KOSS Porta Pro Wireless 2.0

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あけましておめでとうございます

 

去年は元日に大地震があったり

2日に大きな事故があったり

ウクライナだけでなく

ガザでも戦争が激しくなったり

つい先日韓国でも大きな事故があったりと

何かと重く暗いニュースが多かったですが

今年は多くの人が平穏に過ごせる年に

なって欲しいですね

 

*****

 

さて

 

昨日「Porta Proとその仲間たち」の記事を

書き終えて部屋を出たところ

扉の前に小さな段ボール箱が置いてあった

Potar Proで音楽を聴きながら

記事を書いていたので

呼び鈴に気が付かなかったが

カミサンが宅配を受け取ってくれたのだった

 

その箱の中身は…Porta Pro Wireless 2.0

 

11月30日にKOSSのオンラインショップで

注文したものが

1ヶ月以上掛かってようやく届いたのだった

 

11月25日に発売になるや否や売り切れになった

このPorta Pro Wirelessだが

過去に売られていたBluetoothユニットが

ケーブルでぶら下がっていたものと区別するために

2.0と呼ばれているようだ

 

クリスマス〜年末に掛けての繁忙期だったからか

アメリカからUPSで荷物が送られるのに

通常は2週間程度なのがひと月も掛かった

トラッキングを見ても中々アメリカから出なかった

ようやく日本に入ったのが12/26だったが

そこからウチに配達されるまで5日間も掛かった

もう年内には届かないものと諦めていたが

何とか年内に届いたという訳だ

 

 

Porta Proのオリジナルモデルは

去年、発売から40周年だった

このWireless 2.0は

その記念モデルという訳ではないだろうが

過去のBluetoothモデルと異なり

完全Wirelessモデルとして発売になった

 

 

オリジナルのイヤーパッドって

こんなにペラペラのものだったっけ…

右側のユニットに操作ボタンがある

筐体はほとんどオリジナルモデルと変わらず

よくこの狭いスペースにBluetoothの

モジュールを押し込んだものだと感心するが

反面スイッチが小さくて操作が

やや行い辛いのはいた仕方ないところか

 

外観で目立つ違いはヘッドバンドが

2本の金属バンドで構成されていること

この2本のバンドが左右のユニットを結ぶ

電気配線も兼ねている

電気が流れているので

特に女性がヘアピン等を付けてこれを装着すると

ショートする危険があるかもしれない

最も、微弱な電流しか流れないだろうから

感電云々はそれほど心配しなくて良いだろうが

ショートによって

ユニット内部が破損する方が心配だ

 

バンドが2本なので張力が強くなり

Porta Proの美点である側圧の低さが

損なわれているのでは?と思ったが

実際装着してみるとそれ程でもない

どうしても気になるようなら

例のComfort Zoneコントロールを

使ってみれば良いかもしれないが

先日Porta Proオリジナルのために買った

ちょい肉厚のYAXIのイヤーパッドは

こちらに付けることにした

 

ただ、幅の調整のためのスライダーの

動きがスムーズとは言い難いのはマイナス点

 

 

仕様を見てみると

周波数帯域が15Hz〜2.5KHz

インピーダンス60Ωと有線のPorta Proと

同じ数値が書かれているだけで

Bluetoothについても

Version 5.2であること以外

コーデックについてなど

詳しい仕様は書かれていない

以前の半有線型がBluetooth5.0で

SBCとAAC対応だったことを考えれば

それ以下であることはないだろう

バッテリーは20時間程度持つようだ

 

 

気になるその音は

有線のPorta Proとどれくらい違うのだろうか

 

私はiPhoneユーザーなので

早速iPhoneとBluetooth接続して聴いてみた

上に書いた通り接続は多分AACだろう

 

正直に端的に言うなら

全く問題ない音

 

一般的にBluetoothは

音声信号を圧縮して伝送するため

その過程で音のディテールが失われ

有線に比べて音が良くないと言われる

ただ、それも以前のオハナシで

技術は進んでおり普通に良い音で聴ける

Porta Proならではのキレのいい低音は健在だし

中〜高音域も不満は感じない

一般ユーザーにとっては全く問題ないハズだ

 

敢えてマニア気取りでケチを付けるなら

音の抜けとか解像度が

有線より僅かに劣っている感じがあり

いやーいい音だ〜という恍惚感が少ない事か…

 

しかし、それ以上に

ケーブルからの開放感が大きい

家の中を歩き回る時も

Wirelessの開放感が実に素晴らしく

ケーブルの呪縛から解き放たれると

Porta Proの本来の快適さが

何倍にも倍増する感じだ

 

私はこのヘッドホンを外に持ち出すことは

多分あまりないと思っているが

これをファッションアイテムの一つと考え

頻繁に外に持ち出す人にとっても

鬱陶しいケーブルがないことは美点に違いない

 

正規代理店経由で日本に再入荷するのは

来月くらいになりそうだが

気になる人は是非買うべきだと思う

個人的にはおすすめ度4.8(5点満点)

左右の幅調整がスムーズでないのが

気になったくらいのものだ

全般的な出来は良く満足できる

 

1月12日 追記

 

音質について

 

上に無線でも十分な音質と書いた

確かに悪くはないのだが…

 

ドライバーは有線無線とも同じ物だと思うが

Bluetoothの方はコーデックだけでなく

DAコンバータやアンプとの関係から

音の違いが出ることになる

 

試しに有線無線のそれぞれで

同じ曲をじっくり聴き比べてみると

 

低音の量感は同じくらいだが

低・中・高どの領域でもキレが有線の方が良い

これは分離感とか解像度といった部分の話

人の声の実体感というか質感も

有線の方が明らかに良い

 

Bluetoothの方はワイヤレスという

その物理的な開放感が圧倒的な魅力となる

ケーブルがあると移動の際に

あちこち引っ掛かったりするし

首を動かすだけでも突っ張り感があったり

ケーブルが衣服の襟などに擦れて

ごそごそとタッチノイズを発するのも不快だ

無線は文字通り

音楽プレイヤーと繋がる線がないため

上記からは全く解放されるので

実際の身軽感は有線とは比べ物にならない

 

有線無線どちらかで悩んでいる人は

音質を取るか身軽さを取るかで決めてみるのも

良いかもしれない

 

4月6日 追記

 

Amazonなどでようやく

国内でも販売開始になったようだ

今までカラバリは黒しかなく

販売されているのも黒オンリーのうようだが…

 

KOSSのHPを見ると

YAXIに対抗してなのか純正のカラーパッドが

発売になったようだが

そのサンプル写真をよく見ると

使われているのは

Wireless 2.0のベージュカラーのようだ

ひょっとすると近い将来

Wireless 2.0にもベージュが出るかもしれない

確実に販売されるとは言い切れないが

欲しい人はもう少し待って見た方が

良いかも知れない

 

私もベージュが出たら買ってしまうかも…

 

4月13日追記

 

…ベージュカラーはやっっぱり出ないのかも…

KOSS HPの写真が黒のWireless 2.0に変わっていた…