今回は伊勢大橋から長良川堤防を北上するつもりです。
伊勢大橋を逆向きに渡りなおす途中、交差点があるので左折。堤防道路を通ることにしよう。付近の堤防はそれ自体が狭く、左右とも大きな川がある。道幅にあまり余裕がないようで、引かれているラインを踏むと音が鳴るように工夫がなされている。
近鉄とJRの橋が並立しており、堤防道路はその下をくぐる形になる。通りがかる23000系伊勢志摩ライナーは近年リニューアルがなされている。この編成など、赤色のカラーリングはなんとなく合わないというのか…。
その次は東名阪自動車道で、薄青緑に塗られたトラス構造が印象的。この堤防道路に歩道などは設けられておらず、路側帯もないようなもの。途中に信号もなく、車はそれなりにスピードを出す。
ここでは自転車も最高速度とされる50km/h前後までは出したほうがいいのかもしれない。原付は最高速度が30km/hと定められており、エンジンの有無で速度が逆転してしまう。自動車の数があまり多くないのが、唯一危険でない要素なのか。もしくは、交通量の少なさが速度を上げる要因なのか…。
左が千本松原となり、岐阜県海津市に入る。ここまで速度の高い状態を維持せねばならず、より高速な自動車が背後に迫ると気をつかったもの。
伊勢大橋から実に20分以上もの間、信号がない状態が続いた堤防道路。国営木曽三川公園を前にして、ようやく停止できた。愛知・岐阜・三重県道125号のアーチ橋がよくわかる。
日本の道100選の1つである『木曽三川パークウェイ』こと愛知・岐阜・三重県道125号。岐阜県区間が500mに満たないこの道路、そこにある県道標識にある数字は23…。
そう、先ほどまで通ってきた堤防道路は三重・岐阜県道106号。三重・岐阜県道23号はこのまま多度町の国道258号まで、県道125号と重複し続けるのだ。おまけに県道125号は愛知県内で終わったかのような扱いとは…、絶対おかしいよ。
県道23号は堤防の上にある車道と並行する形で、親切にも1段下を自転車用の道が通っている。さあ、ここからはそこを走ることとしよう。柵はやや狭く、通過の際は減速が望ましい。
この付近で長良川と木曽川が隣接し、揖斐川からは離れていく。左側はしばらく水田地帯の景色が続くことになる。ちょうど稲刈りの季節。刈り取った後に残る藁は何に使うのか、気になって仕方がない。
その途中、長良川サービスセンターの下をくぐる。管理施設のようだが、交流イベントも度々行われるらしい。それと、建物を直接貫くトンネル構造ってなんとなくよくない?
自転車の道は途中で草刈がなされたままとなっており、もう少し進むとまさしく作業現場となっていた。所々にある柵で減速を余儀なくされ、車こそいないもののペースが上がらない。
そしてさらに進むと、草刈がされていない。左右は雑草が生い茂り、路面の状態も悪い。その雑草がまとわりつき、なんとなく気味が悪いというか…。ひっつき虫?針みたいな?うわ、離れない。なんかヤダ!いつまでこの状態が続くんだ!?
結局"ひっつき虫やら得体の知れないもの"の処理を強いられ、途中で走行を断念せざるを得なくなった。折れる形で進んだ岐阜県道117号には『津島海津線』との表記がある。せっかくなので通ってみよう。
この県道は愛知県内から続いており、木曽川と長良川で分断された形になる。川の間はかつて渡し船で結ばれており、自転車共々無料で渡ることができたとか。そういえば、隣の岐阜県道119号も堤防から唐突に始まっていたような…。
その途中で岐阜県道218号と交差。左に進むと『国営木曽三川公園』とあり、わざわざ2段で書かれている。右は、この日にできればたどり着きたかった羽島。まあ、そもそも県道106号が余分だったのだろうか?"雑草騒動"で行く手が阻まれたので、かえってよかったのかもしれない。直進は海津市街となっており、岐阜県道117号がもう少し続くことになる。
岐阜県道117号は終始片側1車線対面通行となっている。S字にカーブするような形で川を…、川?まあいい。県道はまだ続くようで、右に進んで海津市街へ1.5kmとある。
歴史民俗資料館を横目に見ると左右にS字カーブする。海津名物の饅頭は…、"雑草騒動"もあったのでパスしておくか。
岐阜県道1号と接して、岐阜県道117号は終わる。海津市街は右に曲がり、もう少し進むことになる。左は桑名とあり、国道258号を通ることになる。日も沈んできたので、県道8号で帰ろうか。
愛知・岐阜県道8号は津島市から、国道258号まで続いている。路線距離そのものは思いのほか短かったりする。岐阜県道1号は海津市内で重複しており、津島から見るとここから直進して単独となる。行き先は強気にも関ヶ原を示している。
ということで、長良川の堤防まで戻ってきた。後で調べたところ、平行する自転車道路は県道23号でなかったことが判明。岐阜県道195号として、別に指定されていた。では東海大橋を、安全のため右側を渡って帰ろうか。
長良川と木曽川をまとめて渡り、愛知県に戻ってきた。堤防には思いのほか巨大なLED式掲示板があり、気温が20.0℃とある。暑すぎずも、上着のいらなかった今回。"雑草騒動"のせいで、まさしく"骨折り損のくたびれ儲け"と…。違う?
あとは余計なことをせず、愛知県道126号でとりあえず直帰。まとめると三重・岐阜県道106号は、高速走行を強いられることから中~上級者向けコース。岐阜県道195号は雑草が生い茂り、路面も悪いことから勧められない。岐阜県道117号は案外よかった、といったところか。これで残すは、『津島海津線』の愛知県部分にあたる愛知県道120号だろう。そしていつか、道の駅『クレール平田』へ…。
(おわり)
ありがとうございました。
2015年10月21日(水)午後3時22分 三重県桑名市・国道1号交点付近

