なんともレトロな本!
ちょっとしたご縁で
手にしました。
もはや骨董品レベル。
主婦之友昭和二十七年五月号附録
「図解式ミシン裁縫独習書」
定価本誌共百六十円


ちょっと待って何年前よ!
70年前か…。
足踏みミシンの使い方が
丁寧に解説してあります。
糸のかけ方、
縫い方、
手入れの仕方、
修理の仕方、
なんとミシンの運び方まで
なるほど、
「独習書」なわけだ。
当時のご婦人方にとっては、
ミシンを使った洋裁のスキルは
大事だったことでしょう。
そういえば、母も伯母も
洋裁をしていました。
自分の服、子供服、
ちょっとした小物など
ミシンで縫っていましたね。
私も、今持っているのは電動ミシンですが、
足踏みミシンも使ったことあります。
といっても私がミシンを使っていたのは
自分の子どもが小さいころ。
あの頃はいろいろと手作りのニーズが
あったのですが、
最近はすっかりミシンとはご無沙汰です。
さて、そんな本の
巻末のコーナー
「ミシンでする内職案内」
そこに内職を得るこつが書いてあります。
ミシン内職は希望者も多く、仕事を取るのは、なかなか容易なことではありませんが、少ない内職を上手に得るには、次のことに注意して、注文者に信用を持たせることが最も大切です。
商品であるという自覚と責任を持つこと
一つでも数多くと思ってい急ぐために、つい針目、縫目も不揃いになりがちで、製品が疎雑になりやすく、不良品が出て、注文者に損害をかけることになるので、これを業者は非常に警戒しています。
期日を正確にすること
「何日まで」と命ぜられたら、必ず約束の期日に間に合わせるようにしましょう。信用のおけるよい製品を作れば、注文者は喜んで内職を出し、工賃も引き上げてくれましょう。
そして、授産場を利用する内職
商店から仕事を受ける内職、
家庭で注文を受けてする内職、
と仕事を得るルート、それぞれの相場が
記載されています。
うーん、今も昔も、
主婦の内職事情は厳しくも、
何とか収入を得たいという熱意。
それを商機とする(いやサポートする)
女性向けの商材。
なんだか70年でもあまり変わりないような。
(残念というかまあ…。)
いまならスマホを使いこなして、
隙間時間で副収入!みたいなノリかしら。
品質管理と期日管理。
これ製造業といわず、
ビジネスでは必須ですよね。
当たり前?かもしれないけれど、
当たり前のことを当たり前にできる。
これ結構すごいことなんだけどな。
仕事が一定レベル(以上)で納期が確実。
確かにこれなら仕事を頼めます。
いや、そんな人に頼みたい!
そんな人、欲しい~!!
これまた、昔も今も変わらないところ。
70年前の主婦たちはどんな思いで
ミシン向かっていたことでしょう。
古い本はいろんなことを
考えさせてくれますね。