チェーン引き | MCFWit 自由人masaのブログ

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四国は香川県にて、
株式会社モーターサイクルファクトリーWit
という会社を設立し、バイクの修理やメンテナンス、カスタムなど
を主に生業としております。

当ブログをお読み頂き、
それが皆様がお乗りのバイクや車を楽しむヒントになれば幸いです。

チェーンカットからカシメ~

の、巻き


こんばんは👋
いつもありがとうございます(^-^)
香川県のバイク屋
MCFWitmasa です👍️

じゃらっとチェーンを掛けて、
リアアクスルの位置を確認。

バリバリツとインパクトカッターを使ってリンクをカットして、
カシメジョイントを取り付け。

付属のグリスは全量ブッシュ内に入れ込みます。
ジョイントを挿し込むとほとんど出て来ますが、
全量入れ込みます。

カシメはチェーンメーカーさんのホームページなどに記載されていますのでご確認を。

このピン径の場合は、カシメ完成幅が5.7mm以上となっています。

チェーンのカシメは専用の工具を使えば、なるようにしかならないので便利ですが、
道具を複数人で使っている場合は治具が変形したりすることもありますので、
過信は禁物です。
ボクは必ず自分のモノを用意します。

ちなみに、うちの場合はカシメを失敗してもいいように予備で2つリンクジョイントを用意するようにしています。
スタッフに作業をしてもらう場合でも失敗出来る余裕を作る為と、

私がよくやり直すので…( ´・ω・`)


チェーンを繋いだら、
アジャスターを調整してホイールのアライメントとチェーンラインのいいところを探ります。

チェーンラインは色々と考えがありますが、
ボクの思う優勢順位としては、

ホイールアライメント > チェーンライン

よくある純正採用のスプロケットハブとホイールの組み合わせの場合はですけどね。
ドリブンスプロケットがリアホイールと直結の場合や、
アフターメーカーさんのホイールでよく使われている丸いブッシュをハブダンパーとして使っているタイプなどは微妙~に条件が変わってくる
と思っていますのでその場合優勢順位は=では?とおもいます。

どちらにせよ、
ホイールアライメントとチェーンラインのいいところを狙って調整してはいます。


個人的には負荷が掛かりドリブンスプロケットがチェーンで引っ張られた時にチェーンラインが真っ直ぐになるのが理想では?
と思ってはいます。

チェーンの張り調整が出来れば、
リアアクスルナットの本締め。

メンテナンスのタイミングでは、
アクスルナットやワッシャーを新品にするようにしています。


ナット側を交換するのは、

見た目がキレイ✨

という理由と緩み止めのおまじない的な要素もありますが、
ワッシャーはナットとのあたり面が変形していると最終的に到達する軸力は同じですが締め付けトルクの数値が変動するのを嫌い新品のワッシャーへ交換するようにしています。


さてお次は、
チェーンも掛かりましたのでドライブシャフトナットも締め付け。


締め付けが出来れば、
指定の2箇所を織り込んでロックします。


これは回り止め。
何らかの要因で軸力が抜けてしまうとナットが結果的に緩んだ状態になることもあります。

そうなった場合にナットがスルスルと回転してしまうと、ナットが脱落して大惨事になりますのでそれを防ぐための対策です。

ちなみに、こう言う箇所のナットとワッシャーも毎回新品へ交換しています。


そんな感じで、
大きな作業は一段落。

あとは小ネジやらカバーやらと細々とオーダーしている部品が到着すれば出来上がりでございますので、

今しばらくお待ちくださいm(_ _)m


といったところで、今日はこの辺りで👋




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