伊勢大橋を逆向きに渡りなおす途中、交差点があるので左折。堤防道路を通ることにしよう。付近の堤防はそれ自体が狭く、左右とも大きな川がある。道幅にあまり余裕がないようで、引かれているラインを踏むと音が鳴るように工夫がなされている。

近鉄とJRの橋が並立しており、堤防道路はその下をくぐる形になる。通りがかる23000系伊勢志摩ライナーは近年リニューアルがなされている。この編成など、赤色のカラーリングはなんとなく合わないというのか…。

その次は東名阪自動車道で、薄青緑に塗られたトラス構造が印象的。この堤防道路に歩道などは設けられておらず、路側帯もないようなもの。途中に信号もなく、車はそれなりにスピードを出す。

ここでは自転車も最高速度とされる50km/h前後までは出したほうがいいのかもしれない。原付は最高速度が30km/hと定められており、エンジンの有無で速度が逆転してしまう。自動車の数があまり多くないのが、唯一危険でない要素なのか。もしくは、交通量の少なさが速度を上げる要因なのか…。

左が千本松原となり、岐阜県海津市に入る。ここまで速度の高い状態を維持せねばならず、より高速な自動車が背後に迫ると気をつかったもの。

伊勢大橋から実に20分以上もの間、信号がない状態が続いた堤防道路。国営木曽三川公園を前にして、ようやく停止できた。愛知・岐阜・三重県道125号のアーチ橋がよくわかる。

日本の道100選の1つである『木曽三川パークウェイ』こと愛知・岐阜・三重県道125号。岐阜県区間が500mに満たないこの道路、そこにある県道標識にある数字は23…。

そう、先ほどまで通ってきた堤防道路は三重・岐阜県道106号。三重・岐阜県道23号はこのまま多度町の国道258号まで、県道125号と重複し続けるのだ。おまけに県道125号は愛知県内で終わったかのような扱いとは…、絶対おかしいよ。

