8-Aug-2016 外科受診、各検査クリアで通常経過観察に復帰 | 大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

「治療は患者との相互理解のもとに行っていくものである」という考え(アドヒアランス)に同意し、情報を集め分析しています。
「治療は医師の指示に従う」という考え(コンプライアンス)だけで、がん治療を乗り切れるとは到底思えないからです。


先週に各検査を行い、昨日外科を受診してきました。腫瘍マーカー、造影剤を用いた胸部腹部CT検査、大腸内視鏡検査を全てクリアしました。

 


しかも、肺転移切除後に残った一つのがんの疑いも、抗がん剤も使わずに微細なまま半年不変ということで、「がんではないだろう」という結論になりました。つまり現状では、目に見えるがんは無いということになります。

 


次回診断から通常の経過観察に復帰することになりました。具体的には、3ヵ月毎の腫瘍マーカー、6ヵ月毎のCT検査、1年ごとの大腸内視鏡検査となります。

 


経過観察と述べていますが、正確には「再発巣切除後のサーベイランス(調査監視)」となるはずです。詳しくは大腸癌治療ガイドライン 医師用 2014年版の「大腸癌手術後のサーベイランス」の項目を参照してください。

 

 

 

 

腫瘍マーカーは、CEAが1.1(基準値0-5)、CA19-9が2以下(基準値0-37)となっています。

 


私の場合は、原発巣の直腸癌切除前のCEAが17.7、切除後が2.1となったことにより、CEAが目安とできます。CA19-9は原発巣切除前でも殆ど反応を示さなかったことから、当てにすることができません。

 


ただし、転移性肺がん切除前後においては、CEAも基準値内低値のままでしたので、注意が必要だと思われます。