さあ、豊田スタジアムの後半戦です!
後半は名古屋が持ち直しの様相を見せる。後半15分の岐阜、シシーニョに警告(イエローカード)。後半27分の岐阜、風間から山田に交代。観客数が21878人と発表され、収容人数共々満員御礼となったパロマ瑞穂の開幕戦(18918人)より多い。対する、岐阜の開幕戦は6587人だったとか。
後半34分、田中が決めて岐阜先制!チーム力で明らかに劣るはずだった岐阜が、下克上を成し遂げてしまうのか?そうはさせじと後半35分の名古屋、玉田からフェリペガルシアに交代。岐阜も後半36分、永島から難波に交代。
このまま負けはいただけない名古屋は後半40分、杉森からシモビッチに交代。対する岐阜も後半44分、古橋から小野に交代。そして…?
後半45分、内田が決めて同点!なんとか負けは免れるかもしれない名古屋と、やっぱり下克上は贅沢すぎたのかもしれない岐阜。後半アディショナルタイムは5分と長かったが、記録上は名古屋のワシントンに警告があっただけ。
名古屋のJ2降格によって実現した、リーグ戦初の『名岐ダービー』。今回の"第1レグ"は引き分けという結果になり、とりあえず名古屋にとって負けずに済んだと捉えればいいだろうか。まだ正式な日程が決まっていない、岐阜長良川での"第2レグ"も注目したい…。
岐阜の応援席へ向かう選手たち。岐阜から見れば、まさか勝てるかもしれなかったという立場だろうか。ついでに間違って2048×1536のまま撮影し、1200×900に縮小したのは内緒の話。
こちらは場内を270度、ほぼ一回りする選手。実のところ低層部は混在したり第3者の立場でいる人も含まれるため、どこまでがホーム応援席(サポーターズシートとは限らない)かはわからない。
そしてゴール裏、名古屋の応援席。LED広告は導入されておらず、従来の"板看板"だけが用いられている。前方は可動式であり、最前列は使用できず横断幕で埋めている。
あまり早く出ても動きにくいので、しばらく内部を調べようか。メインスタンドとバックスタンドの4階席、サイドスタンドの全座席は折りたたみでない背もたれ付き。ナゴヤ球場はもちろんJR東日本でも見かけるなど、この形状は座りのよさもあって結構なシェアを誇っていたりいなかったり。ただ、カバーのかかった座席は違和感しかない。
落ちないよう気を遣いつつ、最上部まで上がってみた。壁の外側にある空間は点検用の通路だろうか。そのため、スタンドからは外の景色が望めない。内側も危険だが、外側に壁がなければもっと危険だ。
ただ、やはり内部はこの絶景である。選手の姿は小さくしか見られないものの、全体を眺めるにはこれ以上ない好条件。
そして視線をもっと下に向ければ、それは急傾斜の階段。上るより下るほうが大変だとはよく言われるもので、豊田スタジアムではまさしくそれを体現している。踏み外そうもんなら、もう…。
下りきった先、柵の向こう側から下を見るとなにやらガラス越しにテーブル席が見える。実はこの豊田スタジアム、4階のコンコースにレストランがあったりする。
階段から、スタンドの前にある広場を見下ろしてみる。こちらも出店や各種イベントブースが並んでおり、試合前後に何か食べるものとかファンクラブ系の何かとか。終了からまだ時間が経っていないので、人が多く集まっている状態。
もう1つ眺めよう。周囲には駐輪場が設けられ、バイクも停められる。実のところ、原付で来るという考えがなかったわけではなかったり。駐車場は関係者用とされるため、一般客は別の場所に設けられた駐車場からバスに乗り換えとなる。トヨタ記念病院はこの方向か。
3階はカテゴリーが1つ上の自由席となっており、座面が跳ね上げ式で背もたれもやや高くなっている。同じアッパーデッキにあるため、やはり急傾斜となっている。安全のため、保護棒も欠かせない。
4階席より前列にあるため、当然ながらピッチにより近く臨場感を感じられる。アウェー席も撤収が進み、ゴール周囲の広告看板も撤収が進む。
3階は上下で分かれており、下はさらにペアシートを挟む形になる。ペアシートはテーブルがあり、飲食しながらの観戦に最適だろう。ホーム側も撤収が進んでおり、ゴールも取り外された。
スタンドの切れ間からもう1枚。屋根は吊り下げ構造となっており、そびえる柱はそれを支える重要なもの。それを境目に左はアウェー側ゴール周囲。右はサイドスタンド高層部とコンコースを、断面図のように見られる。
メインスタンドの2階席は個室となっており、一般客はコンコースからも入れないようになっている。
1階まで降りてきた。下層スタンドはさすがに傾斜がゆるく、座席に保護棒が設けられていない。最上部は通路と共に、車椅子席となっている。
この豊田スタジアムは掘り下げ式であり、見える範囲で最下部のピッチは地下2階に相当する。すっかり撤収作業も進み、落ち着きつつあるアウェー側。もう少し場内を味わいつつも、そろそろ出なければ…。
ゲートには出られない出口もある。囲いの中に"灰皿"があることから、喫煙所として機能しているとみていい。扉構造の都合で完全分煙とまではいかないが、この手法は東京ドームでも採られていたりする。
最後はホーム側サイドスタンド下層部。スタンド形状は下層部が球技専用らしく角丸四角形、上層部は陸上競技場で見られる楕円形。そのため、重なる箇所では必然的に屋根の役割を果たすことになる。
この上層部スタンドが屋根の役割を果たす反面、全体を見づらくもしている。それを補完するため、天井からさらにテレビ画面が吊り下げられる。座席は"サポーターズシート"らしく、背もたれが低く座面も跳ね上げ式でないタイプ。このあたり、野球の外野席に通じる部分。やはり最上部は通路と共に、車椅子席も設けられている。
さあ、外に出よう。まだまだ人は多く、混雑は続く。
片側1車線対面通行の道路を下ると、向こう側に住宅地が広がっている。原付ならば周囲を見て回ってから帰ろうとも思えるものの、生憎今日は鉄道利用。駅までの復路はバスがないので、歩かなくてはならない。
今更ながら、今日の場内図。やはりアウェー側アッパーデッキは閉鎖されていた。
必然的に渡ることとなる豊田大橋。徒歩アクセスのメインルートを見越してなのか、歩道はかなり広く取られている。一方で車道は片側1車線なので、交通量が制限されて流れも悪い。
往路も徒歩であれば、豊田スタジアムの姿が目に入ったところで高揚感を抑えられないかもしれない。逆に復路は、名残惜しさを感じてしまうもの。屋根吊り下げ用鉄骨の先端が鋭く避雷針の役割も果たしているであろう、そんな豊田スタジアム。
6.豊田市17:30発→知立17:55着 普通・知立行き 6239
1本待ったところ、リニューアル車両が4両中の後方に連結していたので乗る。壁面はまさに新車のそれに交換され、禁煙の文字はマークに変更。座席横の仕切りも交換され、ポールも追加。座席そのものは変わっていない。
(おわり)
とりあえず以上となります。パロマ瑞穂よりは全ての設備面で上回っているので、あとはアクセスでしょう。名古屋駅からの臨時直行バスがあるとありがたいものです。
2017年3月4日(土)午後3時38分? 愛知県豊田市・豊田スタジアム(後半31分を経過)

