22-Apr-2016 呼吸器外科受診、肺転移疑いが1個増え切除対象が4個に | 大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

「治療は患者との相互理解のもとに行っていくものである」という考え(アドヒアランス)に同意し、情報を集め分析しています。
「治療は医師の指示に従う」という考え(コンプライアンス)だけで、がん治療を乗り切れるとは到底思えないからです。


この日は、大学病院での呼吸器外科受診、麻酔科外来受診、栄養指導などがありました。


先ず、呼吸器外科受診結果ですが、精査の結果新たに4番目が同じ右肺に指摘されました。


1番目:2015年5月CT検査時発見(疑い濃厚)
2番目:2016年2月CT検査時発見(疑い濃厚)
3番目:2016年3月CT検査時発見(疑い濃厚)
4番目:2016年3月CT検査を精査して発見(疑い)


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上図は「転移性肺がんの基礎知識|東京慈恵会医科大学附属柏病院」からの参照したものです。同ページは私が肺転移治療をする上での基本指針と考えるもので、このブログ開設時からリンクしています。


ちなみに「転移性肝がんの治療戦略|九州医療センター 肝臓センター」は、肝転移はありませんが、私が肝転移治療をする上での基本指針と考えるものです。


尚、上図を見たとき左と右の位置関係が理解できませんでしたが、「肺の場所を図でチェック!機能、働きも解説!」を見て良く分かりました。


一見次々と癌が出てきてパニックになりそうですが、そうではありません。現出時期は大きく分けて、2015年5月と2016年2月の2回と考えられるからです。


つまり、3番目も4番目も同じ2番目のCT検査時にもあり、極小なためにスライスの加減で指摘されなかっただけのことだからです。


そしてこれらは、あくまでも大腸癌原発巣切除時期前の微小転移が出現したものであり、術後補助化学療法で撲滅できなかったものが、それぞれのタイミングで出現したと推察されます。


尚、私の術後補助化学療法についての考察は別記事で述べたいと思います。


幸いなことに5月中旬の手術予定に変更はありませんが、5月上旬のCT検査で色々と最終確認することになっています。


現在の診断名は「転移性右肺癌の疑い」、予定している手術方法は「胸腔鏡下右肺部分切除術(術前マーキング)」となります。


術前マーキングとは、4番目が5mm未満の極小であり、場所も表層部ではないために、手術時に発見できないため(指先でごま粒を探るようなもの)に行うものです。


放射線科医がCTをリアルタイムに見ながら、4番目近くまで、背中から針を刺すのだそうです。部分麻酔で痛いようです。イメージするとやや怖いです(笑)。


所要時間は、術前マーキングが30分~1時間、手術が2時間を予定しています。


次に、麻酔科外来ですが手術時の麻酔説明がありました。基本的に直腸癌手術の時と同じですが、挿管方法が異なります。左右の肺へ2つに分かれたやや太い管を用いるようで、手慣れたプロが担当するようです。


最後に、栄養指導についてです。食事回数と食後血糖値の推移について、私は大きな誤解をしていました。


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このグラフは普通に見慣れたものですが、私は同じカロリー総量のものを1回と2回や3回で分けた場合と勘違いしていたのです。このグラフの夕食は全て同じ1000カロリーなのにもかかわらず、大きな差となります。


1~2ヵ月程度の平均血糖値を見るHbA1cが良好だとしても、食後血糖値が高くなり、合併症の起因となることも考えられます。食事を抜いた状態や寝起きなどでは、軽い飢餓状態になるので、その状態で大量のカロリー摂取は高血糖を招くようです。


やはり、朝軽めの3食が大事なのですね。この日の大学病院内レストランでの昼食は、コンビネーションサラダと日替のチキン醤油ステーキランチにしました。


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