8-Feb-2016 外科受診、8割以上の確率で肺転移再発がほぼ確定か | 大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

大腸癌(直腸癌)とある患者の所感

「治療は患者との相互理解のもとに行っていくものである」という考え(アドヒアランス)に同意し、情報を集め分析しています。
「治療は医師の指示に従う」という考え(コンプライアンス)だけで、がん治療を乗り切れるとは到底思えないからです。


今日は約4ヵ月ぶりの外科受診でした。先週末のCT検査結果が主題となりました。


結論から述べると、8割以上の確率で肺転移再発がほぼ確定とのことです。右肺の上中葉と下葉部辺りの2ヵ所に、7mmと4mmの影像がありました。CT検査で異常がみられてからの経緯は下記の通りです。


2015年05月(術後1年、術後補助化学療法XELOX完了時からは4ヵ月目):腫瘍マーカーCEA値 1.2 | 大腸内視鏡検査 問題なし。下行部の一部につっぱるような箇所があるものの、全体的に炎症もなく非常に奇麗な状態で、縫合部も良好でした。 | CT検査 右肺に3mmの影あり経過観察となりました。影が極小であり、他の要因も排除できないため、癌であるかどうかは5分5分で、癌だとしても手術が可能であり、進行は遅いだろうとのことです。


2015年09月(術後1年4ヵ月):腫瘍マーカーCEA値 1.1 | CT検査 右肺に6mm(3mmからの増大)の影あり、引き続きの経過観察となりました。主治医の経験に基づく勘によれば、7:3で転移再発癌である可能性が高く、1年位後に手術となるのではないかとのことです。術後2年間は特に転移再発に警戒する必要があり、これから他の場所にも転移再発する可能性もあるので、できるだけ見極めつつ手術をした方が良いようです。また、6mmの大きさの癌自体が他に転移をもたらす可能性はかなり低いうえに、そもそも手術するには小さすぎるのだそうです。


2016年02月(術後1年9ヵ月):腫瘍マーカーCEA値 1.0 | CT検査 右肺上中葉部辺りに7mm(6mmからの増大)と右肺下葉部辺りに4mmの影ありました。8割以上の確率で肺転移再発がほぼ確定とのことです。2個目が現れたことがほぼ確定の要素となりました。4mmの方については突然現れたというよりは、前回のCT画像に微少で不明なものからの増大のようです。


今後の治療計画としては、現在の病院に呼吸器外科はないために、近隣市の病院を紹介してもらい、今月中に受診するつもりです。直ぐに手術ということにはならない見込みで、次回のCT検査結果を待ってからでも大丈夫なようなのですが、早めに受診しておくことで、両病院の連携がとりやすいと考えたからです。


大腸癌の血行性転移は中下部直腸癌と結腸癌で異なるようです。
 中部および下部直腸癌→肺(肝臓を通過することなく肺へ)
 結腸癌→肝臓→肺(肝臓の病巣から2次的)
大腸癌の進展 転移 イラストでみる大腸肛門病 飯原医院.com


呼吸器外科を受診後にまた経過を報告させて頂きます。