オーリンズ | MCFWit 自由人masaのブログ

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四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。

ショックアブソーバーのフルード交換をご依頼いただきました。




いつもありがとうございます(^-^)

MCFWit の masa です。


先ずはフロントフォーク。


ダンパーフルードはこの様な色味に
焼けているというか劣化というか、
もともとはクリアーな色味ですので、
目でみても使用感はありますね。


オーリンズのフロントフォークといえば、
内部の仕上がりがとにかく美しいんです。


スプリングからダンパーロッドまで、
とにかく無駄なフリクションが発生しないような作りが印象的です。


お次はリアサス。


リアサスのフルードはこのように黒ずんでいました。


内部の汚れが少し気になったので、
バルブやシムもバラして洗浄。




そしてオーリンズTTXといえば、
ツインチューブ機構。




それと、
オーリンズならではの減衰力調整用のロッド。
ラッパ状といいますか、
なんとも表現が難しいのですが減衰力調整ダイヤルを回す事でダンパーフルードの流量がリニアに変わる仕組みが採用されています。


リアサスペンションも内部までキレイな仕上がり。


TTXシリーズはフルード充填後のエアー抜きが少し困難。
ダンパーケースをいろんな角度に傾けながら、
軽く振動を与えたりと徐々にですが時間を掛けて出来るだけエアーを抜いて行きます。


今回は真空ポンプで2時間
手動で1時間ほどで許容範囲内でのエアー抜きは完了。

リアサスペンションはフリーピストンを使ったガス加圧式ですので、
ショックアブソーバーフルード充填後は、
窒素ガスを充填します。

ガス加圧後に、ダンパーロッドの動きが不規則であった場合は内部のエア抜き不足などが考えられるのでそうい場合はやり直しとなります。


今回も、
フロントフォーク、リアサスペンションに使用したダンパーフルードはもはや当店では定番の、
Moty's さんの M381SAF
SAF←はショックアブソーバーフルードの略でございます。


フロントフォークやリアサスペンションのフルードもエンジンオイルと同じく、期間や熱等でも劣化が進んでいきます。

ショックアブソーバーフルードを定期的に交換する事で快適な足回りを長く楽しむ事が出来る。

かもしれませんね。

といったところで👋