旦那が兄について心療内科に行った件。


義姉にも内容を伝えようと、母から声をかけてもらいました。


義姉は、実家の玄関先にやってきました。
ですが、そこから上がってこようとしなかったそうです。

そこで、旦那が玄関先まで行き、義姉に話をしました。


2つの内容。
会社を解雇された件をどうするか。
そして、うつ病はどんな状況か。


会社を解雇された件については、もし激務が原因だからと労災で争うとする場合、それを証明をする必要があります。
 これは一般的に難しいと言われていますし、万が一成功したとしても、会社にいづらい状況になるかも知れません。
 極端な話、ほんの些細なことでも懲戒免職されるリスクがあります。
 会社はお兄さんを成績不良と判断していますが、普通解雇なので、退職金も規定通り出るし、会社都合なので、失業保険も満額でます。
 ここは、労災を争うのは得策ではないと思います
。」


ここまでは、義姉はだまって聞いていたそうです。

旦那が続けます。

心療内科ですが、お医者さんは、典型的ではないが、間違いなく『うつ病』だと言ってます。
 病気のせいで、判断力も鈍ってしまうこともありますが、うつ病は治ります
 大変だと思いますが、できるだけのみんなでサポートします
。」


ここでまた義姉は、大きな声で一気にまくし立てました。

本人が変わらない限り、ダメなものはダメです。
 うつ病のことなんて、全部調べて知っている。
 もう私のすべきことはない。
 金輪際、一切関わりたくない
。」
 
そう言って思いっきりドアを閉め、出て行ってしまったそうです。


これまでも、私が何かアドバイスをすると、
そんなこと当たり前、そんなこと知ってる

と木で鼻をくくったような態度のプライドの高い義姉


うつ病のことも兄のことも、全部知っていて、全部やったんだと。


こちらは一生懸命心配して尽力しているつもりだったけど、余計なことだったのね。


思ったよりも兄夫婦の溝は深い。


そして後日、それが私たち家族を含めての溝になることを実感する件もありました。

兄の通う心療内科に同行した旦那。
兄が間違いなく「うつ病」であることを確認。
そして、相手によっては人間らしい表情をできることを確認。


裏を返せば。

義姉は兄を「病気ではない、がんばりが足らない」と言い立てる、攻める。
そして、食事や会話をなくし、家庭で孤立させる、抑圧する。
兄はすっかり人間としての尊厳を失わされてしまった
病気の裏には、兄の能面のような無表情には、実はそんな家庭環境があったようだった。


そしてもう1つ。

私が旦那に持たせたプリント。

サクラ詐欺」の手口を記して注意を喚起するもの。
サイトをプリントしたもので、3枚ほどの分量。


旦那はこれを兄に見せて諭したそうです。


お兄さんが引っかかってるのは、これですよ。読んでみて下さい。」
その説明に、母は納得の表情。


一方、兄は。

そのプリントの1枚目をチラッと見ただけで置いてしまったという。


母が「お兄ちゃん、どう思うの?騙されたことがわかった?」と聞くと、
しぶしぶのように「わかった。」と言ったらしい。


その後の話でも、「そういう金持ちの世の中にはいるんだな、と思った」とか「最後にはおかしいと思った」とか。
一定の反省は示すものの、反応はまだまだ鈍い。


第一、プリントをちゃんと読もうとしない。


これはまだやばい。


それが、旦那の感想でした。


どうして「2千万円あげる」なんてことを簡単に信じちゃうんだろう。
こんなに証拠をつきつけても、まだ半信半疑なんだろう。


これ、うつ病だからかな。

亡き父の四十九日明け。
翌日の月曜日。
旦那は会社に年休をもらい、再び、私の実家へ。


そして、兄と母を連れて、兄の通う心療内科に同行しました。


兄が、うつ病発症後3つ目の病院として通院するO市の心療内科。

母が住み兄が身をよせる実家からは車で小一時間くらい。


この心療内科では、患者が社会復帰のための簡単な訓練も行っている。
それもあり、兄が働いている会社が選んだ。


義姉は、この病院で「(兄は)うつ病ではないと言われた」という。
義姉は、この病院で「離婚は考えたことないのかと言われた」という。


一体、どんな病院なんだろう。


診察時間には少し早く着いたとの電話連絡が、まず旦那から。


その後、数時間して、今日の診察の結果を教えてくれました。


主治医の先生は、30前半ぐらいの若い男性。

旦那は、兄夫婦の関係が悪化していることを簡単に医師に伝える。
その関係で病名を明らかにする必要があることを伝える。


そして、単刀直入に「病名は『うつ病』ですか」を聞いたそう。


すると、医師は大きくうなずき、はっきりと、「典型的とはいえない部分はあるが、うつです。」


つまり、性格的に、物事を自分勝手に判断して結果的に間違えてしまったり、人とのコミュニケーションが得意でなく正確に意思を伝えようとしない部分がある。

なので、会社の復帰訓練のテストで最も肝心なときに、このテストがさほど重要ではないと勝手に判断してしまったとか。

会社が兄の復帰をサポートするために選んだ医師なので、そういう観点からの言葉だったそうです。


それは、うつ病との関連というよりも、解雇に至った原因。
それが、解雇になったのは、うつばかりではなく、性格的な部分もあったのでは、ということ。

会社による兄の解雇理由は「成績不良」。

医師のその診断は、その解雇理由を説明するもの。

でも、「うつはうつです」と。
診断書も出せるといいます。


実際、かなりの量の投薬もされています。


会社に復帰するという目的があったので、強めのものを投与していたのも事実といいます。


これからは、まずは日常生活を送れるようにすればよいのかな。
投薬も軽く出来ないのかな。


そんなことも考えました。


診察を待つ間、旦那が見た光景。

長い通院の兄には、病院に『うつ病仲間』がいる模様。
その仲間と「会社を解雇された」と困ったような笑顔で話していたと。

うつ病になった兄が、人間らしい表情を見せていたと。


旦那は驚いていました。


本来なら、ごく普通のことなのですが。
これまでの会社、そして家庭での、抑圧された生活
それが兄を能面のような無表情にさせていたに違いないと、感じたそうです。