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かんうん雑記帳

映画、ドラマ、音楽などについて書いてます。

映画『サイコパス 地下戦慄』(2015年、出演ミーシャ・バートン、監督マット・ウィン)
 
 
あらすじ
 主人公のエラは友人のモリ―とともに、婚約者の荷物が保管されている貸倉庫に行くが、その扉を開けた途端に倉庫内に潜んでいた“何か”に襲われ、逃げ惑うことになるが、最後に驚くべき真相が明らかになる…。
 
 
感想
 本作の主要キャラにはそれぞれ人には言えぬ秘密があり、それが少しずつ明らかになってゆくところは見ごたえがある。
 
 以下はネタバレになるが…序盤はモンスター映画のようだが、じきに監禁、虐待系のサイコ映画ものだと分かるという展開はおもしろい。 「幽霊なんかより、生きてる人の方が怖い」という話があるけど、こういうサイコ映画をみると、本当にその通りだと思えてくる。
 
映画『ブリッツ』(ジェイソン・ステイサム)
 
 
一行要約
 警官をねらった連続殺人犯と、剛腕刑事との対決を描いた作品。
 

感想
 ブラント刑事(ジェイソン・ステイサム)の暴力性がすさまじい。ダーティー・ハリーが紳士に思えてくるくらいだ。表現というものは、だんだん過激になってゆくものだとすれば、これも進歩ということなのだろう。

 暴力をふるいまくる男と、ゲイとが気が合い、コンビになっているところはおもしろく、事件の決着のつけ方が一線を超えてしまっているところは意外でもあった。遵法精神より、エンタメに徹していて、ある意味、いさぎよい。

 欧米の映画を見てると、ところどころに日本ネタが入っている事があるが、本作にもそういう場面はある。

 こことか、

 ここもだ。

 こういう時は「おっ!」と思ってしまうし、自分的にはアクセントになってていい。
 
映画『ノック・ノック』(2015年、出演キアヌ・リーヴス、監督イーライ・ロス)
 

あらすじ要約
 エヴァン(キアヌ・リーブス)は、よき夫であり、よき父親であるが、二人の女に誘惑され、過ちを犯してしまい、そのことをネタにゆすられることになる。エヴァンは自分の過ちを妻子に知られたくないために、やむなく女たちの言いなりつつも、機をみて反撃に転じようとするのだが…。
 

感想(ネタバレ有り
 エヴァンにも非はあるのだが、親切心が仇になるという展開は気の毒だ。でもいくら道に迷い、雨でずぶぬれだからといって、見ず知らずの人を家に入れたり、パソコンを貸したりというのは、ちょっと無理矢理な展開ではある。世の中にはいろいろな人がいるだろうけれども、そんな人いるかな。
 
 とはいえ本作の終わり方には意表を突かれた。この手の映画では、侵入者がどんなに優勢であっても、最後は大逆転が起きるものであろうし、そうでなくとも大どんでん返しがあるものだろうけれども、本作ではそのいずれでもなかった。ただそれによって、ヤバそうなやつとは関わるな、誘惑には乗るなという教訓がさらに強調されたと言える。