後半は名古屋が持ち直しの様相を見せる。後半15分の岐阜、シシーニョに警告(イエローカード)。後半27分の岐阜、風間から山田に交代。観客数が21878人と発表され、収容人数共々満員御礼となったパロマ瑞穂の開幕戦(18918人)より多い。対する、岐阜の開幕戦は6587人だったとか。

後半34分、田中が決めて岐阜先制!チーム力で明らかに劣るはずだった岐阜が、下克上を成し遂げてしまうのか?そうはさせじと後半35分の名古屋、玉田からフェリペガルシアに交代。岐阜も後半36分、永島から難波に交代。
このまま負けはいただけない名古屋は後半40分、杉森からシモビッチに交代。対する岐阜も後半44分、古橋から小野に交代。そして…?

後半45分、内田が決めて同点!なんとか負けは免れるかもしれない名古屋と、やっぱり下克上は贅沢すぎたのかもしれない岐阜。後半アディショナルタイムは5分と長かったが、記録上は名古屋のワシントンに警告があっただけ。

名古屋のJ2降格によって実現した、リーグ戦初の『名岐ダービー』。今回の"第1レグ"は引き分けという結果になり、とりあえず名古屋にとって負けずに済んだと捉えればいいだろうか。まだ正式な日程が決まっていない、岐阜長良川での"第2レグ"も注目したい…。

岐阜の応援席へ向かう選手たち。岐阜から見れば、まさか勝てるかもしれなかったという立場だろうか。ついでに間違って2048×1536のまま撮影し、1200×900に縮小したのは内緒の話。

こちらは場内を270度、ほぼ一回りする選手。実のところ低層部は混在したり第3者の立場でいる人も含まれるため、どこまでがホーム応援席(サポーターズシートとは限らない)かはわからない。

そしてゴール裏、名古屋の応援席。LED広告は導入されておらず、従来の"板看板"だけが用いられている。前方は可動式であり、最前列は使用できず横断幕で埋めている。

あまり早く出ても動きにくいので、しばらく内部を調べようか。メインスタンドとバックスタンドの4階席、サイドスタンドの全座席は折りたたみでない背もたれ付き。ナゴヤ球場はもちろんJR東日本でも見かけるなど、この形状は座りのよさもあって結構なシェアを誇っていたりいなかったり。ただ、カバーのかかった座席は違和感しかない。

