色々~ | MCFWit 自由人masaのブログ

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四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。

ZX10Rのメンテナンスも大詰めです🔧


こんばんは👋
いつもありがとうございます(^-^)
香川県のバイク屋
MCFWitmasa です👍️

定休日あけがちょうど月初
なんか気持ちいいですね🌸

長らくお預かりさせていただいている、
ZX-10Rの作業も大詰め。

細かいところをごそごぞと進めています。

フロントキャリパーのメンテナンス。


粗方の汚れを洗い流したら、
キャリパーピストンの点検。


グリスを塗ってウエス等で磨くと、


キレイになりました✨
この後もう一度キャリパーピストンにグリスを塗布し、ストロークさせるとキャリパーのダストシールに着いている汚れを引っ張り出せますので数回繰り返して汚れを拭います。


ブレーキパッドも軽く洗浄。


バイクの場合パッドグリスは使わずに、
熱に強めのグリスをパッドのバックプレート?スチールプレートへ塗布し軽く拭き取ってから組み付けています。


お次は水回り。
ちょっと漏れがあり気になるこの部分は念のため、3WAYパイプとホースを交換させていただきました。


ラジエーターホースのバンドは、
締め込みタイプから、

クリップタイプへ
このタイプのメリットは、
バネの力で常に丸く←ここ重要です
締め付け続けられるためゴムホースにクリップの癖が着いてきても締め付ける力が失われることがないというメリットがあります。


じゃ、締め込みタイプのバンドは?
というと、
ある期間使ってホースが硬くなったり締め付による癖がついたゴムホースだとバンドによる締め付ける力が実質弱まったような状態になり、
結果として締め付け不足となり水漏れの原因にもなります。


それと、
締め付けバンドのもう一つのデメリットとしてはある一定を超えて締め付けると真円が保てなくなり締めているにも関わらず締め付け不良となる場合もあるので最近の車両だとこのクリップタイプに変更になっていたりします。


このクリップタイプのバンドは締め込みタイプのバンドよりも幅が広い為、変更する場合はラジエーターパイプや各ホースの挿し込み代を確認してクリップタイプのバンドを使用するにあたり十分な幅があることを確認してください。


こちらの10Rの場合ですと、
サーモスタットケースへの挿し込みが浅いためクリップタイプのバンドは使えないのでこの箇所のみ通常の締め込みタイプのバンドを使用させていただきました。


ホース類の交換が終われば、
Moty's M747 を注入。


Moty's M747 は精製水で調整されているため、
不凍液としての性質を保ちつつ、優れた熱吸収性能を有したレーシングクーラント。

例えばな話し、
実際には何度か解りませんが、通常のクーラントが一回の循環で88℃の熱をエンジンからラジエーターまで運べるとします。
それがM747だと一回の循環で97℃の熱をエンジンからラジエーターまで運び出せるといった感じ。
※数値はあくまでも例えですのであしからず
m(_ _)m

また、
M747はその特性上、冷却水経路内部の汚れを吸着しやすい性質があります。その性質により古いクーラントが冷却水経路に残っているとM747の効果もじゅうぶんに発揮できませんので、

M747へ交換前に通常のクーラントや水道水を使用している場合はフラッシングを行ってください。

フラッシングの作業が面倒な場合は、
ラジエーター洗浄液の Moty's M750 を注入し、
しばらくの間走行して交換。
もしくはM747を一度入れて同じくしばらくの間走行してからM747を使うと本来の性能を得る事が出来ます。

※ただしM750には不凍液としての性質はありませんので凍結には注意してください。


といったところで今日はこの辺りで👋



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