という事で後編~
です!

いつもありがとうございます(^-^)
MCFWit の masa です。
キャブレターもメンテナンス。

息継ぎ症状があると聞いていましたが、
特に感じられずで、空燃比を測定したところ数値が安定していないのでその数値を踏まえての各部のチェックでございます。
一つ確認出来たのは、
メインジェットの取り付け間違い。

このモデルは内側2気筒と外側2気筒でメインジェットの番手が異なり、
内側二つが105番 外側の二つが102番となるので純正の番手で行く場合は取り付け位置に気をつけて取り付けましょう。
全域で少しリッチ気味ですので、
4気筒とも102番か103番辺りにして燃費仕様に振ってもいいかもしれませんね。
スロットルワイヤーも切れかかっていたので交換。

おそらくスロットルコーン(ドラム)にワイヤーを掛ける時にコジッてキンクさせてしまっているのが要因かと。
ありがちなトラブルですね。

スロットルワイヤーの純正品は既に廃盤ですので、代替品で長めのをチョイス。
取り回しを工夫すれば使用に問題はありません。


お次は、冷却水交換。
今回はMoty's さんの M747 への変更なのですが、その交換過程で既に入っている古いクーラントを洗い流す為のフラッシングを行います。
そのフラッシングのサイクルを繰り返すうちに冷却水経路のゴミ等が取れると、
ゴミ等で塞がっていた箇所から冷却水漏れが発生する事もありますので、
古い車両等の場合は、シール、パッキン、ホース類交換が必要になりますので、
多めのご予算をご用意ください。
サーモスタッドもくたくた。

サーモスタッドも純正は廃盤。
他の車種のモノが使えますが、
今回は、スズキ純正部品が手元にあったのでこちらを使いました。

冷却水はMoty's さんの M747

冷却水を注いでヒートサイクルを数回繰り返してしっかりとエア抜きを行います。
そのサイクル中に空燃比も確認。

空燃比センサーはマフラーにボスを溶接して取り付け。

フィーリングと数値を確認しながらセッティングを行います。
また空燃比計を使う事で、
燃料系統なのか点火系統なのかのトラブルシュートも早くなるので、
お客様へ確認し、
問題がなければ空燃比センサーボスをマフラーへ取り付ける作業も有料で行っています。
ブレーキキャリパーもメンテナンス。

キャリパーシールの組み付けは、
グリスではなくブレーキフルードを使います。
ダストシールの組み付けや、ピストンを組み付ける際にはグリスを使ってもいいかと思いますが、
ブレーキフルードで潤滑したほうが後々のトラブルが少ない様に感じます。


つづく?