県道23号は堤防の上にある車道と並行する形で、親切にも1段下を自転車用の道が通っている。さあ、ここからはそこを走ることとしよう。柵はやや狭く、通過の際は減速が望ましい。

この付近で長良川と木曽川が隣接し、揖斐川からは離れていく。左側はしばらく水田地帯の景色が続くことになる。ちょうど稲刈りの季節。刈り取った後に残る藁は何に使うのか、気になって仕方がない。

その途中、長良川サービスセンターの下をくぐる。管理施設のようだが、交流イベントも度々行われるらしい。それと、建物を直接貫くトンネル構造ってなんとなくよくない?

自転車の道は途中で草刈がなされたままとなっており、もう少し進むとまさしく作業現場となっていた。所々にある柵で減速を余儀なくされ、車こそいないもののペースが上がらない。

そしてさらに進むと、草刈がされていない。左右は雑草が生い茂り、路面の状態も悪い。その雑草がまとわりつき、なんとなく気味が悪いというか…。ひっつき虫?針みたいな?うわ、離れない。なんかヤダ!いつまでこの状態が続くんだ!?
結局"ひっつき虫やら得体の知れないもの"の処理を強いられ、途中で走行を断念せざるを得なくなった。折れる形で進んだ岐阜県道117号には『津島海津線』との表記がある。せっかくなので通ってみよう。

この県道は愛知県内から続いており、木曽川と長良川で分断された形になる。川の間はかつて渡し船で結ばれており、自転車共々無料で渡ることができたとか。そういえば、隣の岐阜県道119号も堤防から唐突に始まっていたような…。

その途中で岐阜県道218号と交差。左に進むと『国営木曽三川公園』とあり、わざわざ2段で書かれている。右は、この日にできればたどり着きたかった羽島。まあ、そもそも県道106号が余分だったのだろうか?"雑草騒動"で行く手が阻まれたので、かえってよかったのかもしれない。直進は海津市街となっており、岐阜県道117号がもう少し続くことになる。

岐阜県道117号は終始片側1車線対面通行となっている。S字にカーブするような形で川を…、川?まあいい。県道はまだ続くようで、右に進んで海津市街へ1.5kmとある。

歴史民俗資料館を横目に見ると左右にS字カーブする。海津名物の饅頭は…、"雑草騒動"もあったのでパスしておくか。

岐阜県道1号と接して、岐阜県道117号は終わる。海津市街は右に曲がり、もう少し進むことになる。左は桑名とあり、国道258号を通ることになる。日も沈んできたので、県道8号で帰ろうか。

愛知・岐阜県道8号は津島市から、国道258号まで続いている。路線距離そのものは思いのほか短かったりする。岐阜県道1号は海津市内で重複しており、津島から見るとここから直進して単独となる。行き先は強気にも関ヶ原を示している。

ということで、長良川の堤防まで戻ってきた。後で調べたところ、平行する自転車道路は県道23号でなかったことが判明。岐阜県道195号として、別に指定されていた。では東海大橋を、安全のため右側を渡って帰ろうか。

長良川と木曽川をまとめて渡り、愛知県に戻ってきた。堤防には思いのほか巨大なLED式掲示板があり、気温が20.0℃とある。暑すぎずも、上着のいらなかった今回。"雑草騒動"のせいで、まさしく"骨折り損のくたびれ儲け"と…。違う?
あとは余計なことをせず、愛知県道126号でとりあえず直帰。まとめると三重・岐阜県道106号は、高速走行を強いられることから中~上級者向けコース。岐阜県道195号は雑草が生い茂り、路面も悪いことから勧められない。岐阜県道117号は案外よかった、といったところか。これで残すは、『津島海津線』の愛知県部分にあたる愛知県道120号だろう。そしていつか、道の駅『クレール平田』へ…。
(おわり)
ありがとうございました。