私が言うのもなんですが。
母は田舎のお嬢さま育ち
大げさに言うと、電車に乗るのも苦手なくらい世間知らず。


なので、父の死去に伴う市役所への届出などの事務作業は、まず無理。


昔のしきたりなら、こういうことは長男夫婦が手伝うんだろうな。
でも、兄夫婦は、葬儀の事前打ち合わせの時と全く同じ立場です。


つまり、兄はうつ病で何もできない。
そして、兄の代わりに長男の嫁として手伝ってもよさそうな義姉も。
私は金子家(嫁入り先)の人間じゃないから」と完全に逃げ腰。


もう!


なら、そういった父の死亡に関わる手続きも、私たちがやるしかない
旦那が忌引で会社を休んでいる3日間のうちに、できる限り済ませよう。


...ということで、通夜の晩に続いて、葬儀の終わった晩も実家に宿泊。
さっそく翌朝から動くことにしました。


-そして翌朝。


旦那と私、母、そして、義姉に「行きなさい」と言われたそうで、兄も付いてきました。


まずは、市役所
父の死亡届けなどの各種届出を行う。
そして、これから各種名義変更などの手続きに必要な住民票、戸籍謄本などの書類を集めました。


次に、銀行
父の死亡を知らせると、資産は凍結。
それを解除するためには、全ての相続人の了解が必要。
母、兄、私が、相続人の全てであることを証明するため、父の誕生まで戸籍をさかのぼることが必要。
知らぬ間にどこかで悪さして、隠し子がいないとも限らないってことね(笑)。


いったんお昼に実家にもどる。

そこでついでに、公共料金など、各種の名義変更。
全てを父から母名義に変えます。
ほとんどが電話連絡で受け付け、後日必要な書類が送られてくるので、それを返送する。


そして、市役所に隣接する登記所へ。
相続のため、母の家、そして兄の家の登記を確認しました。
一応相談窓口が無料だったので「昨日葬儀が終わった父の遺産相続はどうすればいいか」と相談してみました。
すると窓口の女性は、「まだ昨日なくなったばかりなら、手続きなんて...。まずは相続人の当事者間で相続内容を決めてからです。」
と、なんでこんなに早く来るんだ、みたいな対応。
だって、わからないから相談に来たんだもん。


もうもう!


最後に、社会保険事務所
母が父の扶養家族ではなくなり、年金も遺族年金になります。
その場で全ての書類を提出。
大体の額と最終的な通知が1ヵ月後に来るということを教えてくれました。
母が気になるのは、やはりその額。
1人の質素な生活には足りると思いますが、これまでよりかなり減ると、何度も何度も嘆いていました(笑)


さあ、ここまで来たら、もう少し。
父の死亡後の事務手続きには、なんとか目処が立ちました。


あとは、父の戸籍を誕生まで遡ること。
これは私が電話と郵便でやることにしました。


そして、それらの書類が揃った後、銀行口座の凍結解除の手続きと、準確定申告をすること。

残った事務処理は、そんなところです。


そしてそして、落ち着いたら、母、私、兄の相続人の3人で、どうわけるか遺産相続を話し合えばいい。


末期がんの父。生命保険も入ってなかった。
4ヶ月の入院生活、延命措置、ホスピス治療で、父の貯蓄はほとんど使い果たした。

財産らしい財産といえば、亡き父と母の家と、近所の兄夫婦の家

兄夫婦の家は、1/3が父名義でした。


地方都市からも外れたところにある猫の額ほどの庭のついた一戸建て。
資産価値といっても、たかが知れているよ。


これだけのために父の誕生まで戸籍をさかのぼって集めろって。
相続って、ある意味面倒だね。

そして、ガンで亡くなった父の葬儀の当日。


通夜、告別式とも、兄夫婦もその子供3人も参加。

葬儀では、長男夫婦ということで当然、遺族側の最前列に座ってもらいました。


ご来賓の焼香の間、義姉ボロボロと涙しました。


見舞いには1回しか来なかったけど、やっぱり父とも色々な思い出があったでしょ。』
私は、ちょっと皮肉も交えて、心の中でそうつぶやきました。


滞りなく全ての儀式が終わり、火葬も終わり、親族での会食が終わりました。
そして、お骨を家に持ち帰りました。


ほっと一息。


積立をしていた葬儀場での式。

積立の分のほとんどは、祭壇の基礎も基礎の部分に当てた。
それなりの見栄えにするためには、飾りつけや花など、オプションもかなり必要。


一方、サービスの中には、故人の好きな曲のバイオリン演奏や、故人の趣味の品の展示などが含まれていました。

なので、全体的な印象は、充分すぎるほど、豪華。


母はそれに単純に満足。

自分の時も同じようにしてもらえるかどうか、今から気にしてる(笑)


ちょっと私の趣味ではないんだけど。
じゃあ、積立か保険か、そのための資金も準備を怠らないようにしておかないとね。

ガンで亡くなった父の葬儀。


喪主は母。
式場は、ずっと母が積み立てをしていた近所の斎事場。

前日に、その式場と詳細の打ち合わせをしました。
誰に連絡するか、どんな式にするか、などなど。


式場の担当の方が来て、母宅に来て、兄夫婦、私たち夫婦も参加。

でも、兄はうつ病で、事務的な対応は、無理。
そして義姉はと言うと、「私は金子(亡き父と母の姓、私の旧姓)の人間ではないから。」
そう言って積極的に関わろうとはしません。


義姉はとてもシャキシャキとした人です。
兄と知り合う前までは、社会に出て働いていました。
兄はどちらかというと口数が少なく穏やかな人なので、母は「しっかりとした嫁をもらった」ととても喜んでいました。
でも、物事には必ず良い面と悪い面があるもの。
とてもしっかしりていると言うのは、良くも悪くも自己主張が強いと言う面がある。
なので、時によってはとてもキツく感じます
人の気持ちを考えるよりも、まず自分の言いたいことは言う、というような。


今回の場合、『自分は金子家(兄方の実家)の件はノータッチ』という立場をはっきりと取ってました。


こうなることは大体予想はしていましたが。
なので、旦那にはここに来る道すがら、「母と兄を手助けしてあげて」と頼んでありました。


結果的には、母が意外と自分の好みがはっきりしていて(笑)。
特に心配することなく、式を組み立ててゆきました。