あらかじめお断りしておきます。管理人の1人旅をベースにしておりますので、少し無理が生じます。そして足りない分は妄想劇で補っております^^。
では、青空フリーの続きをどうぞ。
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旅好きな女子高生市川めぐみは、今回も友人の姫路ももかを”旅”に誘った。すると、転校生の黒坂なぎさが話に食いつき、旅に同行することになった。今回はJR東海の名古屋地区が乗り放題の『青空フリーパス』を使った、いわば『春の遠足』である。
3人はまず亀山を経由して松阪へ。そして次は伊勢鉄道経由の快速で名古屋に戻る。そして名古屋から今度は関ヶ原へ向かい、特に何もせずに大垣に戻ったのだ。

2005年4月29日(金)午後3時16分 岐阜県・大垣駅に到着

7.大垣15:22発→美濃赤坂15:28着 普通4217F・美濃赤坂行き 313系300番台
実はお目当てであった美濃赤坂支線。荒尾の手前までは関ヶ原へのルートと同じで、そこから分かれる。荒尾からすぐに美濃赤坂に到着。
ももか「お目当てならそう最初に言ってくれればいいのに。」
めぐみ「そうだったね、ごめん。」
ももか「ごめんって何回言ったらわかるの?甲府のときもそうだったでしょ?」
なぎさ「ちょっと首突っ込むようで悪いけどさ、仮に行先知ってたら行かなかっただろこんなマイナーなとこ。」
ももか「…行かなかったね。」
なぎさ「ひょっとして、めぐみのことが好きなのか?」
ももか「な…、何言ってんのよ…。」
めぐみ「黒坂さん、今私の名前言ったよね…。」
なぎさ「…それで?」
めぐみ「今度の万博一緒に行かない?」(※2005年当時、学校行事という名の昔話です。また、万博の話の公開は未定です。)
なぎさ「…いいのか?」
めぐみ「当たり前じゃない!」

8.美濃赤坂15:43発→大垣15:50着 普通4216F・大垣行き 313系300番台
9.大垣15:55発→岐阜16:06着 特別快速5114F・浜松行き 313系0番台

折り返しもあっという間だ。そして大垣から岐阜へ。岐阜で高山線に乗り換える。

10.岐阜16:27発→美濃太田16:59着 普通1725D・高山行き キハ48型
ももか「で、次はどこなの?」
めぐみ「次は美濃太田を回って中津川に行こうと。」
なぎさ「岐阜県を横断しようと?」
めぐみ「まあ、そうだね。」
高山行きとだけあって、デッキつきのキハ48だ。
めぐみ「ここでこれ(デッキつきのキハ48)に乗るとはね…。旅って感じするね。」
ももか「だから私はそんなのわかりません!」
なぎさ「これ高山まで行くんだろ?いい旅できそうだな。」
ももか「なら2人で行ってきなさいよ。」
なぎさ「…モモ、それ本気で言ったのか?」
ももか「…今、私のことモモって…。」
なぎさ「呼んださ。それで?」
ももか「2人で行けばって言ったら黒坂さんがそれ本気なのかって。」
なぎさ「そうだった。」
ももか「そんなのウソに決まってるじゃない!人数多い方が楽しいもの。」
なぎさ「…そうか、そうだよな…。…じゃあ、私がお前を連れまわすって言ったらどうする?」
めぐみ「それは私のやることでしょ?」
なぎさ「だよな。」
3人「ハハハハハ…」
32分で美濃太田に到着。高山に行くことはできないので降り、太多線に乗り換える。

11.美濃太田17:08発→多治見17:39着 普通346D・多治見行き キハ11型
いたのはこの区間ではおなじみのキハ11。旅気分はキハ48とはまた違ったものになる。(余談だがキハ47はさらに違ったものになる。さらに余談だがJR東海にキハ47は5両しかない。)
もっとも乗車時間31分ではあまり意味が無いのだが。

12.多治見17:47発→中津川18:24着 セントラルライナー17号・中津川行き 313系8000番台
セントラルライナーは本来310円の追加料金が必要だが、多治見から中津川までは追加料金なしで乗ることができる。
めぐみ「やっぱりちょっとリッチな感じするね。」
なぎさ「それでタダになるこの区間をこれに乗るのか?」
めぐみ「それもあるね。」
しかしやはり転換式座席。
めぐみ「これで金取るっていうのもね…」
なぎさ「ホームライナーとの差がな…」
ももか「もう帰ってから2人で話してよ…」
中津川まで37分快適な旅、…ってこれ無料区間の方が長くね?
なぎさ「お前の感想かい!」
めぐみ「ああ、ごめん。それともうこれ以上乗ると遅いから帰ろっか。」

13.中津川18:47発→金山19:59着 快速5738M・名古屋行き 313系1500番台
一般快速で名古屋に帰る。先ほどの8000番台と違い、1500番台はやはり背もたれが薄っぺらい。
なぎさ「ああやっぱ違うわ。さっきの方が豪華だった。」
しかしさすがは313系。快適に過ごせる。
そして何も考えることも無くただ時間が過ぎていった。
しばらくして黒坂さんの方を見ると、涙を浮かべているように見えた。
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なぎさ「…ごめんな。迷惑だったら…」


めぐみ「迷惑じゃないよ、だって大切な仲間じゃない。」
なぎさ「…また、誘ってくれるのか?」
めぐみ「それさっき言ったよね。また誘ってあげる。」

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なぎさ「…あり…が…とう…。」

黒坂さん
は泣いてしまった。一緒に旅ができたこと、そしてまた一緒に旅ができることがとてもうれしかったのだろう。





午後7時59分、金山に到着。


金山で解散のとき黒坂さんは
とても満足そうな笑顔だった。
こうして、黒坂さんの旅は始まったのだった―

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♪そんなふうにそんなふうに 僕は 生きたいんだ

















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♪生きて いきたいんだ














この物語は、『管理人のノンフィクションの旅行記』を基にしたフィクションです。登場するキャラクターは架空のものです。