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税理士・川﨑由紀子 ~オフィシャルブログ~

川﨑税理士事務所代表・川﨑由紀子のオフィシャルブログ。
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数日前のY新聞のニュース。

フェラーリ売却益数千万円「申告義務分からず」

高級外車の売却益を巡り、国税当局の指摘を受けた複数の個人は取材に対し、「転売益の税務申告は不要と思った」などと釈明する。

 

記事によると、会社の社長さんが

所有する高級外車を転売し、

かなりの利益が出たものの、

申告していなかったとか。

 

モノの売買で高額な利益を上げるのは

そう簡単ではありません。

趣味で持とうが、投資目的であろうが、

転売でそれなりの譲渡益を確保するとは

さすが社長!

潮目の読みは間違いない。

本業も堅調なことでしょう。

 

ところが、この社長さんたち、

趣味で持っていたものを売って

申告が必要とは思わなかった、

個人で売って申告義務があるとは

わからなかった、と主張したとか。

 

国税当局は故意に申告しない所得隠しと

認定したそうです。

 

まあ、そりゃそうでしょう。

確定申告をしたことなく

税金の計算とは無縁な

世の多くのサラリーマンならともかく、

会社の社長さんですよ~。

 

自分の会社の申告はやっているはず。

自分の役員報酬も意識しているはず。

個人の所得税についても

まったく知らないことはないはず?

 

何をどう動かしたら税金がかかるかなんて

経営者はとっても敏感です。

 

それなのに、数千万の利益で

税金の心配をしなかったとはね。

個人が趣味でやっているから

関係ないとは、とても大胆な判断です。

よほど税金に無頓着だったのか…。

忙しくて時期を逸してしまった

だけなのか…。

 

それでも客観的事実から

所得隠しと疑われても

やむを得ないでしょう。

 

世の社長さん方、

法人税だけでなく、所得税のことも

知っておきましょうね。

「もうけ」には税金がつきものですよ~。

申告義務の判定にはご用心あは

 

先週の新聞記事から。

公営ギャンブルの払戻金の

未申告について。

A新聞、Y新聞などが

採り上げたようです。

 

 

競馬や競輪などでの高額払戻金

については大半が申告されていないとか。

(会計検査院の調べ)

 

公営ギャンブルの払戻金は原則

「一時所得」です。

 

一時所得は50万円の特別控除と1/2課税

というちょっとお得な仕組みでは

ありますが、それなりの金額であれば、

当然確定申告が必要です。

ましてや大穴を当てたとなれば!

 

でも、ザクっと8割ほどは

未申告と推測されるそうです。

1回1050万円以上の高額払戻金の合計は

約127億円。うち100億円ほどは

申告されていないびっくり

ぼろもうけ…。

 

所得があれば申告が必要なのは

薄っすらとは?わかっているはず。

でも、ここが人間都合よく解釈したがる。

わからなければいいや。

どうせみんな申告してないし。

正直者が馬鹿を見る。

なんて考えてしまうのかしらん。

それともハウスマネー効果ではないけど

申告するほど慎重に扱うお金じゃない?

 

こうなると、自主的な申告を基本とする

申告納税制度なんて意味がない。

性善説ではとてもやっていけない状態です。

現状でもこのありさま。

それではこれからカジノがやってきたら?

動くお金は桁違い…。

これを野放しにはできないと、

いま、カジノの課税方法について

議論が進められているようです。

 

いったいどうカウントするのでしょう。

個別になんていってもね~。

持ち込んたお金と持ち出したお金の差額

みたいな感じかしら。

国境を越えて、通貨を変えて、

いったいどこまで追えるのか。

いっそ派手に源泉徴収?

 

さて、どうなるでしょうね(・・?

 

少し前の研修について。

テーマは「カジノ・ゲーミングに係る

個人所得の課税関係」トランプコイン

恩田先生が丁寧に解説して

くださいました。

 

税法上の解釈が中心でしたが、

この論点はこれから来そうですよ~。

IRについては賛否両論ですが、

何せ市場規模がすごい!

 

某オフィシャルサイトによりますと、

IR内のカジノで計上されるGGRは

1,488億円と試算されています。

GGRはゲーミング収入のことです。

(GGR:Gross Gaming Revenue)

ググれ、はありません(^-^;

 

この1,488億って売上金額ではありません。

ある意味、売上利益部分なんですよね。

手数料収入とでもいいましょうか。

 

一般的なカジノゲームのエッジ

(差し引かれる手数料)は約2%程度とか。

ということは、約7.4兆円のお金が動く!?

 

2%のエッジが1,488億円なら、

ゲームのかけ金は約7.44兆円!

ゲームの配当は約7.29兆円!

年間でこれだけのお金が動くことになります。

(多少強引ですが、イメージということで)

 

ちなみにJRAの馬券売上は

H28年で約2.7兆円。

 

すごいものがやってくるわけです。

 

で、今回は儲けたプレーヤーの

個人所得課税を検討。

 

歴史的にみて、ギャンブル関係の

所得(もうけ)は一時所得。

ところが、最近はそうとも言い切れない。

例のはずれ馬券訴訟で雑所得との可能性も

十分にあります。

 

それに、収入から控除できる

「収入を得るために支出した金額」

(必要経費)をどう計算するの?

