NHK「シルクロード」の再放送を見て思ったこと | mこさのブログ

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40代半ばの男が今思うこと



NHKシルクロードの第9集である「天山を貫く 南彊鉄道」の再放送を昨日見たのだが、まだ開通前なのに取材班のために専用列車を手配するという中共の歓待ぶりに驚いた。トルファンを出発してコルラまでのわずか五百キロあまりの行程ではあるけれども、40年前の中国の鉄道はまだ貧弱な蒸気機関車が牽引しており、それも難所である天山山脈越えは国産車ではダメらしくて、山に入る前に満鉄製の機関車に変えていた。これは、当時の中国の機関車は満鉄の設備で生産していると白状したようなもので、それも40年以上前に作られたオリジナルに及ばないというのだから、相変わらずの生産技術である。(笑)
「シルクロード」の番組全般に言えることだが、人民解放軍の全面協力の下、行く先々の西域の人々の歓迎がすごくて、必ず大勢の女と子供が出迎えている。しかし、番組取材当時は中共が東トルキスタンを滅ぼしてからわずか30年程度しか経ってないのだから、ウイグル人の嫌中感情が収まっているとはとても思えない。鉄道により支配を強化するのは中共の十八番であり、南彊鉄道の施設工事によりウイグル人への締め付けが相当強まっていたのだろう。中共の犬HKが今から40年前の番組をわざわざ放送しているのは、日本国内に蔓延している嫌中感情を抑えるためだろうが、行く先々で作り笑いを浮かべていたウイグル人たちの現在の境遇を思うと、異民族には容赦のない中共との融和は決してできないとの思いを一層強くした。また、石坂浩二のナレーションの中に頻繁に出てくる「解放後」という言葉は中共に養ってもらっているとの意味だろうから、「侵略後」や「圧政開始後」の間違いだろうと思った。💢😠💢

追伸
「皆様の受信料」で作られた番組なのにNHKオンデマンドではなぜか有料になっている。たまたまYouTubeに簡体字版(笑)がアップロードされていたのでシェアしておきます。