITTE名古屋』にも新しい店がオープン。これをもってJPタワー名古屋は全面開業となっている。

乗り場案内と共に路線図があり、路線ごとの色分けもなされている。これは乗車位置上の液晶画面に表示される発車案内と、同じ色となる。正直、路線図単体で欲しいもの。
また、ミッドランドスクエアや名鉄百貨店にある路上停留所は部分的に残された。系統によっては開業したバスターミナルを出てから、最初の停留所として扱われる。
(つづく)
ということで次回、中層部に続きます。