さくら「こんばんは。さあ、もうここで話す内容も出尽くしてしまったので何も無いですが…。」

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岡山先生「おっす。」
さくら「あなたはもしや…」
岡山先生「そう、めぐちゃんたちの高校時代の担任の先生よ。」
さくら「そうですか…」
岡山先生「では、時間を2007年9月2日午前7時28分に戻しましょう。場所は茨城県、上菅谷駅です。」
さくら「…ではご覧ください。」

40時間耐久旅行・第5夜
今回の旅の立案者である市川めぐみは急に思い立ってか、日帰りの予定を1泊に変更しマリンスタジアムへと行くことを決意した。
初日は東海道本線、横浜線、中央快速線、総武線で幕張本郷へ。幕張本郷からバスで球場入りし観戦。試合終了後は海浜幕張から南船橋、蘇我、千葉、錦糸町、御茶ノ水、東京、上野を経て我孫子へ。我孫子には宿がなく朝5時まで営業の居酒屋で夜を明かすことにした。話し合いの結果、水郡線に乗りに行くことにした。

2007年9月2日(日)午前7時28分 茨城県・上菅谷駅
ももか「何も無い駅…」


5.上菅谷7:50発→郡山10:50着 普通327D・郡山行き キハE130-8
また新型。しかも結構乗っている。
落ち着こうにも落ち着けない…。

約1時間後、常陸大子で長時間の停車。
めぐみ「あのね…」
なぎさ「どうした?」
めぐみ「どうも落ち着かないの。何でだろう?」
さくら「カーテン無かったから、日差し当たってたでしょ?」
めぐみ「ああ、それで眠いのに暑いから…」
なぎさ「寝れないってか?」
めぐみ「ダメなの、寝れないの。」
なぎさ「寝る気ないだろ。」
めぐみ「寝る気は、ないんだけどさ…」
さくら「でもこれで丸1日寝てないってことに…」
めぐみ「まあ、帰り乗りなれたところで寝ればいいんじゃないのかな?」
なぎさ「それと今まで2ドアで2列と1列だったけど、コレを2列1列のまま3ドアにするっつーんだから、混むのわかってるんだ。せめてだ、3ドアにするかわりにせめて2列2列にぐらいはして欲しかったな。」
めぐみ「席減らして立たせようったってね…」

再び乗る。
めぐみ「あのね、ここで言うのもなんだけどね…」
なぎさ「何だ、何か言いたいのか?」
めぐみ「今水郡線乗ってるんだけど、前は常磐線から直接急行列車が乗り入れてたんだって。」
なぎさ「ああ、そう?」
ではここで、常磐線・水郡線直通列車の歴史を記しておこう。(出典:Wikipedia)
1958年(昭和33年) 上野駅 - 矢祭山駅間を運行する臨時準急列車として「奥久慈」運行開始。当初は週末に運行されていた。
1961年(昭和36年)3月 臨時列車ながら毎日運行される上野駅 - 磐城石川駅間運行の「奥久慈」を増発。
10月1日 磐城石川駅発着の「奥久慈」を定期列車化。
1964年(昭和39年)5月1日 臨時列車の扱いながら福島駅直通列車として以下の準急列車の運行を開始する。
「スカイライン」(水戸駅 - 福島駅間)
「久慈川」(上野駅 - 磐城石川駅 - 福島駅間)
10月1日 「スカイライン」「久慈川」定期列車化。また、「奥久慈」に常陸太田駅発着列車を併結開始。
1966年(昭和41年) 準急列車制度改変に伴い、「奥久慈」「スカイライン」「久慈川」急行列車に昇格。
1968年(昭和43年)10月1日 ヨンサントオダイヤ改正により、「スカイライン」廃止、「久慈川」は「奥久慈」に名称統合。
なお、旧「久慈川」であった「奥久慈下り1号・上り2号」は郡山駅までの運行となる。また、この時点で全区間を通して急行として運転する列車はなくなり、途中の常陸大子駅より郡山方向は普通列車として運行される。
1983年(昭和58年)4月30日 「奥久慈」の急行列車区間が常磐線内のみとなる。
6月 - 「奥久慈」1往復廃止。
1985年(昭和60年)3月14日 「奥久慈」定期列車として廃止。
めぐみ「それで考えたんだけどさ、コレの高速化対応・協調運転対応バージョン作って、上野に乗り入れたら面白いんじゃないかなって…」
なぎさ「で、かつての急行みたいに、特別快速として…」
めぐみ「そうそう。」
なぎさ「お前、結構腕あるな。」
めぐみ「いや…」

乗車から3時間後、無事に水郡線を乗りとおすことが出来た。

6.郡山11:19発→黒磯12:21着 普通2134M・黒磯行き クモハ701-1023
1年前の東北旅行で出くわさなかった車両。1年前に夜通ったルートで、今回は逆に、昼間通るので景色が楽しめるはず。
しかし眠気が…
ももか「アンタ寝てないでしょ?寝ればいいじゃないの。」
めぐみ「何言ってんのよ、ももちゃんこそ寝なさいって。」
ももか「私は十分寝たわよ。寝てないでしょ?」
めぐみ「寝てないけど…」
そして…
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なぎさ「寝てんじゃん…」

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さよなら東北…

7.黒磯12:35発→宇都宮13:25着 普通1554M・宇都宮行き クモハ211-1011
ありがたきボックスシート。

めぐみ「暑い…」
ももか「カーテンあるんでしょ?」
めぐみ「え?」
ももか「カーテンを閉めなさいって。」
カーテン閉めた。
ももか「…寝なさいよ。」
めぐみ「寝ようとは思うんだけどね、暑くて…」
50分間はよく覚えていない。

8.宇都宮13:39発→戸塚15:59着 快速4150Y・逗子行き サロE230-1008(グリーン車利用)
熱海までグリーン車を利用することに。せっかくなのでIC媒体を利用。
なぎさ「せっかくだからさ、ICのグリーンも体験ってことだろうし。」
めぐみ「ま、私たちが乗れるのも年に多くて3回ぐらいだろうしね。」
ももか「あのさ、もしかして紙のグリーン買うと何かがおこるとか?」
なぎさめぐみ「……。」
さくら「…あるんだ。」
IC媒体にグリーン券情報を読み込むので、『グリーン券自体』はでてこない。昼食を買い込み、グリーン車へ。
なぎさ「モモ、上のランプが赤ければ空いてるから。」
ももか「カード当てれば緑に変わるんでしょ?」
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(引用:Wikipedia)
ももか「あ!変わった!」
そして…
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名古屋まであと約480キロ、旅の終わりは近い―

岡山先生「ひょっとしてあなたも?」
さくら「大学からご一緒の森川さくらです。」
岡山先生「どう?楽しい?」
さくら「こういうの結構好きですから。」
岡山先生「ありがとう。ではグリーン車に乗り込み、後は帰るだけのめぐちゃんたち。」
さくら「次回、40時間旅行最終回です。」