先月久々に当選したリサイタルパッシオの帰りに一緒に行った友人が

 「来月はピアノとチェロ演奏で良いかもね。」と言ったので

 「じゃあ!応募しておこうか?」と応募したら今回も当選!ラッキー!それで昨日行ってきました。

 ピアノ奏者の鈴木愛美さんはまた東京音大の修士課程に在学中で初々しい感じでした。司会者の金子さんに選曲の由来を問われ自分の感じている作曲家の曲のイメージを表現するのに適切な言葉が見つからないようで「運命」と言われてその運命的なものを感じたところを聞かれて戸惑っているのも若々しい感じでした。ドイツ・オーストリアの作曲家が好きだそうで3曲ともドイツ・オーストリアですが全体に静かな穏やかな曲が好きなようです。ブラームスのワルツ、モーツァルトの幻想曲ハ短調、シューベルトの楽興の時2番でした。

 チェロ奏者は佐々木賢二さんでアメリカ留学を経て神戸在住で兵庫芸術文化センターの管弦楽団でレジデントプレイヤーをされている方でした。お話がとても面白くて今は野球に夢中だそうです。アメリカ帰りなので大谷翔平さんのチームを応援しているのかと思いきや根っからの阪神ファンだそうです。毎週1回は球場に通っているんだそうです。六甲おろしを引くことになって引いたことがあったそうですが、その時はぼろ負けだったのでもう引かないで!と言われたとか。1度も引かなかった去年は優勝したんで引かない方がよさそうと言いながら乞われて六甲おろしをチェロで演奏してくださいました。会場はリズムに合わせて手拍子が鳴り雰囲気が盛り上がりました。大阪なのでお客も阪神ファン多そう!

 ピアノの共演者の高木竜馬さんとは友人だそうで息のぴったり合った演奏が心地よかったです。曲目はバッハのプレリュード、シューマンの幻想小曲集、ラフマニノフのチェロソナタでした。

 毎月音楽鑑賞できて幸せです。また次の機会が楽しみです。