スプロケットハブの加工でございます。

いつもありがとうございます!
MCFWit の masa です(^-^)
とある車種用のリアホイールをとある車種へ流用するために、加工されたスプロケットハブ。
壊れていなかったので特に問題はないのでしょうが、気になりますのでこちらのスプロケットハブを加工させて頂きました。

スプロケットの取り付け自体はある程度肉厚が確保されていましたので、100馬力も出さなければ問題ないかと思いましたが、
どうしても気になったのが、こちらの寸法。
後々を考えて、
このハブを使うのであれば補強して使う。
新品はもう廃盤ですので、
中古が見つかれば切削加工をして持っておけば予備になる。
という流れで、
現物を加工しました。
気になる箇所でもあるベアリングハウジングの付け根を補強をしたかったので、
交換する消耗したスプロケットを熔接補強材として切り抜き。

スプロケットから切り抜いた補強材を入れる前に、一つ目の補強としてベアリングハウジングの根元をアルゴンで肉盛り。

この上に先ほどの補強材をはめ込み、
全周アルゴン熔接で固定してさらに補強。

スプロケットのオフセットがまだ合いません。
ちなみに元々取り付けられていたスプロケットはこのように削れ、
測定したところ約1mmオフセット量が足らず。
調べてみたところこの車輌の様に、
チェーンサイズをコンバートするのであれば、
ドリブンスプロケットを1mm外側へオフセットさせる必要があるとの事ですので、
今回の加工により発生したであろう誤差も考えて1.5mm のスペーサーを切り抜いて用意しました。

仕上がった現物を測定すると、
欲しいスペーサーの厚みは、1.3mm 必要なのですが、手持ちに 1.3mm の部材がございませんので、 1.3mm スペーサーは現物合わせ後に考える事にしました。
あとは新品のスプロケットを用意して、
実測にてチェーンラインを確認しながらの作業となります。
といったところで👋