そして、亡き父の四十九日もあと数日となったある日。


母からまた電話がありました。

今までにないくらい泣きながら。


お兄ちゃんが会社をクビになっちゃうって...」

開口一番そう言うと、しばらく泣きじゃくってます。


私もびっくり。

兄はうつ病
会社の激務が原因らしい。

会社がうつ病で休職させてたってことは、労災じゃないの。
労災じゃあ、解雇にできないんじゃないの。


私も旦那もずっとそう思ってました。

だから私は母にもいつもこう言ってました。

お兄ちゃん、何が何でも『会社やめる』って言わないようにね。
首にはできないはずだから。
どんなに嫌味を言われても、しがみつくんだよ
。」


それが、解雇って、どういうことだろう。


今すぐって訳ではないみたいだけど。でも11月から会社に居れないって。」


これ以上は、母に聞いてもわからない。


私も旦那も、状況を把握できない


もうすぐ四十九日で旦那も私も実家に行くので、その時に詳しく話を聞くこととしました。

そして、9月の半ば近くのある日。


また、母からの涙声の電話。

お兄ちゃんが正美さんに家を追い出されてうちに来た。
離婚届も預かって欲しいって
。」


義姉の署名と印鑑をおした離婚届。
薄っぺらい紙一枚。


とうとう来たか

私はそんな受け取り方でした。


子供が3人もいて離婚なんて簡単には考えないだろう。
そう思っていた面もあったけど。



私も母も、本当の当事者ではないので、何て言ったらいいか、わかりませんでした。
困ったね」とか「どうしようね」、母と私は、そんな言葉しか出ませんでした。



旦那の帰宅後、話をしました。

前にも書いたとおり、旦那は、社会との摩擦を起こす症状は治すべき、と考えています。

ですので、最初に言ったのは、

お兄さん、お風呂に入れた方がいいね。汗臭いと、生理的にイヤになるから。生理的にイヤになると、関係修復が難しいでしょ。」


それはその通りと思いました。

早速母にもう一度電話して、そのことを伝えました。


その後、母は兄に毎日風呂に入るようにいったそうです。
そして、風呂に入っても髪にシャンプーをべったり付けたままでてくる兄。
そんな兄の頭をジャアジャア流したそうです。

そんなことをしばらく続けたようです。
やがて次第に、兄はシャワーを浴びるようになったようです。

母から電話があるたびに「お風呂は言ってるの?」と聞くのですが、幸いいつも「ちゃんと入っている」との答えでした。


この時点では、兄嫁がいない間に家に戻ることもあったそうです。


兄の第一の目的は。
パソコン

兄嫁が言うには、兄はパソコンに向き合ってばかり。
家族とコミュニケーションをとらない。


母はそれを聞いて言う。
私ね、お兄ちゃんの家庭を壊したのは、パソコンだと思うの。」


母は、ガンで亡くなった父についても似たようなことを言っていた。

父が働き盛りの頃は、釣りや写真のなど、多趣味で活動的だった。
だけど、お酒を飲むと気分にムラができる。
そして、大した理由なく怒り狂うときがある。
つまり、酒癖が悪い。


そんな父のことを、影で私に、

お父さんをダメにしたのはお酒だ。」

そして、

お酒は悪魔の飲み物だ。」

とまでも言っていた(笑)


物のせいじゃなく、それと関わる本人の意思の問題だよ(苦笑)

話は逸れましたが。



いよいよ、兄と義姉の離婚が現実のものとなったのでした。


風呂ぐらいで兄嫁の考えが変わるのかな。それはないかな。

暑い夏の父の葬儀が終わり、次の法事は四十九日


葬儀の後のお寺さんとの相談では、10月の第1週の週末が候補。
詳細は後日詰めることとしていました。


それにしても兄嫁
亡くなった父の遺産に兄夫婦の家の1/3の名義がある。
そのことが気になるのか、遺産相続に過敏に反応する。
そして私たち夫婦に当り散らす

いやんなっちゃう



さて、9月のある日、四十九日の相談で母と電話をしたときのこと。


そういえば正美さん(義姉の名)、まだ相続のこと気にしていたよ。
お母さん、それでいいの?』って言われた
。」


...どういう意味?


思わずムッとする気持ちが込み上げてきました。


『それでいいの?』って、私たちが何をしたって言うの!

あなたの生活をおびやかすつもりなんてないよ!

司法書士に頼めばン十万円かかる手続きを自前でやったんだから!

感謝されこそすれ、非難される覚えはないわ!


あー、腹立つー!


私も怒り心頭で、ついつい母にそんなことを愚痴ってしまう。



それを聞いて母まで「私が遺書でも書けばいいんでしょ。」とか言い出す。



違うって。

それじゃあ、義姉の言い分を肯定しているじゃないの。
私はそんなことを言っているのではない。
人の善意を悪意にとるこの義姉の思考回路が耐えられないのよ。



ああ、考えれば考えるほど、腹立つわー。


はー。


仕事から帰ってきた旦那にそのことを話しました。

お兄さんがうつ病で長く休職、子供を3人抱えてるし、財産を守るのに必死なんでしょ。
でも、さすがに腹立つね。
じゃぁ、義姉さんが納得行く相続協議書の案を書いて持ってきて』って言ってやりたいね



そうでしょー


どんなにエゴな相続協議書を持ってくるやら。
いやその前に、さすがに自分の言動の浅はかさに気がつくでしょ。


でも後日。

兄嫁が何でこんなにカリカリしているのか。
予想以上の事実が徐々にわかってくるのでした。