今シーズンを走りきったNTGCマシーンのメンテナンスでございます。

いつもありがとうございます(^-^)
MCFWit の masa です。
今回のメンテナンスでは、
エンジンコンディションも確認しています。
予算の都合もございますので、
一気にはやらずに順を追って行き
ダメそうならやりましょうという流れ。
先ずはエンジンヘッドカバーを開けてバルブクリアランス測定を行いますのでスロットルなどを取り外し、インテークポートからバルブの当たりを確認。
インテークやエキゾーストポートからバルブの傘を見ればエンジンヘッド周りの作業の方向性が見えてきますし、
ヘッド周りのコンディションもある程度は読めてきます。

こちらの車輌の場合、
今シーズン最初のメンテナンス~セットアップの際にエンジンのフィーリングがもう一つしっくりこないなと感じていたのですが、
今回のチェックでなぜその様なフィーリングだったのかが一つ解けました。
ここで競技車輌なのに最初に見なかったのか?
と、思いますよね?
それには理由がございまして。
NTGCの大会の趣旨を考慮した上で、
エンジンは開けないで参戦するという私のポリシーに準じてあえてそのままでチャレンジして貰っていました。
なぜ開けないかと言うと、
市販車輌に搭載されている吊るしのエンジンと、
開けて組み直したエンジンとではやはり差が出てしまいます。
なので、開けなかったという訳でございます。
場所によっては下限値を過ぎて狭くなっている部分もありましたので、
シム調整で対応したいと思います。
バルブクリアランスについては、
狭めで仕上げる場合もあれば
広めで仕上げる場合もあります。
広すぎると音が出ますので、
基準値内であっても異音としてクレームになる可能性がございますので、
普通に使う分に関しては狭いほうがいいのかなと。
ですが、
機械的に見ると吸排気バルブやバルブシートは当たりがついてくるとバルブクリアランスは狭くなってきますので、
初期は基準値内で狭いよりは広めのバルブクリアランスにしておくほうが個人的にはいいのかなと思っています。

また、
こういうところのクリアランスは、
どこにベストを持って行くのかを考える必要があります。
レースで行くと、
毎レースエンジンを開けて調整もしくはメンテナンスを行うか否かで多少変わって来ますし、
普段使いの場合でも、
20000km毎であるとか2年に一回バルブクリアランスチェックや諸々の調整およびメンテナンスを行うか否かでも設定値は多少変わって来ます。
この辺りのさじ加減というのは、
難しいところでございます。
といったところで👋