嘉之助ニューポット&ニューボーン ウイスキー呑み比べ | 左利きオヤジの晩酌・よもやま

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基本的に【お酒】や【ミニチュア】に関連するつぶやき程度ってことで。

鹿児島の

「海香る蒸留所」

嘉之助蒸留所より

発売された

ウイスキーの

「ニューポット」と

「ニューボーン」

 

詳細を

ラベル記述から

読み取ると・・・

ニューポットは59度で

2018年1月に蒸留。

 

ニューボーンは58度で

2018年2月に樽入れ、

2018年11月に瓶詰め。

 

と、非常に若い原酒で

出荷されている。

 

実際に、

この高さの度数で

ふつ~のペースで

且つ、量を呑むと

速攻で酔っぱらってしまう。

 

なので、

一度にひととおりの

吞み比べすると酔いが早く

メモ取るどころでは

無くなる状態になるので

3日程に跨って

吞んでみた。

 

最初は

ニューポット。

 

嘉之助蒸留所として

初の蒸留された原酒。

 

ノンピート麦芽を

初溜器で蒸溜 したあと

造の違う

2基の再溜器にて

蒸溜した2種類の

原酒をブレンドしたもの。

 

樽詰め前なので無色。

熟成前の素材としての

味わいを感じる1本。

 

ストレートから

口あたりは

高濃度のトロッとした

感触。

麹のような香りを伴う。

 

滑らかな喉越しでは

あるが

後から度数59度が

効いてくる。

 

麦芽の純粋な甘さ?

例えて

超ドライな水飴?とでも

いうような甘み、

フローラルな味わい。

 

次に「1:1」で

トワイスアップと

してみる。

度数は単純計算では

半分?

なので、

エタノール感は抑えられ

華やかな薫り。

焼きたての食パンのような

感じ。

かなり飲み易くなる。

 

それでも

かなりの甘さ。

 

呑みきった後に

感じるのは・・・

 

昔、処方されたことのある

風邪用の「苦い粉薬」を

飲み込んで、

喉の奥に粉っぽさが

残ったような感覚。

 

モルトの甘さって

こういうものなのか

・・・

強烈ではあるが

今後熟成される素材としては

期待したくなるのは

確か。

 

いちおう

ハイボール「2:1」比率も

試してみる。

ウイスキーの

ハイボールだけど

無色。

 

あぁ・・やっぱり

個性が全然に

割り負けしない!

 

若干の酸味が

付いた程度。

 

金属製のスプーンを

舌の奥にあてた時に

感じる味わい。

甘さ苦さを抜いた

ホワイトコーラ?

というような感じ。

 

3パターンの

利き酒を

連続でしたので

酔いが回って

ニューポットは

ここで終了。

 

これは個性的過ぎて

味わい方難しいなぁ

・・・と思った次第。

 

今度は

「ニューボーン」

ラベル表記のとおり

8カ月の熟成品。

このリーフレットは

昨年の秩父ウイスキー祭りで

嘉之助蒸留所ブースで

戴いたもの。

 

同社の長期熟成米焼酎

「メローコヅル」に使われた

ホワイトオーク樽の内側を

熱して炭化させて熟成させて

今回、瓶詰出荷されたもの。

 

熟成と云っても

8か月なので

若い原酒ではある。

 

これも

58度と相当に高い。

 

ストレートから

ほぅ、

ニューポットの時の

甘さはそのまま

残っているようだ。

 

口あたりは滑らか

渋樽感が加わって

ウイスキー感は

出てる。

度数高いので

唇にシビレは残る。

 

次はトワイスアップ

ウッディな薫りが

強めになった。

トロッとした舌触りは

変わらず。

甘さも

ニューポットよりは

穏やかではあるが

それでも甘みは強い。

 

エイジングが進むと

良い感じになる気配は

充分に感じる。

 

今度はロック

冷やしてみると

渋樽感と甘さが際立つ。

とにかく甘い。

 

ここで

チョコレート食べて

甘さを緩和してみる。

結構に甘いやつ。

 

甘みの相殺で

苦みを感じて

丁度良くなった。

 

水割りを試してみる。

「比率は2:1」

かる~く苦みを

含んだ甘さ加減。

 

古木的な風味が

感じられる。

 

余韻にシナモンっぽさ

かすかに感じる。

 

ハイボールでは

どうか。

比率は「2:1」

 

おぉ、結構旨い。

酸味がアクセントになって

甘みが緩和されてる。

ウッディでもある。

割り負けもしていない。

 

ココでまた

チョコレートを

一つ頬張る。

 

そして呑む。

苦みが加わって

良い塩梅。

 

最後にホット試す。

ちょい薄目に「4:1」

それでも濃いほう。

 

立ち昇る湯煙は

蜂蜜を思わせる

甘い香り。

 

甘みと苦みの

バランスが同じくらいに

なってる。

 

後味はスッキリと

ドライ。

 

総じて

何れの吞み方の

個性的な甘さを

どう

バランスよく抑えるかを

考えながら

工夫してみるのも

一献かなぁ・・・と

感じた次第。

 

今後も

嘉之助シリーズは

どんなものが

リリースされるのか

楽しみではある。

 

 

でわ。