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かんうん雑記帳

映画、ドラマ、音楽などについて書いてます。

映画『テイク・シェルター』(2011年、出演マイケル・シャノン、監督ジェフ・ニコルズ)アメリカ
 
 
あらすじ要約
 カーティスは幻視、幻聴、悪夢によって、大災厄が近づいていると直感し、妻子を守るためにシェルターをつくりはじめる。けれども周囲の無理解と、自分は病気なのではないかという不安にさいなまれ、心の休まる時はない。妻はそんなカーティスを決して見捨てることはなく、優しく見守り続ける…。
 
 
感想メモ
 全体的に静かで、物語はなかなか動き出さないけれども、常にある程度の緊張感は保たれているので、退屈せずに見ることができた。
 
 全体的な流れはノアの物語を下敷きにしてそうであるが、神がどうこうということはなく、カーティスは妻子を思い、妻も夫子のために尽くしているという家族愛が描かれていて泣かされる。特に妻の愛情深さは尊敬する。
 
 作中では、どれが妄想で、どれが現実かが判然としないところもあるので、この辺りの判断によって作品の解釈は大きく変わるだろうが、自分としては主人公の予感は、妄想ではなくて、予知だったという解釈をとりたい。
 
映画『オッド・トーマス 死神と奇妙な救世主』(2013年、出演アントン・イェルチン、アディソン・ティムリン、監督スティーヴン・ソマーズ)
 
 
一文要約
 オッド・トーマスは、霊感があり、普通の人には見えないものを見ることができるが、そのため人より先にテロ事件を予期し、それを阻止するために奮闘する。
 
 
感想
 青春ラブストーリー、ファンタジー、アクション、サスペンス…さまざまな要素がふんだんに盛り込まれていて、最後まで飽かずに見ることができる作品だ。
 
 ことにオッド・トーマスのさわやかさ、ヒロインのかわいらしさは印象的だ。ただそれだけに余計にラストシーンは切なくて泣かされる。エンターテイメント作品として、なかなかの良作。一見の価値あり。
 

 ブログタイトルは、「ひっそり雑記帳」としていたけど、このタイトルは既に使用してる方がおられたので、「かんうん雑記帳」に変更してみた。

 
 ちなみに、「閑雲」は「ゆったりと空に浮かぶ雲」の意。