NSR80 の メンテナンス
前後サスペンションのメンテナンスを行いました。

いつもありがとうございます!
MCFWit の masa です(^-^)
リアショックは、
NSF100用をオーナー様がご用意。
NSR80 の純正リアショック からの変更ですので、とりあえずはSTDの状態でしばらく使っていただいた後に、
ショックフルードを Moty's M381 SAF へ変更して違いを楽しもうという流れでしたが、
別タンクのホースの取り回し上、
そのままでは取り付けができず。
分離給油仕様のNSR80に装着するには、
別タンクのホース取り出し向きを変更する必要がありますので、
リアサスの交換については
一旦保留にしたものの、
ボクの好奇心のほうが勝り、
気づいたら
くるっと回していました。

別タンクホースの取り付けは、
バンジョーをバンジョーボルトでの取り付け。
ですので、
向き換えの為にバンジョーボルトを緩めると内部のフルードも漏れてしまいます。
内部のフルードが漏れてしまうとエア噛みなどの問題があるため、
結局は分解してのフルード注入と窒素ガスの充填が必要になりますので、
それならばと分解しました。
NSF100というバイクはミニバイクのサイズではありますが、
生粋のレーシングバイクで、
リアサスペンションもそれなりのモノが装着されています。

小さなサスペンションですので、
ダンパーのストロークは数センチしかございません。
そのほんの数センチで十分な減衰力を発生させる為に沢山のシムが入っています。
このシムの枚数や大きさを変更すると、
ダンパー特性の変更が可能になりますが、
当店ではそこはノータッチでございますので、
洗浄と点検が終われば元の順番通りに組み立てています。

注入するフルードは、
Moty's さんのショックアブソーバーフルード。
こちらのショックアブソーバーフルードは数種類の粘度が用意されていますので、
元々注入されていたフルードに近いところを目指してブレンド対応しています。
もちろんこの数種類の粘度から、
現状よりも少し硬め柔かめといった微妙なブレンドの対応も可能にはなります。
ブレンドの比率はご依頼くださったお客様とは共有してはいますが、
その他の方からお問い合わせいただいても、
詳細はお答えしかねますので、
その旨ご了承ください。
さて、
リアサスのほうは、
フルードの粘度を数パターンと、
ガス圧も数パターン試して
ダンパー単体での動き的には良いところに収まったと思います。
お次は、フロントフォークのメンテナンス。
先ずは分解して洗浄。

インナーチューブは機械に取り付け、
軽くラッピングしておきました。

フロントフォークもM381を注入して仕上げ。
リアサスは、
このような感じで車体に取り付け。

別タンクへは、
Moty's さんのステッカーを貼り付けて、
前後サスペンションの組み付けは完了
でございます。

まだまだ続く
NSR80 のメンテナンスとセットアップ。
次回のブログ更新をお楽しみに。
といったところで👋