
青空フリー9~飯田線スペシャル~
青空フリーパス。今回で9回目となる使用となる名古屋近郊のJR路線が休日乗り放題となる切符である。
2006年にエリアが拡大され、木曽平沢、飯田、下呂、紀伊長島と、近郊では収まらない範囲まで対象となった。
今回はこれまでの間実質手付かずであった飯田線に乗ることとなった。
2007年5月3日(木)午前7時28分 東海道線・普通岡崎行き1.金山7:27発→刈谷7:50着 普通3114F・岡崎行き モハ116-52
ももか「それで飯田まで行くって言いたいのね。」
なぎさ「不満か?」
ももか「不満なんか無いわよ。景色いいし、魅力たっぷりじゃない。」
めぐみ「観光とかないのに?」
ももか「もうね、このメンバーだと大体わかるの。」
めぐみ「嫌なの?」
ももか「嫌なんて一言も言ってないわよ。」
めぐみ「どうして?嫌なら断っていいのに…」
ももか「そ、それは…、その…」
さくら「一緒に行くからいいんだ。」
めぐみ「それ言っちゃ…」
では改めて。
なぎさ「今日は簡単だ。飯田行って、帰って終わるようなもんだ。」
ももか「わかりやすい…」
2.刈谷7:52発→豊橋8:24着 新快速5304F・豊橋行き クモハ313-5007
先を急ごう。乗り換える快速は久々の5000番台。
めぐみ「今日は特急乗っちゃいますよ~!」
ももか「乗るの!さすが今回すごいというだけのことはあるじゃない!…いつもと結局変わんないけど。」
なぎさ「前、下呂で乗っただろ。」
めぐみ「あ、そうだった。」
刈谷から31分で、飯田線の始発駅、豊橋へ。
さくら「特急券も買って、これから乗り込むけど」
ももか「やっぱり自由席なのね。」
なぎさ「そりゃそうさ。私ら低予算だから。」
ももか「そうよね。特急でグリーン車なんか夢の話よね。」
めぐみ「伊那路はグリーン車無いよ。」
ももか「わかってるって。今からグリーン車お願いなんて言ってないからね。」
そしていよいよ乗り込む…
3.豊橋9:08発→飯田11:34着 特急伊那路1号・飯田行き クモハ373-3
ももか「にしても、フルに特急なんて珍しい。」
めぐみ「乗りたかったからね。」
ももか「そりゃわかるよ。大体前乗ったようなあんなボックスで3時間?無理に決まってるじゃない。」
※ボックス:119系など国鉄車両の座席。身延線で3時間に渡って115系のボックス席で移動経験有。
発車。
めぐみ「前に本長篠まで乗ったことがあるから。」
ももか「じゃ、そういうことで私寝るから。」
なぎさ「おいおい。」
ももか「見たことある景色見てもね…、じゃ本長篠で起こして。」
本長篠。
ももか「…何?もう本長篠?」
なぎさ「そうだけど、お前が本長篠で起こせって。」
めぐみ「まだこれからだよ。」
ところで…
さくら「さっき、前にここまで来たって言ってたけど…」
めぐみ「それね。2人はここからまだ乗ってないんじゃないかな?」
さくら「ボクも前から乗りたいとは思ったんだけどね。それで?」
めぐみ「私は前に家族で乗ったことあるんだ。」
さくら「あるの!?」
めぐみ「もうかなり昔だけどね。2人と乗る前が確か、そこまで乗った名鉄の特急が知立を通過してたから。」
さくら「そんな前なんだ!」
※『2人と乗った旅』:2005年10月16日(http://blogs.yahoo.co.jp/mstomato3/19899512.html)
※『知立通過の特急』:現在の快速特急に相当するもので、1992年11月から1999年5月まで昼間の特急上下1本ずつが知立を通過していた。(Wikipediaより。もちろん現在は快速特急も停車します。)
めぐみ「それで中部天竜まで行ったの。」
なぎさ「一応聞くけど、それより前に飯田まで乗ったことって…」
めぐみ「あるよ。でも行きか帰りに高速バス乗ったから…」
なぎさ「お前のバス好きってそんな前からだったんだな。」
めぐみ「そうじゃなくて、バスのほうが使い勝手もよさそうだし速いから。」
なぎさ「で、そっからバス好きになったのか?」
めぐみ「…そうかもしれないね。」
中部天竜。
なぎさ「おまえ、前に中部天竜行ったって言ったじゃん。それってレールパークか?」
めぐみ「そうだよ。それで『トロッコファミリー』ってのがあったんだけどね。」
さくら「『トロッコファミリー』あったね。懐かしい。」
めぐみ「それで、あの時天気よかったら乗ろうかって。」
なぎさ「おや!?」
めぐみ「でも天気悪かったからね…」
そして、それから乗ることも無いまま、『トロッコファミリー』は2006年に廃止となってしまった。
※佐久間レールパークは2009年11月1日をもって閉館となりました。
さくらゆい姉さん「いやー、あんな昔の話が聞けたなんてお姉さんびっくりだ!さあそんなこんなで飯田に着いた一行は次回どうしたのかな?簡単と言って帰るだけなのかな?乞うご期待だ!」
次回
「景色いいけど、降りたら何時間待ち?」
※今回はかなり昔(1997年ごろ?)に実際に飯田線に乗ったときの記憶を混ぜてみました。