いちいちゲームごとに

勝ち負けなんて記録しないでしょう。

 

まあ、最初に入金した金額と

最後チップを現金換算した金額との

差額が儲けってカウントするのかな。

 

捕捉性をどう確保するのか。

課税側は最も気になるところです。

国をまたぐとどうなるのかな?

源泉徴収するならどれくらい?

どれもそれなりに厄介な話です。

 

仮想通貨も出始めはいろんな情報が

飛び交っていました。

この分野もそれなりの参加人数になれば

公式な見解がでることでしょうが、

問題はそこに行くまで。

 

現状、多くの人たちが

夜明けとともに飛び立とうと

準備していることでしょう。

夜明け前に水面下で動いている

人たちが一番もうかる?

(みんなそう思うよね~)

 

清濁併せ吞むのが世の専門家?

ではありますが、結構いろいろある

ような気がしますね。

(ここはあえてノーコメント)

立場上、所得があれば、適切な納税を

とお伝えします。

もちろん…適切に…ね。

 

しばらく目が離せない分野ですうーん

恒例の女税連秋の連続研修。

笹岡先生のお話しはどのテーマも

とても面白く、かつドキリとします。

 

第1講は改正された事業承継税制について。

 

これもね~、これまでいろいろと

研修やセミナーで勉強していたのですが、

やっぱり笹岡先生の切り口は新鮮!

なんとなく感じていた不安を

ズバリ言い当てられたというかえへ

 

中小企業の事業承継を推進するため、

10年間の時限立法で自社株の贈与税の

納税猶予が大幅に拡大されました。

次の世代に株式を移転しやすくした、

と言えます。

 

使い勝手や手続の煩雑さははともかく

それより当事者の視点はどうなのでしょう。

この制度、基本的に社長は

後継者に株と地位(代表権)を

譲ることになります。

つまり引退勧告です。

 

それでなくてもたたき上げの

創業社長が手塩にかけた会社を

お金(税金)がお得という

インセンティブで、

経営権を手放すでしょうか。

(無理だろな~う~ん

 

そして、これをビジネスチャンスと

とらえる輩たちがいるのも事実。

スケールメリットとコンサル力で

営業が行われているようで。

ま、それはそれでありでしょう。

いろいろな節税スキームだって

ニーズに合わせて法律の範囲内で

知恵を絞った結果なのですから。

 

強烈な立ち位置で自信に満ちた

セールスは魅力的に映るもの。

時流に乗り遅れたくない、

という気持ちを上手に

すくいとってくれます。

 

ただね、仕組みに乗っかって

お得になることがホントにいいのかな、

とは思います。

確かに誰かに背中を押して欲しい

そんなタイミングもあるけれど、

これはちょっと違うようなノンノン

それに後継者だって自分の意向や

諸般の事情があることでしょう。

 

視点を変えて、こちらの事情。

この制度、一度適用すると

相当の期間メンテナンスが必要です。

(継続的に一定の書類を提出します。)

常に要件を満たしているか

チェックが必要です。

会社のB/SとP/Lをずっとウオッチ

しなくてはなりません。

 

実際に自社株の贈与があって

又は相続で自社株を取得して、

それからずっと保有し続けて

それから…

どれくらい時間がかかるでしょう。

それまで事情のわかる専門家が

関与し続けられるでしょうか。

 

その間に、万一要件から外れたら、

本税と利子税が襲ってきます。

ああ、恐ろしい…ガクブル

それなりにハイリスクなのです。

 

時間の経過ともに実績が増え、

ノウハウが出そろうと、

それなりに取説が出回り

運営しやくすなるのでしょうが、

まだちょっと様子見かな、というのが

正直な感想です。

 

○○信託といい、事業承継税制といい、

メンテナンスコストがかなりかかる

はずなのに、どうもそこら辺の手当てが

よく見えません。

コストの負担はだれがどこまで?

責任の所在は?

どこまで関わる(関わって欲しい)の?

 

それなりの報酬で導入だけ請け負う。

で、やりっぱなしえっ!?

それじゃ専門家としてダメでしょう。

 

この取説も欲しいわね。

なければ作るか…

これは一大プロジェクトあは

銀座4丁目で開催中の

「藤城清治 光と影の生きる喜び展」

に行ってきました。

(今どき写真OKなのね)

やさしく力強い影絵に

心が豊かになる思いきら

 

印象的な作品についてひとこと。

 

被災地を描いた作品の1つ、

一本石垣の熊本城。

壊れてなおたたずむ姿、

復興作業用の近代的重機、

おそらく数百年前と同じ夕空、

はかなさと生命力を感じますくすん

時間と空間が凝縮されている、

とでもいいましょうか…。

壁一面の大作もよいですが、

こんな一枚の絵もなかなかおお

 

遠い昔に読んだことがある

『きん色の窓とピーター』の挿絵。

山間の光景と燦然と輝く窓。

あ、覚えてるこの話!懐かしい♪

遥かな丘を仰ぎ見る距離感。

絵に表現された金色の輝き。

空間と色彩が物語の一場面を

雄弁に語ります。

ピーターの憧れる金色の窓とは?

遠い存在への憧憬。小さな奇跡。

自己の再認識。

よく考えたら結構深いお話し

だったのね。

 

個人的には小人とネコたちの舞い踊る

ほのぼのとした小作品が好きかな~。

シャボン玉こびと黒猫虹

銀座にお越しのついでにいかがでしょう。