定期点検でのご入庫。
いつも定期的にご入庫くださるゼファーKai。
今回はエンジンの始動性が本格的に悪くなって来たので、
バルブクリアランスの確認と調整等、
エンジン周りをメインに点検等を行いました。

いつもありがとうございます!
MCFWit の masa です(^-^)
ブログ投稿が、
おおかた1ヶ月放置。
と、なる前に
投稿でございます!
さて、
ゼファーKai。本来であればヘッドを外して
吸気排気のバルブや、バルブシートの当たりを直接確認するのがベターなのですが、
軽症の場合はバルブクリアランスの確認と調整で暫くはしのげます。
重傷の場合は、エンジンに熱が入るとまともにアイドリングも出来ずに、
二次エアを吸い込んだかのように回転数が2000~4000回転くらいまでなにもせずに吹け上がるような症状になっていますので、
その場合は、ヘッドを外してバルブ周りの本格的なメンテナンスを行う必要があります。
作業のほうは、
先ずはバルブクリアランスの確認。
シックネスゲージという平べったい測定器を使ってカムシャフトとバルブリフターとのクリアランスを測定します。
測定方法ですが、
うちの場合はカムシャフトの背中で確認。
基本的には、
気筒番号の何番と何番は測定可となるのですが、その測定方法はあくまでもマニュアルのやり方ですので、
しっかり見るのであればカム山の背中で見るのが確実である。としているからでございます。
ちなみにですが、
ハイカム仕様車。カムシャフトのプロフィールが大きい(広い)場合にサービスマニュアル通りの測定をすると、測定誤差が出て来ますのでそういうカムシャフトを使っている場合は必ずカム山の背中で測定するようにしたほうが測定誤差も少なくなると思います。
というのも、シックネスゲージは対象箇所に差し込んで引き抜く時の感覚が大切。
ですので、繋がったままだとその感覚が鈍るので一枚づつにバラして使っています。
吸気側1番2番
排気側4番がきついですが、
ボクの考えでは全体的にまだキツイのと、
使用しているオイルを考慮するとまだ広げられるのと、
あまりにもバラバラ過ぎ。
なので調整しましょう。

シムを取り出してシムの測定。
ゼファーKaiのシムはZX25Rと同じですので、
まだまだ新品が手に入ります。

シムの測定値。

ある程度はシムの場所を変えれば狙う数値にはなりますので、
足らずを手配という形になりました。
仕上がりの数値はお見せ出来ませんが、
ばりっと揃えて、ハイカムの指定値に近い数値で仕上げてはいます。