落ちないよう気を遣いつつ、最上部まで上がってみた。壁の外側にある空間は点検用の通路だろうか。そのため、スタンドからは外の景色が望めない。内側も危険だが、外側に壁がなければもっと危険だ。

ただ、やはり内部はこの絶景である。選手の姿は小さくしか見られないものの、全体を眺めるにはこれ以上ない好条件。

そして視線をもっと下に向ければ、それは急傾斜の階段。上るより下るほうが大変だとはよく言われるもので、豊田スタジアムではまさしくそれを体現している。踏み外そうもんなら、もう…。

下りきった先、柵の向こう側から下を見るとなにやらガラス越しにテーブル席が見える。実はこの豊田スタジアム、4階のコンコースにレストランがあったりする。

階段から、スタンドの前にある広場を見下ろしてみる。こちらも出店や各種イベントブースが並んでおり、試合前後に何か食べるものとかファンクラブ系の何かとか。終了からまだ時間が経っていないので、人が多く集まっている状態。

もう1つ眺めよう。周囲には駐輪場が設けられ、バイクも停められる。実のところ、原付で来るという考えがなかったわけではなかったり。駐車場は関係者用とされるため、一般客は別の場所に設けられた駐車場からバスに乗り換えとなる。トヨタ記念病院はこの方向か。

3階はカテゴリーが1つ上の自由席となっており、座面が跳ね上げ式で背もたれもやや高くなっている。同じアッパーデッキにあるため、やはり急傾斜となっている。安全のため、保護棒も欠かせない。

4階席より前列にあるため、当然ながらピッチにより近く臨場感を感じられる。アウェー席も撤収が進み、ゴール周囲の広告看板も撤収が進む。

3階は上下で分かれており、下はさらにペアシートを挟む形になる。ペアシートはテーブルがあり、飲食しながらの観戦に最適だろう。ホーム側も撤収が進んでおり、ゴールも取り外された。

スタンドの切れ間からもう1枚。屋根は吊り下げ構造となっており、そびえる柱はそれを支える重要なもの。それを境目に左はアウェー側ゴール周囲。右はサイドスタンド高層部とコンコースを、断面図のように見られる。

メインスタンドの2階席は個室となっており、一般客はコンコースからも入れないようになっている。

1階まで降りてきた。下層スタンドはさすがに傾斜がゆるく、座席に保護棒が設けられていない。最上部は通路と共に、車椅子席となっている。

この豊田スタジアムは掘り下げ式であり、見える範囲で最下部のピッチは地下2階に相当する。すっかり撤収作業も進み、落ち着きつつあるアウェー側。もう少し場内を味わいつつも、そろそろ出なければ…。

ゲートには出られない出口もある。囲いの中に"灰皿"があることから、喫煙所として機能しているとみていい。扉構造の都合で完全分煙とまではいかないが、この手法は東京ドームでも採られていたりする。

最後はホーム側サイドスタンド下層部。スタンド形状は下層部が球技専用らしく角丸四角形、上層部は陸上競技場で見られる楕円形。そのため、重なる箇所では必然的に屋根の役割を果たすことになる。

この上層部スタンドが屋根の役割を果たす反面、全体を見づらくもしている。それを補完するため、天井からさらにテレビ画面が吊り下げられる。座席は"サポーターズシート"らしく、背もたれが低く座面も跳ね上げ式でないタイプ。このあたり、野球の外野席に通じる部分。やはり最上部は通路と共に、車椅子席も設けられている。

さあ、外に出よう。まだまだ人は多く、混雑は続く。

片側1車線対面通行の道路を下ると、向こう側に住宅地が広がっている。原付ならば周囲を見て回ってから帰ろうとも思えるものの、生憎今日は鉄道利用。駅までの復路はバスがないので、歩かなくてはならない。

今更ながら、今日の場内図。やはりアウェー側アッパーデッキは閉鎖されていた。

必然的に渡ることとなる豊田大橋。徒歩アクセスのメインルートを見越してなのか、歩道はかなり広く取られている。一方で車道は片側1車線なので、交通量が制限されて流れも悪い。

往路も徒歩であれば、豊田スタジアムの姿が目に入ったところで高揚感を抑えられないかもしれない。逆に復路は、名残惜しさを感じてしまうもの。屋根吊り下げ用鉄骨の先端が鋭く避雷針の役割も果たしているであろう、そんな豊田スタジアム。

6.豊田市17:30発→知立17:55着 普通・知立行き 6239
1本待ったところ、リニューアル車両が4両中の後方に連結していたので乗る。壁面はまさに新車のそれに交換され、禁煙の文字はマークに変更。座席横の仕切りも交換され、ポールも追加。座席そのものは変わっていない。

(おわり)
とりあえず以上となります。パロマ瑞穂よりは全ての設備面で上回っているので、あとはアクセスでしょう。名古屋駅からの臨時直行バスがあるとありがたいものです。